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【感想】マンガ「魔老紳士ビーティー」小説「無限の王」(完結編)  小説「親の心子知らずの巻」 「JOJO magazine 2023 WINTER」より

 

2023年12月19日に発売の「JOJO magazine 2023 WINTER」に掲載されたマンガ「魔老紳士ビーティー」、2本の小説「無限の王」と「親の心子知らずの巻」の内容紹介や感想などを記していく。

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「魔老紳士ビーティー」原作:西尾維新 作画:出水ぽすか(31ページ)

荒木飛呂彦先生の連載デビュー作「魔少年ビーティー」のキャラが年老いて、少年から老人になってからの活躍を描くマンガ。

 

西尾維新先生、出水ぽすか先生のコンビでウルトラジャンプ2021年11月号でも一度、読切が掲載されており、今回はその第二話となる。

 

今回の話は「『婆(バア)シニアによろしく』事件」。

荒木先生の初期短編「バージニアによろしく」(短編集「ゴージャス★アイリン」に収録)が元ネタになっている。

 

ストーリーも「バージニアによろしく」に沿った内容になっていて、西暦2060年プライベートな宇宙旅行で宇宙船「クールショック」号に乗ったビーティーと親友の麦刈公一の元に、宇宙船内に爆弾を仕掛けたとの通信を受ける。

 

ビーティーと公一は二人だけの密閉された宇宙船内で、爆弾解除に挑む、というストーリーだ。

 

ジャンルとしてはサスペンスに分類できるが、爆弾がジョジョ4部のシアーハートアタックのデザインになっていたり、同乗しているロボットがエコーズになっていたりと、ジョジョファン、荒木ファンならニヤリとするような小ネタパロディが満載。

ハラハラドキドキのサスペンスというより、お遊び的な要素が強いので気楽に読める。

 

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「無限の王」(完結編)真藤順丈(38ページ)

南米を舞台に、波紋使いのリサリサがスタンド能力を引き出す「弓と矢」を追う物語の完結編。

直木賞作家の真藤先生が、これまでも「JOJO magazine」で連載してきたストーリーの三話目になる。

 

前話から10年以上が経過し、時は1986年。

「弓と矢」を使って能力者を増やす組織の首領アルホーンを追ってリサリサはアマゾンの奥地を訪れる。

 

そこには前話で「矢」に射られリサリサの元を離れたホアキンとオクタビオの姿があった……というのが、あらすじ。

 

波紋使い」vs「スタンド使い」というのが、本作の特徴ではあるが、今回の話ではリサリサにもスタンド能力が発現する。

挿絵はないので、どんなデザインをしているスタンドかは文章から読み取るほかない。

 

1986年が舞台とのことで、リサリサも90代。波紋使いでもさすがに老いを無視できなくなってきている。

3部の直前の時系列になるので、登場こそしないが、ひ孫の承太郎も既に大きくなっている頃。

 

ラストでは、「弓と矢」で引き出される謎の能力に「幽波紋(スタンド)」の名が与えられ、3部に続く形になっている。

 

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「親の心子知らずの巻」北國ばらっど(13ページ)

5部に登場した、女性との間に自律思考できる自動操縦型のスタンドを生み出すスタンド「ベイビィ・フェイス」。

その「ベイビィ・フェイス」が生みだしたスタンドが、母体の影響を受けたせいで本体のメローネからの暗殺指令を受け付けず、平和主義者になってしまうというストーリー。

 

「ベイビィ・フェイス」との通信をしながら、本体のメローネと同じ暗殺チームのギアッチョの二人が会話をしている構成になっているので、二人の会話が中心に描かれている。

 

ギアッチョは原作と同じく、些細な事にキレている。

メローネも含めて、その辺り原作解像度が高い。

 

短い話なのでさくっと読める。

 

北國ばらっど先生は、テレビドラマ「岸辺露伴は動かない」の第2話「くしゃがら」(短編小説集「岸辺露伴は叫ばない」に収録)の原作者でもある。

 

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今回の「JOJO magazine 2023 WINTER」にも、「続・荒木飛呂彦の漫画術」が掲載されており、悪役の作り方としてキャラの身上書の書き方などが明かされている。

 

また、「荒木飛呂彦の取材術」の企画では、現在連載中の「The JOJO Lands」の舞台となるハワイの取材の様子も描かれている。

 

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