「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス10巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
全日本少年サッカー大会の地区予選、三回戦、西郷SSと対戦。
幸先よく先取点を取ったキッカーズに対抗するため、西郷SSは審判の反則の笛を誘うプレーでキッカーズの攻守のリズムを狂わせる。
さらには、細かいパスをつなぐ全員サッカーで西郷SSは同点に追いつく。
キッカーズは、エースの翔が未完成だったバナナシュートを成功させたのを皮切りに、ペースをつかむ。
守りでは、西郷SSの攻めのパターンを読んで対応、攻めでは、たけし・きよしのコンビネーションでのシュート、デコのボレーシュートが決まり、最終的には7-1で圧勝。
ここまでの勝ち上がりがまぐれでないことを示すのだった。
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地区予選も三回戦に突入。
これまで作中に登場したチームが、「北」原キッカーズ、「南」陽SC、「西」山SSSと方角が入っているパターンの名前だったのに、ここにきて「西」郷SS。
そこは「東」じゃないのかよ……
さて、用務員のおじさんのアドバイスでコツをつかんだバナナシュートが、この試合で完成。
一回は曲がらずにゴール枠を大きく外してしまうが、二度目で完成させる。
「キャプテン翼」でも、大空翼くんのドライブシュートは全国大会開始時点では未完成だったが、大会の試合を通じて完成させた流れは似ている。
しかし、「がんばれ!キッカーズ」は西郷SS戦で失敗は一回だけ。
一試合中にバナナシュートを完成させた。
対して、「キャプテン翼」は、東一中戦、花輪中戦での失敗を踏まえ、比良戸中戦で完成と、三試合かかっている。
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しかし、回転をかけて軌道を曲げるバナナシュートって、キックだけでなく、ヘディングでも曲げられるものかね?
ちなみに、西郷SSのキーパーの帽子は「プーマ」。
ここが似てるぞ!
・主人公の必殺シュートが大会中に完成する。
・未完成の必殺シュートはゴール枠を外す。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:必殺シュートは三試合をかけて完成。
キッカーズ:必殺シュートは一試合で完成。
次回は、準々決勝~準決勝。