「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【最期に笑う者!?の巻】
レイはケンシロウのとった構えが、北斗神拳秘伝の聖極輪だと悟る。
対峙するケンシロウとレイの間に異様な緊張がみなぎるが、双方同時に動き出すと勝負はすぐについた。
レイの貫手がケンシロウの胸を貫くも、レイも意識を失い、両者相討ちに終わる。
牙一族は、ケンシロウとレイの二人とも心臓が止まっていることを確認。
安心した牙大王は、人質のマミヤとアイリを開放すると、息子たちにケンシロウとレイを切り刻み、マミヤとアイリも殺すよう指示を下す。
だが、マミヤとアイリを襲いかかろうとした牙一族の息子たちは、何者かに瞬殺される。
ケンシロウとレイは死んではおらず、互いの秘孔を突き、一時的に仮死状態になっただけであり、その合図こそが聖極輪の構えだったのだ。
「きさまは最初から死神(ジョーカー)をひいていた!!」
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〇登場した断末魔
・お!?
・んが!?
・はなな
・やつらやつら… つらつらつららららあ!!
牙一族の息子たちの断末魔。
「お!?」「んが!?」はレイの南斗水鳥拳で首を切断された者、他はケンシロウの北斗神拳で頭部が爆裂した者。
〇名前が登場した拳法・秘孔
・聖極輪(せいきょくりん)
北斗神拳の秘伝の構え。
互いの秘孔を突き、一時的に仮死状態になることの合図。
構えとしては、右腕を上、左腕を下として両腕を胸の前で交差させる形。
両手とも手首を90度に曲げており、右手は甲を上にして下向きに曲げ、左手は甲を下にして下向きに曲げる。
・南斗虎破龍(なんとこはりゅう)
・北斗龍撃虎(ほくとりゅうげきこ)
聖極輪の後、レイとケンシロウが繰り出した。
南斗虎破龍は両腕を広げた形、北斗龍撃虎は“かめはめ波”を繰り出した後のように両手を前に突き出した形。
名称から想像するに、互いに仮死状態になるための技で、実用の技ではない可能性が高い。
TVチャンピオン テクニカル・スーパースターズ プロモデラー王選手権 Vol.1 最速の超人あらわる [ 田中義剛 ]
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南斗虎破龍と北斗龍撃虎は、その昔、テレビ東京であった番組・TVチャンピオンの少年マンガ王選手権の回に出題された技である。
レイとケンシロウの技名の吹き出しが伏せられた状態で、技名を答える問題として出題された。
漢字が難しいような印象だが、どちらも“虎”と“龍”の漢字を使用しており、その順番が南斗と北斗で逆の順になっていることに気づけば、覚えるのはさほど難しくはない。
とはいえ、完璧に覚えたとしても、そんな問題を出題される機会が今後の人生である可能性は限りなく低い。
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南斗聖拳のレイが秘孔を突けた理由
聖極輪は北斗神拳秘伝の構えである。
なのに、南斗聖拳のレイが、その内容を知っており、秘孔を突くことがなぜできたのかを考えてみる。
聖極輪は他者を欺く合図の構えなので、広く知られていては意味がない。
一子相伝の性質上、北斗神拳の使い手が同時代に一人か二人しかいない状態であることは、良くあることと考えられる。
一人か二人しかいない北斗神拳で、秘伝の合図があっても使う機会が限られているので、あまり意味がない。
そのため、表裏一体である南斗聖拳でも、聖極輪の意味と使用する時の技が伝承されていたのだと考えられる。
それにしても、レイの指が4本とも結構深くケンシロウの胸に突き刺さっているのだけど、シンのつけた七つの傷と違って、レイのつけた傷は以降残っている様子はない。