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【こち亀】141巻の全話あらすじ紹介 特撮ライダーのフィギュアは「全部同じじゃないですか!?」 違いの分からない中川は盲腸で入院

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所」141巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2004年8月発売)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 141 (ジャンプコミックスDIGITAL)

●ポリス自転車トライアルの巻

 

ストーリー

両さんが中川の会社も出展している最新自転車の展示会にやってくると、そこには警察用自転車の査定に来ていた部長と署長の姿が。
後日、新葛飾署でエアロアシスタントをベースに製作した電動アシスト自転車が採用となる。しかし、両さんは、電動アシストは署員の体力が落ち、必要ない、その分給料に回してほしいと談判。両さんの愛車「千鳥」と麗子の乗る電動アシスト自転車で勝負をすることに。
だが、勝負の決着の判定をする前に、劇団が使っていたサルたちが脱走したとの報告が入る。両さんたちは自転車でサルを追いかける。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人屯田五目須(署長)、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬

 

電動アシスト自転車の話。この回での麗子は、自転車に乗るためパンツスタイルにネクタイと、いつものミニの改造制服ではない恰好だった。
前巻「新年、新築、新気分!の巻」でウサギ型の建物となった新葛飾署内で、両さんたちが迷う様子も描かれている。
署の備品としての電動アシスト自転車には反対していたのに、檸檬の自転車を電動アシストに改造する両さんは親バカのよう。

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 140 (ジャンプコミックスDIGITAL)

●ゴーストドライバーの巻

 

ストーリー

少女マンガ編集者の竜千士が両さんを訪ねてくる。竜千士が担当している乙姫菜々が車の免許を取って、車が欲しいと言っているのだ。
マンガ家は仕事明けの寝不足と疲労状態で乗ることが多いので、事故を心配する竜千士。絵崎教授が以前に作ったラジコン操縦できる安全運転カーを借り受け、両さんがこっそり代わりに運転をすることに。
だが、運転に自信を持った乙姫は626馬力のスーパーカー・SLRマクラーレンに乗り換えると言い出す。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、竜千士氷、乙姫菜々、絵崎コロ助

 

免許取り立ての乙姫に代わり車の運転をする話。かつては、少女マンガ誌「サファイア」に「ロボ刑事番長」を連載していた両さんだったが、連載終了になっており、それどころか出版社を出入禁止にされていた。
SLRマクラーレンに乗り換えたときには、ボンネットの隙間に両さんが入れるように改造を施すが、スピードを上げるとスーパーチャージャーの熱をモロに受けるという拷問に近い仕様になっていた。

 

メルセデス・ベンツ・SLRマクラーレン - Wikipedia

 

タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.317 メルセデス ベンツ SLR マクラーレン 722 エディション プラモデル 24317

●あこがれライダーの巻

 

ストーリー

特撮ヒーロー「御面ライダー」の話題で盛り上がる両さんと本田。新葛飾署で、そのライダーの撮影が行われると聞いて、見学に。監督に出会うと、両さんは全シリーズの変身ポーズを披露し、その熱意を伝える。
大ファンの両さんは、監督のムチャな要求を次々に快諾。新葛飾署のうさぎ型の外観は迷彩柄にペイントされ、中でも爆破を伴った銃撃戦が撮影される。
そんな中、近くで暴走族の一団が暴れているとの一報が入る。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人屯田五目須(署長)

 

特撮ヒーローの「ライダー」の話。全12シリーズのフィギュアについて「これが初代」「2代目」「3代目」と並べて説明していくが、違いが分からない中川が「全部同じじゃないですか!?」と困惑するシーンは、ネットのコラでしばしば使われている。

 

仮面ライダー 資料写真集 1971─1973 ([バラエティ])

●超究極翻訳機の巻

 

ストーリー

電極スパークのスーパー電子工機でバイトしていたときに、翻訳機を開発していたことを思い出した両さんは、それを売って儲けようと考える。
だが、売る前に両さん開発の翻訳機の能力を知った部長が、世界の警察の国際親善パーティーに借り受けたいと言い出す。
しかし、手直しをしたことでかえって翻訳機の精度が下がってしまい、両さんは語学が堪能な中川と麗子に機械のフリをして通訳してくれるように依頼。二人の語学力により、翻訳機は超高性能だと思われてしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、寺井洋一、屯田五目須(署長)、擬宝珠檸檬、電極スパーク、電極+

 

両さんの開発した翻訳機の話。翻訳機を開発したのは135巻「家出中年両津君の巻」でのバイト時。
2004年のアテネオリンピックで翻訳機が売れる可能性があるということをきっかけに、以前に開発していたことを思い出した。
英語と日本語の翻訳ができる機械で、部長に最初に見せたときだけ、たまたま上手く作動していたのだが、あとはデタラメな言葉しか出てこなくなっていた。
中川と麗子が英語だけでなく、スワヒリ語や広東語など色々な言語も翻訳してしまったため、25か国語対応の翻訳機ということになってしまう。

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 135 (ジャンプコミックスDIGITAL)

●今日は私のばーすでーの巻

 

ストーリー

3月3日は両さんの誕生日。超神田寿司で誕生会が開かれる。
纏からは手編みのマフラー、早矢からは羽織袴、夏春都からは母のよねに感謝するようにと着物の仕立て券が贈られる。
中川ら派出所メンバーからは子供時代のプレゼント。映画スタジオに実寸よりも大きな、当時の浅草を再現し、両さんの子供時代の目線の光景をプレゼントするのだった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、乙姫菜々、磯鷲早矢、擬宝珠檸檬、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、擬宝珠蜜柑、擬宝珠桔梗、両津銀次、両津よね

 

両さんの誕生日の話。冒頭の4ページは上下に分かれており、上の段は両さんがせわしなく派出所に向かって出ていく超神田寿司の様子、下の段は両さんが出勤するまでの間に派出所内で誕生日プレゼントを何にするか話し合う様子が描かれる。
派出所の掲示板には「Do As Infinity」のポスターが貼られている。
早矢からもらった羽織袴は、142巻「愛(!?)の東北二人旅の巻」で着ることになる。

 

Do The Complete(CD3枚組 Blu-ray)

●両津温泉物語の巻

 

ストーリー

知り合いの銭湯の主人から温泉が作れないか相談を受けた両さん。中川たちから都内でも温泉が出ることを知った両さんは、人力で1000m掘ると温泉を掘り当てる。
このことが新聞に載り、温泉掘削の依頼が来たことから、両さんは掘削の会社を立ち上げ、自動掘削機を開発すると、都内でどんどん掘削を進めていく。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、寺井洋一、屯田五目須(署長)

 

都内で温泉を掘削する話。最初に自力で1000m掘ったときには、スコップ1個でやってのけ、通常の掘削工事で使う落盤防止の鉄管も使っていなかったので、5回ほど生き埋めになった。
無計画で掘削をする両さんは、地下鉄を直撃するのだが、その際、駅の売店が「Kiosk」ではなく「KIO TSUKE(キオツケ)」となっている。
作中、新しい3大東京温泉として、お台場の「大江戸温泉物語」、東京ドームシティの「スパ ラクーア」、としまえんの「豊島園 庭の湯」が挙げられているが、お台場「大江戸温泉物語」は2021年に残念ながら閉館となってしまった。

 

ぶくぶく自噴泉めぐり 改訂新版

●おなかが痛い中川くんの巻

 

ストーリー

中川が緊急手術で入院。世界トップのビジネスマンの入院は世界中でニュースになる。両さんたちが見舞いに行くと、西洋風の城のような外観で中はジャングルクルーズのような変わったアトラクション風の病院だったが、中川当人は急性虫垂炎で大したことはなかった。
ほどなく退院すると、第2回新葛飾署設立お笑いパーティーの開催が来月に迫っており、前回チャンピオンの中川と麗子の漫才は外せない。病み上がりの痛みに耐えながら、中川はお笑いの勉強をする。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、寺井洋一、屯田五目須(署長)

 

中川が盲腸で入院する話。笑うと傷口が痛む中川が痛みに耐える苦悶の表情が見どころ。
入院した中川国際病院がアトラクション風なのは、病院のイメージを明るく変える目的のため。
中川の経済面での影響は強く、1990年代のバブル景気も中川の一言がきっかけだったという設定になっている。

前回の中川、麗子の漫才の披露は115巻「圭一 麗子の夫婦漫才!!の巻」。

 

【お笑い超入門】初心者でも最速でM─1一回戦突破できる!漫才の教科書(二回戦以降は知りません!) (そり書房)

●新葛飾署制服ラプソディーの巻

 

ストーリー

両さんはどこへ行くのでも、いつも警察官の制服姿。コンビニでのエロ本の立ち読みの時もパチンコの時も、常に制服なため、部長から叱られる。
ところが、コンビニで強盗などの犯罪抑止のために、夜間は制服でコンビニに立ち寄っても良いという通達が警視庁から出され、今まで制服姿で出入りしていた両さんは急に得意げ。本庁に掛け合い、プライベートも制服姿でいることの先行テストを新葛飾署で実施することに。
葛飾署の署員たちは通勤で電車に乗る時も、デートに行くときも制服姿。署の旅行も全員制服で参加する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、乙姫菜々、寺井洋一、早乙女リカ、左近寺竜之介屯田五目須(署長)

 

犯罪防止のため常に警察官の制服でいる話。結局、24時間制服の提案は中止になるのだが、新聞記事には「でも婦警の制服は大反響‼ 再開か?」の見出しが出ている。婦警の制服は秋本先生の好みなのだろうか?
オチで両さんの頭を小突く署長と部長だが、二人とも地味にその手にはメリケンサックをハメている。

 

世界の警察図鑑 (坂本明の図解シリーズ)

●希望の煙突の巻

 

ストーリー

おばけ煙突のある千住火力発電所の食堂で働く紅月灯(あかつき りん)。小学校で「奇麗なお姉さん」として噂の灯に会いに、学校をサボって勘吉少年たちは、食堂に良く顔を出していた。歌手になりたくて東京に出てきたという灯に、おばけ煙突の上に連れて行ってもらうなど、勘吉たちは交流を深めていく。
しかし、昭和38年5月、千住火力発電所は休止となってしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、戸田豚平、千田珍吉、紅月灯

 

おばけ煙突とそこで働く歌手を夢見る少女の話。59巻「おばけ煙突が消えた日の巻」では、ある日突然おばけ煙突が解体されていることにショックを受ける勘吉たちの様子が描かれているが、この回では休止を聞かされた後に灯と感傷的に話をするシーンが描かれており、休止のことを知っていたかどうかの描かれ方が異なっている。

 

千住火力発電所 - Wikipedia

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 59 (ジャンプコミックスDIGITAL)

前巻から署がうさぎ型の建物に改築されたので、署の外観を入れたカットが割と多く入れられている。

 

そこに引っ張られたためか、「ポリス自転車トライアルの巻」「新葛飾署制服ラプソディーの巻」と、新葛飾署の自転車や制服に関するネタが2話も収録。

さらに「あこがれライダーの巻」でも新葛飾署が舞台になっている。

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