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【こち亀】135巻の全話あらすじ紹介 硬派な磯鷲武道館がエロの館に!? 両さんは超神田寿司から家出して転がり込んだ電極家で大発明!

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所」135巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2003年6月発売)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 135 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

●磯鷲武道館着工の巻

 

ストーリー

剣之介から東京での磯鷲武道館の総責任者に任じられた両さん両さんの指揮の下、着々と巨大な武道館の工事は進んでいく。世界的に有名な磯鷲流武道とあって、世界中から取材が訪れる。
マリアの父・麻里晩は両さんの元を訪れ、翻堕羅拳も新しい武道館の中に入れてほしいと懇願。他にも、レストランなどのテナントを出したいとの要請が両さんの元にやってくる。
両さんは、京都からお目付け役で来ていた彦兵衛を酔い潰すと、裏金を受け取り、武道館に不釣り合いな業者を次々に入れてしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一本田速人、磯鷲剣之介、彦兵衛、麻里晩

 

前巻の話に続き、両さんが磯鷲武道館の総責任者になるが、裏金のために武道館をメチャクチャにしてしまう話。元々は「飲食街は和食のみ」との磯鷲側の条件だったが、両さんがどんどん契約していき、ピンクサロンやスナックなど武道館らしからぬ店を構えた建物になっていく。
ここまでおかしなことになっているにも関わらず、この回では剣之介から両さんへのお仕置き的なオチはなかった。続きは二話後の「招かれざる訪問者の巻」で描かれる。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 134 (ジャンプコミックスDIGITAL)

●メリークリスマ寿司!!の巻

 

ストーリー

世間はすっかりクリスマス一色だが、超神田寿司はまったくクリスマスに関心がない。両さんはクリスマスらしい飾り寿司を考案し、店内もクリスマス仕様にするも、夏春都の鶴の一声で取り止めに。
それでも商売のチャンスを諦められない両さんは、夏春都に黙って、目の前でサンタの恰好をして寿司を握るケータリングサービスを実施。
何軒もクリスマスパーティーの会場を回ると、最後に訪れたのは、部長の自宅だった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、寺井洋一、麻里愛、ボルボ西郷、左近寺竜之介、磯鷲早矢、乙姫菜々、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都

 

クリスマスのケータリングサービスをする話。冒頭で、麗子たちがボランティアで作ったケーキを持って帰るシーンがあるが、檸檬や纏に渡している描写はない。
部長の家でのクリスマスパーティーには、中川や麗子の他、ボルボたちもおり、確認できるだけで11人となかなかの人数。

 

作れる! 飾り巻き寿司 おもてなし寿司

●招かれざる訪問者の巻

 

ストーリー

正月の擬宝珠家に早矢と乙姫があいさつに訪れる。二人が訪ねてくると知って纏は箏をひいて聞かせるのだった。
箏の話をしながら和やかな正月を過ごしていると、剣之介が突然現れる。東京に新たにできる磯鷲武道館のテナントに超神田寿司を出店してほしいという申し出だった。
しかし、武道館は総責任者の両さんが勝手に「娯楽の館」に改装していたため、両さんは大慌て。剣之介と夏春都と、両さんがニガテな二人を相手に何とか誤魔化そうとする。

 

主な登場人物

両津勘吉擬宝珠檸檬、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、擬宝珠蜜柑、擬宝珠桔梗、磯鷲早矢、磯鷲剣之介、乙姫菜々

 

磯鷲武道館の工事の様子を誤魔化す話。同巻の「磯鷲武道館着工の巻」の話の続きになる。剣之介と夏春都という東西の怖い人ベスト1がそろって、両さんは焦りまくる。
序盤は纏の箏の話題。纏の箏は職人が纏のことを気に入ってくれたため、相当豪華。蒔絵の中に纏の似顔絵が入っており、通常見えない箇所に「MATOI LOVE」と彫ってある。この箏は134巻「激走!安全運転競技大会!!の巻」で入手したもの。

 

現代風俗娯楽の殿堂 (現代風俗研究会年報)

●新商売雪屋の巻

 

ストーリー

人工スキー場の閉鎖が相次いでいるとの話から、中川の会社の人工降雪機を6機、両さんは譲り受けることに。
両さんは飛行船に降雪機を設置すると、空から雪を売る商売を始める。雪を降らせる雪屋の商売は大当たりするも、署のイメージアップのために部長に格安で雪屋をやるよう強制される。
儲けの出ない仕事に両さんは逃走を試みるが、警視庁のヘリが見張りに付いて逃げられなくなってしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)、擬宝珠纏、磯鷲早矢

 

空から人工降雪機で雪を降らせる話。一分間2000円で雪を降らせる商売だったはずが、部長に10分10円でやるよう命令される。そこだけ見ると部長のパワハラだが、そもそも1機1000万円もする降雪機を1機100円で買い取る両さんパワハラもヒドい。
両さんは、降雪機だけでなく飛行船も中川の会社を騙して作らせている。

 

人工降雪機 スノーマシーン 約100mをカバーし、約90分間連続で雪を噴霧でき、噴霧距離は7~10m

●家出中年両津君の巻

 

ストーリー

目玉焼きにかけるのは醤油かソースか、といった些細な口論から、両さんは超神田寿司を家出。警察のニコニコ寮のかつての部屋には住人がいたため、公園で野宿する。
檸檬のはからいで、電極家に居候をすることになった両さんは電極スパークの会社・スーパー電子工業でアルバイトを始める。
両さんはそこの開発部で、超薄軽量ハイパワー静電気を蓄電する新システムの電池を開発。ノーベノレ賞を受賞する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠檸檬、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、磯鷲早矢、白浜カトリーヌ(寮母)、電極スパーク、電極+、電極-、電極P、電極冷

 

両さんが家出の末、電極家に居候し、大発明する話。電極家は、指パッチンひとつで様々な家電を動かせるスマートスピーカーのようなシステムを構築していた。
始めは夏春都と口論して家出していたはずが、途中から部長を見返すために発明に励むようになり、オチでは何事もなかったかのように超神田寿司に戻っていた。
ノーベノレ賞受賞のニュース時の両さんの肩書は、警察官でも寿司職人でもなく、なぜかフリーターだった。
141巻の「超究極翻訳機の巻」で、このときにバイトしていたときの発明品が出てくる。
177巻の「次世代車発表の巻」でも、今回と同じように両さんは世界的な大発明をする。時折、両さんは天才を超える発想をする。

 

こちら葛飾区亀有公園前派出所 141 (ジャンプコミックスDIGITAL)

●開催!キャラリンピック!!の巻

 

ストーリー

警視総監が直々に両さんに会いに来る。「第一回全国警察マスコットキャラオリンピック」に警視庁のマスコット「ピーポー君」の中に入って出場し、優勝する任務を命じにきたのだ。
開催地の札幌では、スキージャンプなど、北国が有利になる競技が目白押し。さらにはスカイダイビングやマラソンといったぬいぐるみ着用では厳しすぎる競技が続く。
警視総監から優勝すればラスベガスに招待と聞き、両さんは懸命にピーポー君に入って頑張る。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一屯田五目須(署長)、警視総監

 

マスコットキャラに入って過酷なスポーツをする話。警察内部での大会のはずだが、マスコットキャラの中身にプロスキーヤーやマラソン選手を仕込んだり、キャラの外見を競技用に変形させたり、競技途中に替え玉を使ったりと不正し放題。その中で、なぜか両さんは入れ替わりなどの不正をせずに競技している。
「作品中のピーポー君及び、その他のマスコットキャラクターは実在するものではなく、実際のマスコットキャラクターとは一切関係ありません」と注意書きが入っている。(現実に存在するのは「ピーポー君」ではなく「ピーポくん」)

 

ピーポくん - Wikipedia

 

日本カンパニーキャラ&シンボル大全 (タツミムック)

●泣いた赤鬼の巻

 

ストーリー

檸檬の幼稚園の節分の日に鬼の役をやることになった両さん。気合を入れた両さんは、鬼の面を被るのではなく、全身を赤く塗り、頭に角を付け、金棒に虎の衣と本格的な赤鬼の扮装をする。その姿を大笑いされたことから、中川と麗子も巻き込んで鬼の姿に。
幼稚園の豆まきで逃げ回った両さんは勢いのあまり、園外に出てしまう。その本格的な扮装により遊園地の節分イベントだと勘違いされ、そのイベントに強制参加。そのイベントは逃げる鬼にペイントボールを当てた人に賞金が、逃げ切った場合は鬼に賞金が出るイベントだった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠檸檬

 

節分イベントで赤鬼になり逃げ回る話。タイトルは同名の児童文学からの引用で、両さんが泣くシーンはない。
幼稚園の外で巻き込まれたイベントは後楽園遊園地でのイベントで、最初はステージ上で大リーガーの投げるボールを鬼が避けるというものだった。その後は、一般客の投げるボールから逃げる公開イベントとなる。
遊園地内のイベントだったはずが、途中から両さんが園外に逃げ出すと街中を範囲としたイベントに変わる。遊園地スタッフの対応が柔軟過ぎる。

 

泣いた赤鬼 - Wikipedia

 

泣いた赤鬼 (絵本)

●男の弓道部の巻

 

ストーリー

磯鷲流流鏑馬(やぶさめ)競技会の大学対抗大会を見に来た両さんボルボ、左近寺。出場した右京の見事な技量に感嘆する両さんたち。
だが、両さんたちの関心を引いたのは、埼玉「どぐされ大学」の男子弓道部。主将の大学六年生、男田 駄堕弾(だんだ だだだん)は見た目も男らしい上、その弓をひく姿も大迫力のパワフル。
柔道や剣道に比べて弓道は、女性ばかりが注目を浴び、男子の存在は忘れられていることを嘆く男田。より男らしい戦う弓道を目指す男田の実戦的な稽古に両さんたちも参加する。

 

主な登場人物

両津勘吉ボルボ西郷、左近寺竜之介、磯鷲早矢、飛鷹右京、男田駄堕弾

 

男らしい大学弓道部の話。特に説明はなかったが、両さんたちは早矢に連れられて、右京の応援に来ていた様子。
弓道における男子の扱いに対し「ししゃもの雄並に存在さえも 忘れられかけている!」と憤る男田は、弓道部ではなく戦弓部(せんきゅうぶ)と呼んでいる。
両さんたちを巻き込んで、互いに馬に乗って弓を射ち会う稽古をするが、大会の昼休みにそんな本格的な稽古をしているのはちょっとムリがある。それが侠気というものか。
この男田主将は、136巻「鎧でサバゲー!?の巻」にも登場する。

 

サムライの筋肉が疼く スポーツ流鏑馬入門

●わしは王様だの巻

 

ストーリー

両さんの誕生日が近づいてくるが、欲しい物を聞いてもお金しか言わないので中川たちは苦心。そこで中川たちは「幸運」をプレゼントすることに。
誕生日になると、フェラーリのプレゼントに当選。競馬はどれも大当たり。パチンコでも当たりを連発と中川演出の幸運に恵まれる。
しかし、あまりにもツキ過ぎていることを怪しんだ両さんは、パチンコ店の店主を問い詰め、真相を知る。誕生日プレゼントだと知った両さんは、派出所内で部長、中川、麗子にワガママ放題を要求する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人擬宝珠檸檬、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、擬宝珠蜜柑、擬宝珠桔梗

 

両さんの誕生日に幸運に恵まれるプレゼントを受ける話。いくら中川の権力でも、競馬の結果を変えることはできないので、両さんが派出所内で見ている中継画像を差し替えし、ニセのロケ地で両さんの買った馬券が当たる映像を見せていた。しかも、東京と京都の両方の競馬場に対応するということだったので、これだけで相当な費用がかかっていたはず。
後半、派出所内でワガママを言う際には、麗子の髪を黒色にして、秋本先生の別作品「Mr.Clice」のようにさせる。中川も頭を全剃りに。

 

Mr.Clice 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「磯鷲武道館着工の巻」「招かれざる訪問者の巻」と、東京の磯鷲武道館の話がほぼ前後編のように二話収録されている巻。

 

個人的オススメは「家出中年両津君の巻」「わしは王様だの巻」。

 

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