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【こち亀】163巻の全話あらすじ紹介 両さんが大学受験!? 京都では部長と人間書道の争いに

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所」163巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2009年2月発売)

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●私の誕プレは何!?の巻

 

ストーリー

借金を返すためバイト三昧の両さん。工事現場で捨ててあった本数冊を紙資源として売るために持ち帰り、派出所に置いていたところ、それが大学受験の参考書だったことから、部長や中川たちは両さんが大学受験をするものと勘違いをしてしまう。地域住民と商店街による受験生の合格祝賀会を新葛飾署で行うのだが、それが両さんの誕生日の3月3日だったことから、さらに両者の勘違いを加速させる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人屯田五目須(署長)、寺井洋一、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、擬宝珠蜜柑、擬宝珠桔梗

 

両さんが大学受験の勉強をしていると勘違いをされる話。両さんは、自分の誕生日を祝ってもらうと思っているが、新葛飾署の署員たちや町会の人たちは、両さんの大学合格の祝いだと勘違いをしてしまう。
祝賀会が始まったところで中川が勘違いだと気付くのだが、そこからは両さんに見つからないように「合格」の文字を隠す方向に話が展開される。

 

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●次世代開発戦争の巻

 

ストーリー

次世代DVDが「HD DVD」か「ブルーレイディスク」のどちらになるのかを派出所で中川たちと話す両さん。記録媒体の変更は思わぬ「20歳問題」を生んでいた。娘の成人式の記念に成長の記録をまとめるのだが、ビデオのテープの規格が年代ごとに異なっているケースが少なくないのだ。両さんはその記録を編集する商売を始める。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、寺井洋一

 

次世代DVDの話題から電子機器の規格、テレビの放送規格等について語る回(2008年当時)。結局、HD DVDよりブルーレイディスクが主流になった。
テレビ放送については「下町にこんなタワーをたてるなよ」とスカイツリーに文句を言っていたが、この後、スカイツリーは「こち亀」で何度もネタにする。

 

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●エコエコダンボールの巻

 

ストーリー

両さんは、檸檬の幼稚園で園児たちのイスを段ボールで製作。段ボール家具があることを知った両さんは、自動車のボディを段ボールで作ることを思いつく。中川モータースで開発を行い、エコと安さが売りの「ダンボ」を発売。しかし、あまりに価格を安くしたため、売るほど赤字に。さらに最初は注目をされたものの、売り上げは急降下。両さんはスポーツカーバージョンを作って巻き返しをはかる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、寺井洋一、擬宝珠檸檬

 

段ボール製のボディの自動車を開発する話。最終的には、ボディはオール段ボール、シートも段ボール、ハンドル・アクセルは竹製、タイヤは牛皮、ホイールは木製のスポーツカーを作るが、牛乳パックのガソリンタンクが爆発することになる。
エコという言葉が大嫌いだが、商売のためならエコを最大限アピールするというのが両さんらしい。

 

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●自己分析の巻

 

ストーリー

自己分析思考術として、自分を中心として関連する事項を展開していくマインドマップ。中川の会社でセルフアレンジメントとして研究しているので、みんなでモニターをすることに。趣味も広く、人生経験も豊富な部長は自信満々に作成する。しかし、中川・麗子は仕事も人脈も多彩、ボルボはミリタリー関連を中心にびっしり、4歳の檸檬も人間関係や趣味をしっかり描いていて、部長は自分の作ったセルフアレンジメントが薄っぺらだったことに驚く。両さんに至っては、趣味が広すぎて用紙を付け足した巨大なものを描いていた。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、寺井洋一、ボルボ西郷、左近寺竜之介擬宝珠檸檬、擬宝珠纏、大原良子

 

みんなで自己分析のマインドマップを作成する話。寺井、左近寺、纏も描いたことになっているが、本編で紹介されることはなかった。
両さんの自己分析は見開き2ページにびっしり描かれていた。「キャッシュカード」の項目には、「中川」「レイコ」と金持ちが紐づいているだけでなく、「本田」も紐づいていた。本田は「美少女フィギュア秋葉原昭和通り店」の項目に紐づく「気弱店長 本田速人」としても記載されていた。

 

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●書道の花道の巻

 

ストーリー

新日本書道展に入選した檸檬の付き添いで京都に向かう両さんだったが、部長も入選で京都に。しかし、檸檬の方は大賞、部長の方は手違いで実際は落選だった。会場では、写経教室の手伝いに来ていた早矢と遭遇。早矢が手を取って指導してくれる写経教室に、下心から部長は参加。一緒に参加したいものの、お金がなくて教室に参加できなかった両さんは、特別講習と称して、部長に人間が筆になる「人間書」をやらせる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠檸檬、磯鷲早矢

 

書道展のために部長、檸檬と京都に行く話。最後は、部長と両さんが人間筆になって大暴れする展開になるのだが、その様子を見た檸檬がノーリアクションで冷静なのが、妙に面白い。
カタカナを組み合わせて漢字っぽい字にする両さん考案の新しい漢字も披露される。

 

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中将棋の巻

 

ストーリー

春の将棋の強さの秘密は中将棋にあると知った両さんは、中将棋について調べる。本将棋より盤面のマス目、駒の種類・数も多い中将棋に面食らう。中将棋を研究してハマった両さん。「社長」「社員」「美人秘書」などを駒にした「会社将棋」を開発する。他にも一般人の名前を入れることができる将棋や、駒同士が合体することで、新たな動きができる駒になる合体システムや、駒が変形する「変形将棋」など次々と新しい将棋を作り出す。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、御堂春、芦原レイ、浪花署長

 

本将棋とは異なる中将棋から新たな将棋を開発する話。中将棋大将棋大々将棋天竺将棋、摩訶大々将棋、無上泰将棋と駒の数と盤面のマス目が増えていくのだが、現在の本将棋は小将棋が変形したものらしい。
両さんの開発した一般人の名前を入れた将棋では、「茨木」「瓶子」「矢作」「バティ」「鳥嶋」などの名前があり「どこかの編集部っぽくないですか?」と中川にツッコまれる。

 

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●将棋革命の巻

 

ストーリー

前回、中将棋大将棋のことを知った両さんは、本将棋の将棋盤を2枚連結し、駒を4組分利用した大々将棋を考案。盤上のほとんどが駒に埋められているこの将棋では、従来の将棋の戦法が使えないため、将棋の強い部長や纏にも勝利する。大々将棋で実績を積んだ両さんは自信満々に大阪の春に勝負を挑む。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人屯田五目須(署長)、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠蜜柑、御堂春、浪花署長

 

前回に続き、将棋の回。大々将棋を考案するが、本来の大々将棋とは駒も盤も異なり、本将棋の駒と盤で代用しているので、専用の駒と盤がなくても作中の大々将棋は遊ぶことができる。
4組分の駒を使用しているので、先手・後手のどちらにも王将が4枚ずつある。そのため、4枚中3枚の裏面には「影武者」と記載する両さんルールだが、両さんの自分の王将には4枚とも「影武者」と記載しズルをしていた。

 

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●ロボット剣士の巻

 

ストーリー

中川の会社が開発した剣道用ロボットを、両さんが相手することに。剣道三段の部長のデータをプログラミングされたロボット剣士は、人間離れした運動能力で両さんを圧倒。二刀流から一刀を投げるという両さんのケンカ剣法にも対応し、竹刀を手放して丸腰状態の両さんでも容赦なく撃ちこむロボット剣士。しかし、両さんには容赦ないが、美人の早矢には弱く、完全に部長そのものだった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、磯鷲早矢、屯田五目須(署長)

 

部長の動きをプログラムされた剣道用ロボットの話。剣道用ロボットが出てくる中盤までは、人間型のロボットが自動車を運転するアイデアについて描かれる。自動運転の自動車ではなく、「(人間型の)ロボットが運転者になるのが正しいコンピュータ化だぞ!」と両さんは力説する。

 

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●弁当コンテストの巻

 

ストーリー

署長命令で、新葛飾署の署員は全員弁当を持ってくることを命じられる。弁当をちゃんと作っているかの確認で、月一回「弁当コンテスト」が行われることになり、両さんと本田はコンテストの実行委員会として署内を回って署員の弁当を撮影していく。マリアは両さんの顔を模した弁当、麗子は手作りトマトジャムを添えたバケットボルボはミリタリー食と個性豊か。両さん自身は、シャケ弁、のり弁、カレーピラフの3パターンの繰り返しなのに、檸檬の幼稚園の弁当作りに関しては、栄養バランスを考慮した上、細かい細工も施した手の込んだものを作っていた。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、早乙女リカ、麻里愛、ボルボ西郷、屯田五目須(署長)、擬宝珠檸檬

 

毎日弁当作りをする話。食品偽装による食の安全神話の崩壊、物価高騰などの問題を乗り切るために、というのが署員に弁当作りを強いる理由なのだが、かなり強引。両さんが実行委員を務める弁当コンテストは、優れた弁当を表彰するのではなく、ヒドい弁当をさらすコンテストになった。
中川の弁当は高級食材を使っているものの、持ってくる間に片寄ってしまい、酷評される。

 

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中将棋のネタは一話で収まらなかったらしく、「中将棋の巻」「将棋革命の巻」と将棋回が二話連続する巻。

 

個人的なオススメは、勘違いが加速する「私の誕プレは何!?の巻」と部長と両さんが書道で大暴れする「書道の花道の巻」。

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