「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス12巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
全日本少年サッカー大会地区予選の決勝戦、相手は天才キーパー上杉率いる因縁の南陽SC。
前年の優勝チームで優勝候補筆頭の南陽SCと、大会前には前評判にまったくのぼらなかった弱小チームの北原キッカーズの決戦は、南陽SCのキックオフで開始。
序盤で圧倒して勝負を決めてしまう南陽SCの猛攻を、果敢なスライディングタックルの応酬で防ぐキッカーズ。
強引なプレーでボールを奪うと、今度はキッカーズが巧みなパスワークで南陽陣に攻め込む。
天才キーパーの上杉の連続セービングがキッカーズの攻撃を阻むが、きよし、健太、翔の波状攻撃で対抗。
事前の予想に反して、先制点を挙げたのは弱小のキッカーズだった。
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ついに、地区予選の決勝が開戦。
かつては「おんぼろキッカーズ」と呼ばれていたキッカーズが、決勝にまで進出したことで「北原のヒーロー」と、北原小の生徒たちに期待を寄せられるようになっていた。
キッカーズに声援を送る生徒らの中に、「突撃レポーターの徳光」というキャラクターが登場して、キッカーズからインタビューをとろうとしてくる。
マンガの中では、唐突に登場した徳光くんだが、アニメ版では放送部員として登場していたキャラクター。
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さて、試合のキックオフ前には、各チームのスターティングメンバーの顔のイラストとポジション名、名前を紹介する一覧が描かれている。
この決勝戦前に、両チームのメンバー、ポジションと名前を紹介する一覧が出て来るのは、「キャプテン翼」の「小学生編」の決勝、南葛SCvs明和FC戦でも同じである。
違う点は、「キャプテン翼」では、主人公チームが下、相手チームが上なのに、「がんばれ!キッカーズ」では、主人公チームが上、相手チームが下なことがひとつ。
「キャプテン翼」では名前の表示が、「若林」「日向」「翼」といった名字か名前だけなのに対し、「がんばれ!キッカーズ」は、「大地翔」「本郷勝」「上杉光」とフルネーム表記なのも違う。
また、ポジションが「キャプテン翼」はGK、DF、MF、FWの区分なのに対し、「がんばれ!キッカーズ」はGK、DFは同じだが、MFはCH(センターハーフ)、LH(レフトハーフ)、RH(ライトハーフ)、FWはCF(センターフォワード)、LF(レフトフォワード)、RF(ライトフォワード)と細かい区分になっているのが異なっている。
まぁ、両チームの一覧表を出すのは、サッカーマンガに限らず、スポーツマンガではよくある表現で、分かりやすいので否定的な思いはない。
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ここが似てるぞ!
・決勝の試合前に、メンバーの一覧表がある。
・一覧には、メンバーの顔のイラスト、ポジション、名前が記されている。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:一覧は、主人公チームが下、相手チームが上。
キッカーズ:一覧は、主人公チームが上、相手チームが下。
キャプテン翼:一覧は、名字または名前のみの表記。
キッカーズ:一覧は、フルネーム表記。
キャプテン翼:ポジションの区分がGK、DF、MF、FW。
キッカーズ:ポジションの区分が、GK、DF、CH、LH、RH、CF、LF、RF。
次回も南陽SC戦。