「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス10巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
全日本少年サッカー大会の地区予選の三回戦で、西郷SSに勝利したキッカーズはベスト8にコマを進める。
準々決勝、江北SS戦は、後半に勝ち越しゴールを奪い、2-0でキッカーズは勝利。
一方、天才キーパー上杉率いる南陽SCは、FC城北を14-0で破り、連覇に向けて快進撃を見せる。
続く準決勝、南陽SCはFC湘嵐に対しても12-0で圧勝し、決勝進出を決める。
キッカーズは、堂が崎FCと対戦。
由良崎SCの中島大海、西山SSSの雄・亮の水島兄弟ら、敗れたライバルたちの思いを受け、接戦の末、1-0で勝利し、初の決勝戦に進出するのだった。
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白鳳イレブン、由良崎SC、西郷SSと、ここまでは試合の様子が作中に描かれていたが、準々決勝、準決勝はダイジェストだった。
「キャプテン翼」の場合、全国大会が作中でメインに描かれていたこともあり、こちらも県予選はダイジェスト処理されていた。
「小学生編」
富士FC、井川SC、掛川FC、初倉小サッカー部、中野FC、浜名FCが、ダイジェストまたは試合結果だけ。
試合が描かれたのが、準決勝の島田小サッカー部、決勝の志水FC戦。
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「中学生編」
伊藤中、川根中、浜中中、大田一中、岡部中がダイジェストまたは試合結果のみ。
決勝の大友中戦だけが描かれた。
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「キャプテン翼」の中学生編の県予選は、参加104校でトーナメント制の全6戦。(南葛中はシードで二回戦から登場で1戦少ない)
小学生編の県予選の参加チーム数は明かされていないが、トーナメント制で全8戦している。
ということは、南葛SCがシードでなかった場合には参加チーム数は128~256チーム、シードだった場合には、参加チーム数は256~512チームになる。
南葛SCは、前年優勝の修哲小が主体のチームということを考慮すると、シードチームの可能性が高い。
だとすると、静岡県内から256チーム以上が参加していると推測される。
翼くんの転校する前の学校では、サッカー部やサッカーチームはなかったという設定で、サッカーはマイナーだったハズなんだけど、静岡県のサッカーチームは多すぎない?
当時のリアルなサッカーチーム数が分からないけど。
「がんばれ!キッカーズ」は、決勝戦を含めて全6戦なので、参加チーム数は、32~64チーム。(後に、68チーム参加と判明。キッカーズは弱小なのにシードだったのか)
ここが似てるぞ!
・全国大会の予選の試合の一部はダイジェスト。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:トーナメント終盤の試合(準決勝、決勝)は描くが、そこまではダイジェスト。
キッカーズ:準々決勝、準決勝がダイジェスト。
キャプテン翼:参加チーム数は三桁越え(推定)。
キッカーズ:参加チーム数は二桁。
次回は、「男の意地の一戦だ!の巻」。