「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【死神は欺けないの巻】
巨体のデビルリバースを前に、ケンシロウは北斗神拳奥義・転龍呼吸法を使う。
デビルリバースの羅漢仁王拳の技・風殺金剛拳がケンシロウを後ろの壁にたたきつけるが、転龍呼吸法を使っているケンシロウにはダメージを与えられない。
あせるジャッカルとデビルリバース。
デビルリバースの巨大な手が、ケンシロウの身体をとらえるも、逆にケンシロウがデビルリバースの手を破壊。
さらに北斗七死星点がデビルリバースに炸裂。
肋骨がへし折られ内臓も飛び出て、瀕死のデビルリバースは、兄と騙るジャッカルの身体をつかみ、助けを求めるが、ジャッカルは
「はなせ あれはウソだ!!」と叫ぶ。
デビルリバースにつかまれ、身動きのとれないジャッカルはケンシロウにも助命を乞うが、ケンシロウは
「得意の芝居で もう一度 説得してみるんだな」
と、ジャッカルの懐からダイナマイトを取り出すと、火を点けジャッカルの足元に置く。
ダイナマイトの導火線が無くなるまで、ジャッカルは無様に助けを求めるが、願いが叶うことはなく、ダイナマイトが爆発し、ジャッカルとデビルリバースは死ぬのだった。
「やつらのために 祈る言葉はない……」
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〇登場した断末魔
・「あろ!!」
ジャッカルの断末魔。
瀕死のデビルリバースにつかまれ、身動きが取れない状況で、ダイナマイトに火を点けられた。
北斗神拳ではなく、ダイナマイトによる爆死と思われるのだが、なぜか頭部が真っ二つに裂けている。
〇名前が登場した拳法・秘孔
・転龍呼吸法(てんりゅうこきゅうほう)
北斗神拳奥義の呼吸法。
もともと人間の体は恐るべきパワーを秘めているが、常人はそのパワーをわずか30%しか使えない。
しかし、転龍呼吸法を使えば、そのパワーを100%引き出せる。
ケンシロウいわく、この奥義を見た者には死あるのみ。
・風殺金剛拳(ふうさつこんごうけん)
デビルリバースの使う羅漢仁王拳の技。
手のひらからの風圧を相手に叩きつける。
“かめはめ波”と手の形が似ているが、右腰に溜めを作って腰のひねりを加えながら放つ“かめはめ波”と違い、風殺金剛拳は胸の前の両手を前に突き出すだけである。
巨体のデビルリバースが放つと、ケンシロウは後ろに吹き飛んで壁にたたきつけられたが、普通サイズの人が使うと、どの程度の威力になるのかは気になるところ。
遠くから素手で敵を攻撃することができるので、時の皇帝にかつて禁じられたのも、その辺が理由なのではと推測する。
・北斗七死星点(ほくとしちしせいてん)
転龍呼吸法により極限まで力をため、深く秘孔を突き、すべての肋骨を内側にへし折る北斗神拳の技。
頭部から腹部にかけて、北斗七星の形に七か所の秘孔を突く。
七か所突く必要があるため、実戦で決めるのは難易度が高そう。
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2ページにわたる爆裂マッスル脱衣
転龍呼吸法を用いて筋肉を隆起させて、着ていた服を脱ぐケンシロウ。
スペード戦、シン戦、マッド軍曹戦に続いて4回目となるが、この回では3コマ1ページ、1コマ1ページの計2ページでじっくり脱衣の様子が描かれている。
この回では、手首のリストバンド(包帯?)も弾け飛ばしていること、インナーのシャツだけでなくアウターのジャケットも破っていることが、はっきりと描写されている。
しかし、ジャケット有りの状態ではベルトを着用していたのに、この回の脱衣後はベルトが無くなっている。
描写はされていないが、ベルトも一緒に弾け飛んでいたのだろうか?
その割には、ベルト無しでもケンシロウのズボンはなぜか落ちてこない。
ズボンが落ちないくらいにパッツンパッツンだと、動きづらいと思うんだけど。
なお、この回の前の「闘神の化身!!の巻」の扉絵でのケンシロウも上半身裸だが、その扉絵でのケンシロウはベルト着用である。
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ジャッカルはもっと大男だったはずだけど……
「神に捨てられた村の巻」の回で、ダイナマイトを全身に巻いて老女トヨの前に立ちはだかったときのジャッカルは、トヨの倍ほどの背丈のある大男に描写されていた。
トヨの身長を150cm程度とすれば、ジャッカルの身長は3mくらいである。
しかし、この回(本当はもう少し前の回からだけど)でケンシロウに並んだときのジャッカルは、ケンシロウと変わらないくらいに見える。(180~190cmくらい?)
トヨの前に立ったときのジャッカルは、実際の大きさではなく、恐怖におびえるトヨの心情を反映したマンガ的誇張表現だったのだと考える。
「怒り! 地獄の果てまで!! の巻」でトヨのライフルをつかんだジャッカルの手も大きかった気もするが、それもマンガ的表現で実寸ではなかったと信じたい。