「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【一口の水のためにの巻】
タキのいる村にたどり着いたケンシロウ、バット、リンの三人。
村では老女トヨが出迎えてくれた。
トヨは、親を殺されたり、捨てられたりして身寄りのない子供たちを引き取って面倒をみており、以前はバットもトヨの下にいたのだった。
井戸が枯れて、他の者は村を出て行ったが、幼い子供たちを抱えたトヨは村を離れることができず、村に残っているのだ。
新しく掘っている井戸は、水脈の上に硬い岩盤があって、苦心している状態で、人手を探していたのだ。
夜中、タキはとなり村の水場に水を盗みに行く。
トヨが、子供たちやケンシロウたち客人に遠慮して充分に水を飲めていないことを心配しての行動だった。
となり村の番人のボウガンに倒れるタキ。
ケンシロウが水場に着いたころには、時すでに遅く、タキを救うことができなかった。
タキの悲劇を引き起こした時代への怒りが、ケンシロウを突き動かす。
新しい井戸の底の岩盤を、ケンシロウの怒りの拳が突き破り、水脈を掘り当てるのだった。
しかし、その水が出る様子をジャッカルが遠くから眺めているのだった。
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〇登場した断末魔
・「あぐっ!!」
となり村の井戸で水泥棒をしたタキが、番人にボウガンで射られたときの断末魔。
〇名前が登場した拳法・秘孔
なし
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真面目に職務をこなす番人を殺してしまうケンシロウ
となり村の水場に水泥棒に向かうタキ。
番人はタキをバイクで追い、ボウガンで射ってしまう。
ケンシロウはそこに駆け付けると、番人に岩山両斬波(技名は言っていないが、おそらくこの技)を喰らわせる。
番人は頭蓋を割られ、胸元まで地面にめり込む。
番人が7歳の少年を殺害したのは、確かにやり過ぎだったかもしれないが、ジャッカルのような悪党が跋扈する世紀末の世で、水場を武装して警備するのは間違ったこととは思えない。
(トヨもこの後、ライフルでジャッカルに対抗するし)
彼は自分の職務にただ忠実だっただけなのに、少年マンガの主人公に頭蓋をかち割られてしまったのだ。
いくら悪人面をしているからといって、問答無用で岩山両斬波を喰らわせたらダメだろう。
そもそもタキが水泥棒を働く前に、ケンシロウが岩盤を砕いてくれれば、こんなことには……