「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【死すべし群狼拳!の巻】
マミヤの涙を見たことから単身、牙一族に殴り込みをかけるレイ。
「おたがいに女の涙には弱いとみえるな…」
兄弟を殺され怒りにふるえる牙一族の華山群狼拳が二人に襲いかかるが、北斗神拳と南斗水鳥拳の前には歯が立たない。
闘いを終えたケンシロウはレイに、どうして七つの傷の男を追っているのか尋ねる。
レイは懐から血にまみれたウェディング用ケープを取り出すと、レイの留守中に七つの傷の男に村が襲われ、結婚の予定だった妹のアイリを奪われたこと、両親を殺されたことを語る。
「おれは その男をみつけ殺す!!
そのときまでは このケープが真っ赤に血ぬられようとも戦いつづける!!」
七つの傷の男への怒りをつのらせるレイにケンシロウは
「もし おれの胸にも七つの傷があるとしたらどうする……」
と問いかけるのだった。
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〇登場した断末魔
・ぎぇ~~~
・ヒュ!!
・ぎぇぇ!!
・あわびゅ
北斗千手壊拳がさく裂したときの悲鳴。
「きさまの命はあと5秒」と告げられ「5秒なんていや……」と言ったところ、レイに「では 今死ね」と切り裂かれた。
切り裂かれた後でも、残った身体は破裂した。
〇名前が登場した拳法・秘孔
・華山群狼拳(かざんぐんろうけん)
中国拳法の象形拳の流れをくむ集団殺人拳。
狼の群れが統率された動きで獲物を襲う様を元にしていると思われる。
動物や生き物の名が付いたり、動物の動きを模した中国拳法にどんなものがあるか知りたい | レファレンス協同データベース (ndl.go.jp)
大男の背面に隠れた小男が奇襲したり、上下一斉に攻撃をかけたりと、集団攻撃が特徴。
牙一族だからこそ体得できた無敵の拳(自称)。
大人数で少数の敵を取り囲んだ状況で効力を発揮する拳法。
拳法が無敵なのではなく、その状況だから勝てるだけでは、と思うが、作中でその点は言及されていない。
・北斗千手壊拳(ほくとせんじゅかいけん)
北斗百裂拳と同じく、複数発の拳を叩き込む技。
やられた瞬間は北斗百裂拳と同じく、痛くも痒くもない。
痛くも痒くもない上に、秘孔はどこか一か所を突いただけで絶命させられるので、何発も拳を叩き込む必要性をまったく感じさせないのも北斗百裂拳と同じで、違いは正直よく分からない。
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「よくしゃべる狼さんだな…」
単身囲まれてもビビらないレイに、華山群狼拳の恐ろしさを説明する牙一族に対して、放ったケンシロウの一言。
その一言で振り返ると、すでに一人ケンシロウに倒されており、その倒された男の身体に腰かけたケンシロウの姿があった。
音もなく一人殺してしまうのは、さすがは暗殺拳・北斗神拳といったところだが、その死体の上に腰かけていた意味はまったく分からない。
どうせ、すぐ立ち上がるのに……
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レイ、それはケープやない、ベールや
妹アイリが結婚式につけるはずだったものを取り出し、
「最初は純白だったウェディング用のケープだ!!」と熱弁するレイ。
ただケープをWikipediaで調べると、「着用者の背中、腕、胸をぐるりと垂らすように覆い、首元で固定される」「袖なしのアウターウェアの一種」と記述されている。
レイが手にしている刺繍の入った薄い布は、ケープではなくベールのような気がする……
ただレイお兄ちゃんがあまりに熱心に語るので、誰も訂正できない……