以前に「キャプテン翼」の作中で最弱のゴールキーパーは、フランスJr.ユースのアモロだという記事を書いた。
「キャプテン翼」無印版のフランス国際Jr.ユースでの、日本Jr.ユースvsフランスJr.ユース戦の試合中、16本のシュートが撃たれたのに1本も触れることができず、その後のPK戦でも5本すべてノータッチで決められてしまうというのが、そのアモロ最弱の根拠だ。
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さて、この日本Jr.ユースvsフランスJr.ユース戦から30年以上が経過し、現在連載中の「キャプテン翼 ライジングサン」で、再びフランス代表の試合が描かれることになる。
それがマドリッド・オリンピックの準決勝、ブラジルvsフランス戦だ。
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このブラジルvsフランス戦でのフランスのスターティング・メンバーを以下に記す。
FW
MF
エル・シド・ピエール
ゼダン(ユベントス所属)
ボッシ
ベルモンド
DF
フェレーリ
ルスト
マルゴス
GK
バルテス
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なんと、というか予想通りというか、GKがアモロではない……
このバルテスは、フランスW杯優勝メンバーでオーバー・エイジ枠で招集されているという設定。
この経歴からすると、モデルとなった選手はファビアン・バルテズと思われる。
W杯優勝時のメンバーという経歴を考えれば、アモロが外れるのは当然といえる。
しかも、このバルテスはアモロと違って、ボールに触ってプレイしている描写がちゃんとあるのだ。
実況でも「正確無比のロングフィード」と評されている。
バルテスのプレイシーンは、このワンカットだけだが、ブラジルvsフランス戦が1話だけで片付けられていることを思えば充分な気がする。
アモロは数百ページで0回だったのだから。
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とはいえ、このブラジルvsフランス戦の結果、6-3でフランスが敗れることになる。
試合描写の詳細が不明なので、GKに交代があったかも不明だ。
しかし、どうやらフランスが6失点をしたのは事実であるらしい。
もしも、このブラジルvsフランス戦のGKがあのアモロだったら、この失点を減らすことができたのか、それとも更なる失点を招くことになったのか、想像に任せるしかない。
アモロだったら、ナトゥレーザとカルロス・サンターナの必殺合体シュート、フルメタルファントムを止めていたと個人的には信じていたい。