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【こち亀】172巻の全話あらすじ紹介 両さん、インドで寿司屋を開業する

こちら葛飾区亀有公園前派出所」172巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2010年12月発売)

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●電気自動車屋の巻

 

ストーリー

世間の流れに乗り、中川の会社でも電気自動車のスポーツカーを開発。中川の会社では、さらに都心の自社ビルに太陽光パネルを設置、宇宙太陽光発電所の計画も。電気自動車に目を付けた両さんは、電極スパークの会社が開発した製品の技術を盗むと、電気自動車を作成。旧車をEV化する商売を思いつく。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、麻里愛、凄苦残念(法条正義)、電極スパーク

 

両さんが電気自動車を作って販売する回。ガソリン自動車から電気自動車(EV)への転換の歴史についても語られる回。両さんコスモスポーツなどをEVに変えて販売するが、せっかくのEVなのに、エンジン音を出してほしい、振動と煙を出してほしい、エンジン不調を再現してほしいとの要望が殺到する。

 

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●ヘコんだ勘吉の巻

 

ストーリー

署内で開催される中川のパスタ教室は女子署員に好評。両さんは対抗して、勢いでそば教室を開くと言ってしまうが、実はそば好きでもなければそば打ちの技術もない。夏春都の紹介で老舗のそば店で修業するが、どこも蘊蓄が多かったり、スパルタ指導だったりと両さんに合わず、両さんはヘコんでしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都

 

両さんがそば教室を開こうと奮闘する回。こういう回では、持前の器用さと凝り性の気質で、高い技術を習得するという流れになることが多いのだが、この回では上手くいかず珍しく両さんがヘコむ。

 

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●ばらしちゃいやよの巻

 

ストーリー

立石のスナックで好評のトランプマジックを派出所で披露し、部長は上機嫌。しかし、タネを知っている両さんにトリックをばらされてしまう。両さんは子供のころに流行った「魔法の箱」を作って、署内で悪用しようとするが、同じような下町育ちの本田にタネをばらされる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、擬宝珠纏、擬宝珠蜜柑、屯田五目須(署長)

 

手品の回。部長が披露したトランプマジックは、トランプ自体に仕掛けがあるので、技量を問わないものだった。両さんは部長のマジックに演出のアドバイスをするが、麗子と中川には「エロおやじみたい!」と酷評される。

 

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●巨大ショッピングモール合戦の巻

 

ストーリー

部長の住む千葉県時空ヶ原は周囲に何もない田舎。しかし、リニア鉄道や私鉄特急など3路線が通るらしいとの情報と有名テーマパークが建つという情報から、巨大ショッピングモールが3店次々と開店。部長の自宅周辺の道路は混雑する。高速道路も建設され、コンビニやファミレスなどが続々開店し、部長の家の周囲は「眠らない街」に変貌していく

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、大原良子

 

部長の自宅周囲の田舎が、巨大ショッピングモール建設により、どんどん開発されていく話。結局、部長は周囲が騒がしくなって嫌気がさしたことと、地価の高騰(500倍)により費用的に移転が可能になったことから引っ越しをするのだが、この設定は以降に登場せず、部長は田舎の時空ヶ原に住んだままとなる。

 

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●「闇に流れる声」の巻

 

ストーリー

ラジオを聴く人が少なくなっていることから、ラジオの魅力をアピールしようと両さんはラジオの生放送に乱入。しかし、スタッフに止められ断念。両さんは自分でラジオ局を作ろうと、本田、残念をスタッフに開局。だが、電波法で100m圏内しか電波が届かない。両さんは無線技術士の資格を保有している弟・金次郎を巻き込み、放送免許を取得。金次郎の自宅をスタジオに本格的なラジオ放送を始めるのだった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、麻里愛、凄苦残念(法条正義)、両津金次郎

 

両さんがラジオ局を開局する話。放送免許は総務大臣の認可が必要、ひとつの県にFM局は原則ひとつだけ、といったラジオ開局に関する情報が語られる。両さんいわくラジオは生放送が大事で、ネットラジオではダメらしい。ギャグマンガとしてのオチはないが、ラスト2ページは両さんたちの姿をほとんど出さずにラジオの雰囲気を表現しながら終わる。

 

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●3Dヘリ大作戦の巻

 

ストーリー

「大事な話がある」と両さんに会いに、署長が派出所を訪れる。部長や中川はクビか左遷などではないかと予想する。だが、予想外に警視庁管内署長かくし芸大会のために、ラジコンヘリの曲芸を教えてほしいとの要件だった。特訓をするも曲芸は難易度が高すぎるので、当日は両さんが影武者でラジコン操縦をし成功。後日、両さんラジコンヘリの大会に挑もうとするところに、パトカーに追われた逃走車両が乱入。両さんラジコンヘリで犯人逮捕に協力する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)、ラジコン刑事

 

ラジコンヘリでの3Dフライトをする話。署長はなぜか戦車で派出所を訪ねてくる。3D用のラジコンヘリはローターのピッチがマイナスまで動かせるので、上下逆さまのままで飛行をしたり、機体を空中で立てたりと実際のヘリではできない動きが可能となる。オチで両さんはラジコンの腕を買われ本庁勤務となる。

 

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●警察寄席の巻

 

ストーリー

地域アンケートで落語を聞きたいという要望が多かったことから、新葛飾署で落語会を開くことに。落語に詳しい両さんが高座に座るが、一人では負担が大きい。そこで、中川、麗子、本田の他、部長と署長も高座に上がることになる。両さんは、部長と署長を前座扱い、自分を師匠扱いとするように指導し、部長と署長のヒゲと髪を剃らせる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人屯田五目須(署長)

 

署内で落語会をする話。両さんと本田は、小さいころから落語を聞いて育ったので、自然と話を覚えていた。中川と麗子は物覚えが早いので、すぐにできるようになるが、部長と署長はまるでできるようにならないため、両さんからイジり倒されることになる。ヒゲと髪を落とすと、署長は三遊亭金馬に、部長は三遊亭圓歌に似ているとイジられる。

 

三遊亭金馬 (3代目) - Wikipedia

 

三遊亭圓歌 (2代目) - Wikipedia

 

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●逃げ切ったら100万円の巻

 

ストーリー

子供の頃からオニごっこで逃げるのが得意な両さん。オニから逃げ切れば100万円というテレビ番組に参加する。身軽で逃走手段の発想が豊富、自身が助かるためには他の参加者を犠牲にする両さんのスタイルは、番組に大ハマリ。何度もチャンピオンに輝き、無人島で軍人300名から逃げ切るチャンピオン大会スペシャルに出場する。チャンピオン大会は10日間の長期だが、7日目時点で出場者の生き残りは両さん一人に。番組側は途中での企画終了を考えるが、罠を警戒した両さんは姿を現さない。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人

 

テレビ番組「逃走中」のような番組に両さんが参加する話。この手の逃げ切らなければならない状況におちいった場合のオチは決まっており、今回も予想通りのオチ。
物語導入部では、派出所内で良い年をした大人たちが仲良く色オニをしている。

 

run for money 逃走中 - Wikipedia

 

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両さんインドへ行くの巻

 

ストーリー

神田の寿司屋協会に海外進出に向けての視察を依頼された夏春都は、海外経験豊富な両さんをインドに派遣する。本田と残念を連れ、インドに着いた両さんは現地で屋台を開く。インドで入手した魚で寿司を握るが、ナマ物を食す習慣のないインドでは不評。代わりに、本田が自分用に持ってきていたレトルトカレーの評判は良く、日本風のカレー屋に商売替えをする。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、凄苦残念(法条正義)、擬宝珠檸檬、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、飛鷹二徹

 

インドで両さんが寿司屋の屋台をする話。しかし、本格的な寿司は当たらず、オリジナル創作寿司で商売することになる。超神田寿司の仕事で行ったのに、なぜか本田と残念を帯同させている。当初は5日間の視察の予定だったが、2週間経っても帰らず、10万ルピー稼いでいた。

 

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「電気自動車屋の巻」では電気自動車の製造、

「「闇に流れる声」の巻」ではラジオの開局、

両さんインドへ行くの巻」ではインドで寿司屋台の開業と

残念や本田が両さんに巻き込まれることが多い巻。

 

博識な残念はともかく、本田は何を見込んで毎回、商売の相方にしているのかは良く分からない。

それだけ気ごころの知れた仲というところか。

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