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【こち亀】191巻の全話あらすじ紹介 両さんの給料がインフレで30万円から3000万円に

こちら葛飾区亀有公園前派出所」191巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2014年8月発売)

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●人間顔じゃないの巻

 

ストーリー

住民からの通報で不審者を捕えると、それは残念だった。残念の顔、服装、挙動が不審者に間違われる原因と考えた両さんは、映画の特殊メイクなどの技術でさわやかなイケメンのマスクを被せてみる。しかし、顔面だけを変えても、服装と挙動が不審なのはそのままのため、通天閣署に預けて、関西のノリをつけさせようとする。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念(法条正義)、御堂春、芦原レイ、浪花署長

 

岩石のような顔で、挙動不審な残念をプロデュースする回。物語の冒頭では、なぜか「大笑いの刑」と称して両さんが中川の股間を刺激するいわゆる“電気アンマ”を行っている。

 

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●インフレ・デノミの巻

 

ストーリー

通天閣署で「これなんぼに見える?」と訊かれた両さんは、ズバリ金額を当ててしまいひんしゅくを買う。一方、麗子の「いくらだと思う?」については、両さんの常識を超える異常な高額で、貧富の差を感じてしまう。貧富の差からアベノミクスの話題になるが、理解が及ばない両さんと本田のため、中川は商店街の協力を得て、インフレとデノミを体験してもらう。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、御堂春、浪花署長

 

両さんが、インフレとデノミを実体験する回。100倍のインフレで給料が30万円から3000万円(現金ではなく商店街限定で使える地域振興券での体験)になるが、缶コーヒーが1本12,000円になってしまう。さらに終盤では1000倍のインフレとなる。

 

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●ロボゴルフの巻

 

ストーリー

1/1サイズのリモコン人型ロボットで参加する賞金500万円のロボゴルフ大会に参加した両さん。市販のロボットはパワーが強いものの、動作性が悪く、スコアが上がらない。そんな中、大会のスポンサー会社が出場させたロボットは、他のロボットより数世代上の性能で、プロゴルファー並みのスコアをたたき出し優勝候補に。両さんはそれに対抗するべく、ロボットの中に自分が入ってロボを装いプレーする。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念(法条正義)

 

外装だけロボットで、中身は生身の両さんというおなじみパターン。ロボットの中身は企業秘密と言い張ったが、感情丸出しの動きで人間だとバレバレだった。

 

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●サクラサイトの巻

 

ストーリー

葛飾署で、ネット詐欺、いわゆるサクラサイトの注意を呼び掛けることに。しかし、署長や部長はサクラサイトが何か理解できず、何を呼び掛けるべきか分からない。警察から注意喚起するどころか、交通課のリカは芸能人を装ったメールに、左近寺はニセアイドルとのメールに引っかかっていたりと署内でも被害が出ていた。ある日、両さん、中川、麗子、左近寺、部長のケータイに詐欺メールが届く。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)、本田速人左近寺竜之介、早乙女リカ

 

ネット上の詐欺についての回。左近寺がアイドルのマネージャーを名乗る人物からのメールで詐欺に引っかかるのだが、本田はアイドルの本物のマネージャーの名前を知っていたり、公表されていないアイドルの彼氏の有無を知っていたりと、アイドル事情に異常に詳しくて、ちょっと引く。

 

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●北海道の旅の巻

 

ストーリー

両さんの弟・金次郎が派出所を訪ねてくるが両さんはとっくに帰宅。両さんから金次郎はマザコンだったと聞かされていた中川と麗子は、両さん自身もマザコンなのではと訊くと、両さんは幼少の頃から自立していたと返答。ただ両さんが小2のとき、母にスズランの花をプレゼントしていた思い出を語る。当時の両さんは的屋についていって一か月間北海道に旅をしていたのだった。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、秋本フランソワーズ、本田速人、両津よね、両津金次郎

 

両さんが小2の頃の自活力あふれるエピソード。子供のころから鉄や銅を拾って売り払い金回りは良かったとのこと。物語の冒頭で、本田や麗子が母親との思い出について話をしているのだが、中川だけ多忙過ぎる家庭環境のせいで親の思い出がないことをイジられる。

 

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●春の魔球の巻

 

ストーリー

阪神の好調にお祭り騒ぎの通天閣署。新葛飾署と金町署の女子野球大会でピッチャーが負傷したため、通天閣署の春に助っ人の依頼がくる。小柄ながら変化球で活躍する春。しかし、試合の最中、野球をしている河川敷球場の横で、詐欺の現金の受け渡しが行われていて……

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、御堂春、芦原レイ、浪花署長

 

野球回だが、両さんではなく春が野球をする回。通天閣署の阪神フリークにあきれる両さんだが、両さんは東京出身でも巨人ファンではないらしい。春との言い争いの中で、あべのハルカスがもうすぐ完成との話題が触れられる。

 

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●三人バスの旅の巻

 

ストーリー

葛飾区のケーブルテレビの企画で、両さん、中川、麗子の三人が路線バスで北海道まで行くことに。しかし、中川と麗子は路線バスに乗ったこともなければ、現金もパスモも持つことがない。ケータイを取り上げられ、何もできない状態の中川と麗子は民家に泊まるが四苦八苦。何とか両さんに借りた10円と公衆電話で中川の会社に連絡を取ることに成功する。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)

 

実際のテレビでもあるローカル路線バスを乗り継ぐ企画を行う回。両さんは通常運転で、何も苦にしていないが、中川と麗子が苦戦する。特に中川が、田舎の民家でイナゴやタガメを食べさせられたり、風呂場で子供に「おいなりさん」をつかまれたりと散々な目に遭うが、中川の会社と連絡がついてから後は、状況が一変する。

 

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●ハリウッドプロデューサーの巻

 

ストーリー

両さんにハリウッドのテレビドラマのプロデューサーのオファーが来る。1億ドルの製作費を集められるプロデューサーを探していて両さんに白羽の矢を立てたのだ。インドや中国の富裕層と個人的つながりのある両さんは、たちまち4億ドルの製作費を準備する。潤沢な予算で、ドラマは大ヒット。シリーズ化し、どんどんヒットしていく。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子

 

182巻の「がんばれ!町工場の巻」の回で、インドや中国と太い人脈を作った両さんがハリウッドプロデューサーとして大成功する回。日本円の現金であれば、持ち逃げするが、外国の通貨(ドル)で、現金ではなく数字の管理だけで実感がないため、珍しく欲をかいて破滅しない。

 

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●がんばれ秋葉原店の巻

 

ストーリー

外国人観光客が増えてきたことを商売の好機と考えた両さんは、夏春都に変わり種の寿司を提案。超神田寿司の本店では不採用だったものの、秋葉原の支店を両さんに任せてくれることに。富裕層の外国人観光客をターゲットに、寿司屋の一日体験ができるツアーを企画。企画は大人気になるが、他店もマネをしてきたため、対抗策を考えて次第に迷走していく。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都

 

両さんが超神田寿司の支店の店長になる回。当初はガムダンやピカチューの形をした寿司を考えていたが、職人たちとの会話から、凡庸なアイデアだと気付いて、富裕層向けに方向転換した。

 

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●暑い時は海!!の巻

 

ストーリー

6月なのに37度を超える猛暑に耐えかねて、両さんは派出所を留守にし、中川と麗子を連れて海に向かう。中川のヘリで海に行くと、同じく暑いからという理由で仕事をやめて海で売店を開いている通天閣署の連中もいた。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、御堂春、浪花署長

 

両さんたちが勤務をサボって海に行く回。ただ、この日は運悪く、部長が海外視察団を連れて派出所見学をする日だったため、部長の怒りを買う。部長激怒のオチは、たいてい武装した部長が派出所に突撃してくるパターンなのだが、この回では三脚付きM60を構えた部長が派出所の前で静かに両さんたちの帰りを待つという、静かな怒りのパターンを見せる。

 

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●私の修学旅行の巻

 

ストーリー

青森県の田舎の女子高生、白石七海は修学旅行で東京に来ていた。東京の人の多さや都会の文化に戸惑う七海。昼食で超神田寿司を訪れるが、入ってから高級店と気付きピンチに。しかし、板長の両さんが機転をきかせて格安で寿司を提供。食事を終えた七海は、両さんに出版社への道を訊ねる。自分の描いたマンガを少年誌に持ち込むためだった。

 

主な登場人物

両津勘吉

 

女子高生が東京で親切な寿司屋さんに出会うというストーリーなので、両さんの登場シーンは少ない。後に「ファインダー -京都女学院物語-」を連載するが、この頃にはすでに女子高生を主人公としたマンガを描きたかったのかもしれない。

 

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●ベーゴマ選手 両さんの巻

 

ストーリー

ベーゴマがオリンピックの競技に採用され、両さんは日本代表の選考会に出場。両さんの地元であり、下町の多い東東京地区の大会はハイレベルだったが、西東京地区の選手や全国大会はレベルがあまりに低く、両さんのモチベーションは激落ち。だが、スポンサーがつくことで再びやる気を見せ、世界大会に出場する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人屯田五目須(署長)

 

ベーゴマの世界大会(架空)の話。アメリカやフランスは日本のベーゴマを研究していて強豪だが、日本は下町以外はめちゃめちゃ弱いという設定。個人的に良く知らないが、現実的には、そんなに地域差があるものなんだろうか? 西東京地区について、新宿区や渋谷区などが描かれていて「山手ではベーゴマはやらない」と語られるが、多摩地域については言及されていない。なお、纏の方がベーゴマが強いという設定はこの話には出てこない。

 

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●DJ両津の巻

 

ストーリー

渋谷で群衆を鎮めるDJポリスの活躍から、第二のDJポリスになるべく両さんが警視庁に指名される。イタリアのマフィアと結婚式の隣で、日本の暴力団の法事が行われ、一触即発の場所だが、マニアックなトークでなごませる両さん。さらにトークの上手さから、ラジオ局からもDJの仕事がくる。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)

 

渋谷のDJポリスが話題になったころの回。両さんが警備についたときには、アイドル、アニメの話題で群衆に話を聞かせたり、4時間落語をやったりしていた。ラジオDJとしては、「フル〇ンラジオ」と称して全裸で過激なラジオをする。

 

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●歩きケータイの巻

 

ストーリー

歩きケータイ(スマホ)の問題から、中川の会社でも歩きながらの操作ができない仕様を提案。両さんは歩きケータイの危険性を世に広めるべく、署内の婦警に、ケータイを操作しながら一本橋を渡ったり、急階段を下りたりさせる映像を撮影し、放映する。さらに、スマホ卓球やスマホボクシングを提案する。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、早乙女リカ

 

歩きケータイ(スマホ)の問題を取り扱った回。物語の冒頭、派出所内のランチで各自好きな物を食べようと、両さんがラーメンを出前にとる一方、中川と麗子は超高級店のケータリングサービスを注文し、経済格差が如実に描かれる。

 

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この191巻から、連載40周年と200巻での終了を合わせるのに向けて、分厚いビッグボリューム版になる。

 

オススメ回は、「三人バスの旅の巻」。

中川と麗子がクレジットカードもスマホ使えない環境でのバス旅に苦戦する話だが、中川がヒドい目に遭う回は個人的に面白いと思う。

 

「北海道の旅の巻」は、両さんの子供時代の思い出の話。

弟・金次郎が出る回は、バカ話よりもちょっと良い話になることが多い。

閉山された鴻之舞鉱山とそれを描いた曲「銀色の道」についても言及される。

 

銀色の道 - Wikipedia

 

 

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