「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【故郷からの使者の巻】
荒野を一人旅する少年。
身体も弱り、視界も定かではない少年が、崩壊した高速道路から落ちそうになったところを通りがかりのケンシロウが助ける。
ケンシロウは少年に水を与えると、何も言わず立ち去るのだった。
オアシスのある村のバーに戻ったケンシロウ。
リンとバットを先に返し、ケンシロウは神の国(ゴッドランド)の後始末をしてから戻ったのだった。
神の国を一人でつぶしたケンシロウに、屈強な男たちが自分たちの組織に入らないか勧誘してくる。
ケンシロウは男たちの勧誘を拒否、乱闘が始まろうとした矢先、男たちのボス・ジャッカルが部下を止めるのだった。
さらにバーにいると、今度はケンシロウが助けた少年が入ってきた。
少年の名はタキ、バットの知り合いだった。
タキの村の井戸が枯れてしまい、村から住民は移動。
しかし、タキと子供たちの世話をしているトヨは村に残り、新しい井戸の掘削にかかるが、男手が足りずタキは人手を探しにきたのだった。
話を聞いたケンシロウはタキの村に向かうことを決意。
だが、同時にジャッカルたちも、その話に聞き耳を立てているのだった。
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〇登場した断末魔
・「うぶ」
「きさまらに おれの部下の資格はない!」
と始末されたジャッカルの部下二人の断末魔。
男二人で顔面をくっつけられ、キスした状態のまま、頭部をグシャッと潰された。
ある意味では、北斗神拳で殺されるよりも悲惨。
〇名前が登場した拳法・秘孔
なし
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バーで吞んでいる客がいる横で入浴するジャッカルさん
ケンシロウを勧誘してきた男を、裏拳で殴り飛ばす。
すると、吹っ飛んだ男がカーテンを破ると、ジャッカルが葉巻を吸いながら入浴しており、
「さわがしいのぉ…
しずかにせぇ!」と部下をたしなめる。
バーで他の客が吞んでいるスペースから、薄いカーテンを挟んで入浴しているって、どういう状況なんだ?
バーには結構な人数がいるようだけど、ジャッカルも落ち着いて入浴できないだろうに……
若い女または若い男が隣で入浴するバーなら、客が集まるかもしれないが、オジサンがカーテン越しに入浴しているバーに魅力は感じない。
この後、水場を求めてジャッカルたちはタキのいる村を襲うわけだが、この時点でタキの村の井戸は枯れた状態で、新しい井戸からは水が出ていない。
「われわれの水(オアシス)がみつかった!!」
と意気揚々と出立するジャッカルたち。
水が出るかどうか分からない村に旅立つより、そのまま入浴できるほど水が豊富なバーのある村に残る方が賢い気がするんだけど。
それとも、描かれていないだけで、オアシスの村には用心棒がいたりして、ジャッカルたちの肩身は実は狭いのかもしれない。
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荒野を一人、旅するタキを助けるケンシロウ
いつも荒野を手ぶらで歩くケンシロウだが、この時ばかりはなぜか水筒を携帯。
しかし、高速道路から落ちそうになったタキを掴んだ時も、水筒を差し出した時も、別れる時も、ケンシロウは終始無言である。
7歳の少年が、紫外線で視力をやられた状態でフラフラ歩いているんだったら、
「大丈夫か?」
「どこに行く気だ? 近くの村まで送っていくよ」
くらいの声をかけても良さそうなものだけど、ケンシロウは一言も言わずに、水を一口飲ませただけで、後は放置である。
ケンシロウは親切なのか、不親切なのか、ちょっと分からない……