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【こち亀】122巻の全話あらすじ紹介 海のバカンスで特殊刑事課全員集合! 部長はアロハにハマってハワイに家を購入! 水路のジェットスキーで寿司を出前!

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所」122巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

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●名プロデューサーRYOTSU?の巻

 

ストーリー

葛飾出身のフォークデュオ「でこぽん」は両さんの友人。広告代理店が両さんを訪ねてくると、「でこぽん」がプローモーションビデオ撮影にOKを出してくれないので、両さんから出演するよう頼んで欲しいと依頼するのだった。
両さんの頼みで「でこぽん」は撮影を快諾。プロモ撮影に参加した両さんは、豪華船上パーティーでの撮影を提案。友人たちを引き連れ、撮影にかこつけ、どんちゃん騒ぎをする。
このプロモが大ヒットし、両さんはヒットメーカーのプロデューサーとして、アイドルのプロデュースで大成功する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子

 

両さんが音楽関係のプロデューサーになる話。前半は、フォークデュオのプロモ撮影の話、後半はアイドルユニットのプロデュースで両さんが調子に乗る話の構成。
90年代の小室哲哉ブームを経て、つんく♂プロデュースのハロプロがヒットしていた時代。
両さんがプロデュースするアイドルは、「金くれ!」を連呼するヒドい歌詞だが、それでも大ヒットした。
フォークデュオ「でこぽん」の名前は「ゆず」が元ネタと思われるが、見た目などは特に似せてはいない。

 

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●決死!カニ取り物語の巻

 

ストーリー

2000万円を工面しようと悩む両さんは、漁師の二徹に船を出してもらい、ベーリング海カニ漁へ向かう。騙して連れてきた本田を含めた三人は、大型の台風が近づき海が荒れ狂う中、解禁と同時にカニ漁を開始。他の漁船が天候から危険を感じて撤退していったため、両さんたちは命がけながらも豊漁。大金を手にする。
日本に戻った両さんは、その金で土地を買う。その土地は近所の子供たちの遊び場となっている空地だった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、飛鷹二徹

 

ベーリング海カニ取りに行く話。
この回で大きな船を購入した二徹と漁に行くのだが、これ以降はちょくちょく二徹に頼んで船を出してもらうことになる。
明言はされていないが、121巻「男の編み物ブーム!の巻」での賞金で購入した船かと思われる。
本田は浦安でハゼ釣りと言われて同行したのだが、一週間も帰れず命がけの漁に連れていかれることになる。とはいえ、バイト料として500万円をゲットしているので、まんざらでもない。
今回は珍しく人のための金稼ぎになっている。

 

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●警視庁大犯科帳!!の巻

 

ストーリー

警視庁を中心とした大規模の捜査訓練。
携帯電話で取引してくる犯人の設定で、PHSの待ち受け電波を手掛かりに犯人を見つけるシステムの訓練だ。
犯人役に抜擢されたのは、両さんボルボ、左近寺の三人。三人は東京中を逃げ回るが、PHSの電波ですぐに居場所を捕捉され、先回りをされてしまう。
ボルボと左近寺は捕まってしまうも、両さんは走行中の電車から電車に飛び移ったり、PHSのアンテナ圏の隙間をぬったりと、捜査の手をかいくぐる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、ボルボ西郷、左近寺竜之介屯田五目須(署長)

 

PHSを使った捜査訓練の話。
PHS電波から犯人を捕捉するシステムを用いた訓練なので、PHSの電源をオフにするのは禁止のルール。
デパートの中でPHSのアンテナがなかったり、高層ビルの屋上は電波が届きにくかったりと、現代のケータイ(スマホ)事情からすると成立しない部分もある。
オチはいつもの感じ。PHSを持っているのだから電話してあげればと思ったが、アンテナの圏外にいるから電話も通じないのか。

 

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●亀有老人会世界へ!!の巻

 

ストーリー

町会長から亀有の老人会のことで両さんは相談を受ける。女性は年をとっても旅行や習い事を楽しんでいるが、男性は生き甲斐を持ちにくいというのだ。
両さんは、老人たちが毎週プールに来ているのを見て、イギリス-フランス間のドーバー海峡を泳ぎ切るレースを目標にすることを提案。厳しい特訓の末、メンバー7人を選抜。
大会当日、老人ばかりの日本チームは他チームからなめられるが、日本古来の泳法、戦争経験で死線をくぐった精神力でトップ争いを繰り広げる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子

 

老人ばかりのチームでドーバー海峡横断レースに出る話。
武装したまま泳ぐ日本泳法の「のし」(伸泳:のしおよぎ)で周囲を驚かせる。
他の参加者が水温の冷たさで交代をする中、老人チームについて「年寄りは体温が低い上 外気温の変化に気づきにくい」と言い切る両さんに「気づくと思いますが…」とツッコむ中川が面白い。
老人チームのアンカーの名前は前旗。両さんが「前旗がんばれ!」を連呼するが、元ネタは1936年ベルリンオリンピック前畑秀子

 

ドーバー海峡 - Wikipedia

 

日本泳法 - Wikipedia

 

前畑秀子 - Wikipedia

 

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●トロピカル DE アミーゴの巻(前編)

 

ストーリー

夏の旅行先を海にするか山にするか、婦警と言い争うが、行先は海と山と両方ある楽群(ラグーン)半島。交通の便が悪いのがネックだったが、中川がバスごとヘリで空輸したため、快適な空の旅となる。
宿泊先について、婦警が豪華ホテル、男性陣がボロい民宿だったことに両さんは抗議。公平なジャンケン勝負の末、男性がホテル、女性が民宿となる。
浜辺に行くと、休暇で警視庁特殊刑事課の全員がバカンスに来ていた。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、麻里愛、早乙女リカ、海パン刑事、タイガー刑事、ムスタング刑事、月光刑事、美茄子刑事、ドルフィン刑事、革命刑事、〆宮庵水刑事、美少女刑事、ミレニアム刑事、ダンシングスペース刑事

 

署の旅行で海に行く話の前編。
当初、婦警は山、男性陣は海と主張しており、海と山と両方ある場所になったはずだが、現地では婦警たちも海を楽しんでおり、山に行っている者の描写はなかった。
特殊刑事課は2000年8月時点で、これまで登場した全員が集合。場所が浜なので、海パン刑事の個性が薄くなってしまっている。
特殊刑事課全員集合の図は、この話が最初で最後。
あとは139巻「初のオール四コマ漫画大会の巻」で小さいコマで集合しているくらい。
特殊刑事課は泊る所がないからと両さんたち男性陣の宿泊しているホテルに押しかけで泊まるのだが、そんな宿泊先の確保もしないで2か月間の夏休みのために、駅からバスで13時間かかる僻地に来る刑事たちのどこがエリートなのか、理解に苦しむ。

 

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●トロピカル DE アミーゴの巻(後編)

 

ストーリー

署の旅行で楽群(ラグーン)半島に来た両さんたち。村おこしのためのスポーツイベントへの招待により来ていたのだが、そのイベントとは第1回楽群半島水中オリンピック。
ヘルメット型酸素マスクを装着しての水中剣道や、ボンベを背負った水中柔道などの水中オリンピックならではの競技が消化されていく。
特殊刑事課の面々も加えて、水中ラグビー、水中ベースボール、水中マラソンと競技が続く中、海中に異常が発生する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、麻里愛、早乙女リカ、海パン刑事、ムスタング刑事、月光刑事、ドルフィン刑事、革命刑事、〆宮庵水刑事、美少女刑事、ミレニアム刑事

 

署の旅行で海に行く話の後編。
前編では豪華ホテルの男性陣とボロい民宿の女性陣の対比が描かれていたが、後編でも引き続き描かれている。
水中オリンピックのマークは、両手を上げたグリコのマークのパロディになっている。
数々の競技で両さんが一位になっている中(ボルボ、左近寺の姿はない)、水中柔道の二位に「ヘーシン君」という名前がある。元ネタはおそらく、1964年東京オリンピックなどの柔道金メダリストのアントン・ヘーシンク

 

アントン・ヘーシンク - Wikipedia

 

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●アロハな生き方教えます!の巻

 

ストーリー

インターネットでの販売で、アロハシャツの輸入業を始めた両さん。当初は、アロハなどの文化に否定的だった部長だが、アロハの販路を拡大したい両さんは、部長や署長たちにアロハの文化を徹底的に叩き込む。
すると、世代的にハワイが憧れだった部長と署長は、ハワイの文化にどっぷりつかってしまう。
部長は金髪にグラサン、アロハの外見になり、バイクやサーフィンを始め、署長はカメハメハ大王のような姿になっていく。
暴走した二人は、本庁にかけあい、ハワイ分署を作るまでにアロハにハマっていく。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)

 

部長と署長がアロハの文化にハマってしまう話。
両さんが暴走するのではなく、署長と部長が大暴走していく。
部長も署長もハワイに家を購入するなど、すっかりアロハに感化されてしまう。
ハワイ分署については、この回で結末は描かれていないものの、127巻「GIBOSHI-IKKA IN HAWAII」で一週間で潰れたことが明かされる。

 

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●超神田寿司出前(ケータリング)大作戦!の巻

 

ストーリー

両さんが、中川、麗子と海でジェットスキーをしていると、夏春都に頼まれてジェットスキーの様子を撮影に来たと纏が現れる。
夏春都は、道路は渋滞ばかりなので川の方が早いと考え、ジェットスキーでの出前を考えていた。
後日、板前全員に4級小型船舶免許を取得させ、超神田寿司はジェットスキー10台での出前を始める。
評判になるが、ピザ店などの他業種も同じようなサービスを始めたため、今度は板前をジェットスキーで出張させ、その場で調理するサービスを開始する。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都

 

超神田寿司がジェットスキーで水路を行く出前サービスを始める話。
夏春都の斬新なサービスを思いつく発想力と実現させる行動力は、両さんや勘兵衛と同じく両津家の血を感じさせる。その割には、両さんの父・銀次はつくだ煮屋をシンプルに続けているのは謎。
ケータリングサービスに現れた超神田寿司の板前が、ゴルゴ13のような言動で「報酬はスイス銀行神田明神支店にふりこんでくれ」と言うのが個人的にツボ。

 

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●あの夏の思い出…の巻

 

ストーリー

旅行雑誌に載っていた日本の田舎の風景写真を小学生時代に見たことがあるという麗子。フランス生まれの麗子だが、小学生時代に一度だけ来たときの日本の風景が印象に残っていたのだ。
出版社に写真の場所を訊ねると、両さんは麗子、婦警のリカと一緒に麗子の思い出の場所を探しに行く。麗子が当時、その場所を訪れたのは、小学校にある絵画を寄贈するためだった。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、早乙女リカ、秋本飛飛丸

 

麗子の思い出の地を巡る旅。
婦警のリカが同行しているのは、両さんと麗子の二人旅だと署の人間に知られると変な噂になるため、麗子が呼んだのだった。
何もない田舎の道に両さんが文句を言い、田舎育ちのリカが口応えするシーンが多くみられる。
駅まで50kmの田舎の道のりを「のんびり歩こう」と笑顔で提案する麗子だが、その距離だと通常10時間以上かかる。
自動車での移動が確保できた際に、両さんが「猿岩石の旅を思い出すよ」と感想を漏らす。猿岩石(有吉弘行森脇和成)がテレビ番組「進め!電波少年」でヒッチハイクの旅をしていたのは1996年のことなので、連載当時からすると4年ほど前のことになる。

 

猿岩石 - Wikipedia

 

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「決死!カニ取り物語の巻」「亀有老人会世界へ!!の巻」「トロピカル DE アミーゴの巻」「アロハな生き方教えます!の巻」「超神田寿司出前(ケータリング)大作戦!の巻」と、海や夏といったイメージの回が多い巻。

 

部長と署長が大暴走する「アロハな生き方教えます!の巻」がオススメ。

 

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