「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス14巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
惨敗の雪辱を果たすため、橋本SCに再試合を申し込むが、断られてしまったキッカーズ。
勉強に専念するため、キッカーズを抜けた学は、同じ学習塾に通う橋本SCの速水に再試合を懇願。
速水は学に、次の塾の模擬テストで自分に勝てたら、再試合を受けても良いと条件を出してくる。
前回の模擬テストで速水は1位、学は61位。
学はキッカーズの仲間のために、猛勉強をし、模擬テストで速水を抜いて1位を獲得。
速水は学との約束を守り、キッカーズとの再戦を受諾。
キッカーズは速水から再試合の申し入れの返事を聞くと同時に、再試合の理由は学にあることを知る。
そして、再試合の日、前回の0-11の大敗時と異なり、DFの太一が気迫のディフェンスを見せ、1点は取られたものの、0-1で前半を終える。
しかし、太一は再戦のためのスライディングタックルの猛特訓で足を負傷しており、前半のムチャでそのケガは悪化してしまう。
学が抜けて11人しかいないキッカーズだったが、太一の代わりに学が出場を志願、後半から出場することになる。
太一の代わりに入った学の身を挺した守備の活躍もあり、キッカーズが逆転。
2-1で勝利をする。
キッカーズの中に入って生き生きとする学の姿を見た、学の両親も勉強に専念すべきとの考えを改める。
学はキッカーズに復帰し、再び12人で活動を始めるのだった。
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高校を舞台にしたスポーツマンガなんかでは、テストで赤点を取ってしまうと大会(または合宿など)に参加できなくなるため、赤点回避のための「勉強回」がしばしば存在する。
(たいていチームの主力が、競技では頭脳プレーができるのに、勉強はポンコツという設定)
今回の「がんばれ!キッカーズ」のように、テストで勝てたら試合を受けるというパターンはなかなか珍しい部類ではないかと思う。
(ブログ管理人が知らないだけ?)
なお、「キャプテン翼」では、「小学生編」でも「中学生編」でも、勉強やテストはほぼ登場しないので、「勉強回」は出てこない。
しかし、「がんばれ!キッカーズ」というマンガは、”汚れたエースストライカー”兵藤俊くんやボール恐怖症の松尾勇作くんと、新メンバーはすぐにチームを出ていくのに、元々いたメンバーは戻ってくるパターンがなぜか多い。
(この後、学の他にも離脱するメンバーが出て来るが、小学校卒業を除けば、みんな戻ってくる)
新メンバーも、ちゃんとフォローしてあげれば良いのに。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:テストや勉強はほとんど出てこない。
キッカーズ:テストの点数で勝負する回がある。
次回は、「対決! きよし対たけし!? の巻」。