「がんばれ！キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス13巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
橋本SCとの試合を控えたキッカーズのメンバー、学は親から勉強一本に絞って、キッカーズを退部するように言われて悩んでいた。
練習中に翔の蹴ったボールがぶつかった事実を利用し、ボールが当たった腕がケガをしたとウソをつき、学は練習を休むことに。
学のケガに責任を感じた翔は、学に謝ろうとするが、ウソをついていることが後ろめたい学は翔を避けてしまう。
学に避けられていることで、ムードメーカーの翔の元気がなくなり、加えて学の代わりに試合に出場することになった太一の調子も上がらず、チームの雰囲気は悪くなる。
チームの状況が悪化したことを本郷キャプテンに伝えられた学は、ウソをついていたことに耐えられなくなり、学はキッカーズのメンバーに真実を告げ、退部の意向を伝える。
キッカーズは、チームの雰囲気が上がらず、不調のまま、橋本SCと対戦。
チームワークがバラバラのキッカーズは、0-11の完敗を喫してしまう。
橋本SCのキーパー、速水は学と同じ学習塾に通っているため、学は速水からキッカーズとの試合の結果を聞かされる。
試合の結果だけでなく、キッカーズを下手くそと評した速水の発言に、学は憤る。
一方、惨敗の結果から立ち直るために、橋本SCとの再戦を望むキッカーズだったが、速水はキッカーズに再戦する価値はないと、にべもなく断るのだった。
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主人公チームに、メガネをかけたチームメイトがいるという設定は、「キャプテン翼」の南葛小でも同じである。
キャプテン翼：大川学
キッカーズ：野口学
メガネキャラだから、名前が「学」というのは、なんて安直なんだろうか。
サッカーでは野球などと違ってヘディングをするし、接触プレーもあるので、あまりメガネをかけた選手はいない。
メガネをする場合は、スポーツ専用のメガネをつけるものだと思うのだけど、「キャプテン翼」「がんばれ！キッカーズ」が連載されていた1980年代には、スポーツ専用のメガネってなかったんだろうか？
当時からあったような気がするけど……
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さて、「がんばれ！キッカーズ」の野口学くんのポジションはDF。
対して、「キャプテン翼」の大川学くんのポジションについて、はっきりと明示されていないし、試合も南葛小vs修哲小の対抗戦の一試合だけしか描写がなくて、判断材料が少ない。
一応、南葛小では背番号が4番なのでDFだと思われるが、南葛中時代にはふらの中戦で負傷している翼くんの代わりに出場できるよう監督に呼ばれているので、MFとも思える。
まぁ、小学生時代はDF、中学生になってMFに転向したのかもしれないけど。
しかし、日本サッカー界のスーパースター・大空翼の代わりを任せられる大川学くんの実力は相当なものなのではないだろうか？
南葛小時代には、南葛SCの選抜には選ばれず、「一番ドリブルがヘタ」と石崎くんに言われていたハズなのに、中学三年になるまでに、相当の努力があったのかもしれない。
ちなみに、大川学くんは、その後、「チーム翼」の一員として、プロになった翼くんをサポートするスタッフとして働いている。
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「がんばれ！キッカーズ」の野口学くんは、父親から
「いつまでもサッカーやって遊んでいる年じゃないんだ」と言われているけど、10～11歳で「遊んでいる年じゃない」とは、中学・高校・大学・社会人でサッカーをやっている人たちを、野口家ではどんな目で見ているのか……？
ここが似てるぞ！
・主人公チームにメガネのチームメイトがいる。
・メガネキャラの名前は学。
・学のポジションはDF（大川学のポジションは推測）。
ここが違うぞ！
キャプテン翼：学の背番号は4。
キッカーズ：学の背番号は5。
キャプテン翼：学は選手として以外でも、サッカーに関わる活動をする。
キッカーズ：小学生でサッカーを辞めようとする。
次回は、コミックス14巻の「学くんのナイスファイトの巻」。
