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【こち亀】133巻の全話あらすじ紹介 派出所が両さん以外女性ばかりに! 読者からの「こち亀」七不思議に両さんが回答!

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所」133巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2003年1月発売)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 133 (ジャンプコミックスDIGITAL)

●こちらアスレチック署の巻

 

ストーリー

2001年度の警察署の体力テストの結果、葛飾署が警視庁管轄の署の中で最下位。署員の体力作りのため、署長命令で自動車、自転車の通勤は禁止、バスも手前でおりて歩くルールが設けられる。
しかし、ルールを破る署員が何人も発生。そこで両さんの発案により、署のぐるり四方に深い堀のような断崖絶壁を設け、ロッククライミングをしないと出勤できない機構に。しかも、署内に入ると中もアスレチック仕様になっていた。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人ボルボ西郷、左近寺竜之介屯田五目須(署長)

 

署員の体力作りのために葛飾署がアスレチック仕様になる話。体力テストで葛飾署が最下位になったのは、両さんボルボ、左近寺の三人が休みの日の測定だったためという設定。欠勤者がいた場合には後日のテストがありそうなものだが、なかった模様。
署の周りの堀はクライミングしないと出入りできないが、50歳以上で巡査部長以上は橋を渡してもらえる措置がある。
署員はともかく、署に用事のある一般人がどのようにしていたかは不明。

 

10年後、後悔しない体のつくり方

●ケーブル王両津!の巻

 

ストーリー

亀有ケーブルテレビは38軒しか加入者がいない上、局から38軒の家に向けて地面をケーブルが直接這っているお粗末な状態。
両さんは、葛飾署で以前に開局したときのケーブルテレビの機材を提供。中川の協力で海外の人気テレビドラマの放映権を買い取り、加入者は増加。さらに両さんの友人でもあるハリウッドのカッポレ監督がハリウッドスターを連れて両さんを訪ねてきたことを利用し、有名スターをノーギャラでどんどん出演させる。
日本だけでなく亀有ケーブルテレビは世界中にケーブルを広げていく。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠纏、麻里愛、早乙女リカ、フランシス・カッポレ

 

ケーブルテレビをどんどん広げていく話。131巻「爆発!ハリウッドの巻」に出てきたカッポレ監督が再登場。監督が連れてきたのは、トム・クルース、テカプリオ、シュワルネガー、ドム・ハンクス、ストローン、ローリングスコーンズ、メグ・ライヤンなど。
放映権をとった海外ドラマは「REVII」(ERのパロディ)、「アニーマイラブ」(アリー my Loveのパロディ)。
最終的には亀有ケーブルテレビは、世界130か国、12億人の加入という一大コンテンツになる。しかし、それだけの規模になっても、ケーブルテレビなので、あくまでケーブルでつながっている。

 

ER緊急救命室 - Wikipedia

 

アリー my Love - Wikipedia

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 131 (ジャンプコミックスDIGITAL)

なぎなた対決!の巻

 

ストーリー

新しくできた交通課女子なぎなた部に剣道場を奪われ、両さんたちの剣道部が活動不能に。
両さんたちは抗議に行き、勝負で決めることになる。なぎなたと戦うのに剣道の竹刀ではリーチが短く不利なため、三八式歩兵銃のエアガンに三十年式銃剣(レプリカ)を取り付け勝負に挑む。
技術で勝る早矢に対し、強引な力業でねじ伏せる両さんのやり方は女子なぎなた部の反感を買う。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、磯鷲早矢、ボルボ西郷、左近寺竜之介

 

女子なぎなた部と対決する話。なぎなた部は署長が認めているらしいが、剣道をないがしろにする理由が良く分からない。
部長も剣道が得意なはずだが、この話にはなぜかほとんど絡んでこない。話には出てこないものの、署長と部長が女子に篭絡されたのかもしれない。

 

三八式歩兵銃 - Wikipedia

 

三十年式銃剣 - Wikipedia

 

あさひなぐ(1) (ビッグコミックス)

●女だらけの派出所!の巻

 

ストーリー

部長、中川、麗子、寺井が休暇をとったため、派出所の勤務体制がいつもと違う体制に。
麗子の代わりに美人警官が来ると聞いてワクワクする両さんだったが、来たのが纏でガッカリ。他には早矢、乙姫も派出所勤務となり、女性ばかりの体制。お昼には、リカら交通課の婦警も派出所を訪ねてきて、派出所は女子校のような雰囲気になる。
女性陣は化粧っ気のない纏にメイクを施そうとし、ついでに両さんも二重まぶたにするなどのメイクをする。

 

主な登場人物

両津勘吉、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠纏、磯鷲早矢、乙姫菜々、早乙女リカ、小栗愛美

 

派出所勤務が両さん以外に女性ばかりになる話。お昼には弁当を交換し合うなど、女子校の教師気分を味わう。
署の婦警たちとは犬猿の仲というパターンが多いのだが、この回では両さんが手芸について教えたり、メイクや占いのことを教わったりと、割りと良好な関係を築けている。

 

女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705)

両さんの長い一日…の巻

 

ストーリー

前回に引き続き、派出所は両さん以外女性ばかりの勤務体制。
両さんは、超神田寿司から纏と一緒に出勤をする。リカたちも派出所を訪れ、ネイルアートの話や、プロの漫画家の乙姫に比べ纏の絵心がないことを話題に盛り上がる。
そんな中、派出所に外国人男性が訪ねてくる。いつもであれば語学に堪能な中川か麗子が対応するのだが、今いるメンバーでは言葉が通じる者がおらず、会話が成り立たない。

 

主な登場人物

両津勘吉、擬宝珠纏、磯鷲早矢、乙姫菜々、早乙女リカ、小栗愛美

 

前回からの女性ばかりの派出所勤務の続き。特に大きな事件は起こらず、日常回といった感じ。
超神田寿司を出て神田明神を通り、聖橋を渡って新御茶ノ水駅へ。東京メトロに乗って亀有駅からバスで葛飾署に出勤。ロッカーで制服に着替え、自転車で派出所へ、といった出勤風景が9ページにもわたって描かれている。両さんと纏で警官の制服姿のまま自転車の二人乗りしているのはよろしくない気がする。

 

日本のいちばん長い日

●好き・キライ・レモンの巻

 

ストーリー

両さんの食に好き嫌いはなく、好きと大好きしかない。一方、食通の檸檬は何でも残さず食べるが、食パンが苦手。パサパサ感がダメらしい。
小学校の給食ではパンが出されることから、両さんたちはあの手この手で和風の食卓にパンを忍び込ませるも、檸檬には警戒されてしまう。
ある日、蜜柑がホウレン草の離乳食を嫌がっている様を檸檬が見て、蜜柑に好き嫌いはダメと説得する。

 

主な登場人物

両津勘吉、擬宝珠纏、磯鷲早矢、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、擬宝珠桔梗、擬宝珠蜜柑

 

檸檬の食パン嫌いの話。小学校のパンフレットに食パンの給食が載っていたことから、檸檬の食パン嫌いが判明するが、ここから10年以上連載が続いても檸檬が小学校に入学することはなかった。
この回もまだ纏と早矢が派出所勤務の状態。提灯や屏風などがあり、派出所の雰囲気が「和」になっている。

 

食べない子が変わる魔法の言葉

●ダイナマイツコメンテーター!!の巻

 

ストーリー

纏と一緒に秋葉原で買い物をしていたところ、テレビの街頭インタビューに出くわす。
生放送で政治家に対しての怒りを両さんがぶちまけると、後日テレビ局からワイドショーのコメンテーターのオファーが。本番前、両さんの前には飲み物とは別の水と灰皿が置かれ、「あとの判断はおまかせします」と意味深な言葉をかけられる。
本番が始まると、両さんはスタッフの意図を汲んで、カメラに水をぶちまけ、灰皿を投げつける。両さんのキャラは好評となる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、擬宝珠纏、磯鷲早矢、屯田五目須(署長)

 

ワイドショーのコメンテーターになる話。演出はどんどん過激になっていき、消火器を放出したり、電ノコを突きつけたりとエスカレートしていく。
番組スタッフがアイテムを両さんの前に置くも、具体的な指示をしないのは、あくまでも両さんの自己責任にするため。
このテレビ局の建物はフジテレビのような球体展望室があるが、なぜか球体が5つもついている。

 

反逆コメンテーターエンドウさん (MFC)

●おしえて両津先生 派出所七ふしぎの巻

 

ストーリー

中川と麗子が休暇を終えて派出所に戻ってきた。
いつもの面子になったところに、小学生たちが夏休みの「学習問題」と称して、「こち亀」についての疑問を尋ねに来る。
「いつも中川は立っているが席がないのか?」「両さんはなぜクビにならないのか?」といった質問に続き、「連載開始から26年経過し年齢はいくつになっているのか?」との難問が。
さらに「両さんの身長が167cmは本当か?」という質問に対しては、実は作者の秋本先生の身長を適当に答えていただけだと判明。メインキャラの身長の設定をやり直し、両さんは152cmということになる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、磯鷲早矢、麻里愛、飛鷹右京、ジョディー・爆竜・カレン、乙姫菜々

 

読者の疑問に答える話。作中の小学生からの質問だが、読者からの質問のハガキを反映しているという設定。
年齢の疑問に関しては、作中と現実の時間の流れは違う「漫画浦島現象」と答えるも、「こち亀」は正月などの季節ネタが出る他、年号もしっかり出ていることを指摘される。
さらに最初は存在しなかった大原部長の孫が生まれ、小学六年生になっていることから作中でも12年は確実に経っていると指摘を受ける。これに対し、大人は変わらないが、赤ちゃんは早く成長する「アインシュタインの赤ちゃん法則」だと言い張る。

 

両さんの時代 『こち亀』で読むエンタメ史 (ホーム社)

●疾走!両さん自転車!!の巻

 

ストーリー

太陽工業より発売された「両さん自転車R/C」を派出所で走らせる両さん
以前に発売された両さんのアクションドールより1000円も安い価格(5980円)に両さんは感動。短足両さんを厳密に再現すると、足が短くて自転車のペダルに届かないので、足が少し長く、1/5.5サイズという微妙な大きさになっている。

 

主な登場人物

両津勘吉、擬宝珠纏、磯鷲早矢、乙姫菜々

 

実際に発売された「両さん自転車R/C」の話。一話がほぼ丸々、新製品の紹介に終始している。
前回、中川と麗子が戻ってきたのだが、この話での派出所は、纏ら女性陣がまだいる設定。
両さん自転車R/C」から派生し、「サイクリング リカちゃん」、水上を走る「RCサーファー」、壁を昇り続ける「クライマーRC」などについても紹介がされる。

 

両さん自転車 R/C

「女だらけの派出所!の巻」「両さんの長い一日…の巻」「疾走!両さん自転車!!の巻」と、派出所がいつものメンバーではなく、女性ばかりの勤務体制になっている巻。

なぎなた対決!の巻」も含めて、女性の活躍が多い。

 

オススメは「おしえて両津先生 派出所七ふしぎの巻」。

確かに中川はいつも立っているばかりで、派出所で座っていることがない。

あの棚の前でいつも何をしているんだろうか……?

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