「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス7巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
全日本少年サッカー大会の地区予選、創部以来初めての二回戦に進出したキッカーズの次の相手は、実績のない初出場チームの由良崎SC。
由良崎SCは、親が沖へ漁に出たまま何日も帰ってこなくて、寂しくしていた漁師町の子どもたちが結成したチーム。
足場の悪い砂浜や、動きのにぶくなる浅瀬の海で、普段から練習している由良崎SCのメンバーはとても鍛えられていた。
特に、キャプテンでエースストライカーの中島大海のパワーは強力で、その巨体から繰り出されるシュートは、浜辺で暴れる暴走族のバイクを2台まとめて吹っ飛ばすほどだった。
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地区予選も二回戦に突入。
次戦の対戦相手の主力プレーヤーは、小学生とは思えない大柄な体格の中島 大海(なかじま たいかい)。
巨漢プレーヤーの対戦相手といえば、「キャプテン翼」の次藤 洋(じとう ひろし)を連想させる。
どちらも下の名前が、「洋」「大海」と海にちなんだ名前なのも共通点だ。
「キャプテン翼」の次藤くんの比良戸中学も、大会初出場のダークホースという位置づけのチームであり、「がんばれ!キッカーズ」の由良崎SCと、その点も似ている。
しかし、「キャプテン翼」の次藤くんはスイーパー(DF)なのに、「がんばれ!キッカーズ」の大海さんはストライカー(FW)なので、ポジションが違う。
また、「キャプテン翼」の比良戸中学は、南葛中に当たるまで大会無失点の守備のチームだが、「がんばれ!キッカーズ」の由良崎SCは一回戦を8-0で勝ち上がる攻撃のチームで、チームのスタイルも異なる。
さらに、「キャプテン翼」では主人公・大空翼の南葛中のマネージャーと次藤くんはいとこという接点があるにも関わらず、翼くんと次藤くんが試合前に交流を深めることはないが、「がんばれ!キッカーズ」では、大海さんたち由良崎SCメンバーとキッカーズは試合前に仲良くなっている点も違っている。
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ところで、由良崎SCの面々が、浜で獲れた魚で夕食をごちそうしたり、翌日そのお礼にキッカーズが菓子折りを持って行ったり、暴走族を撃退したり、とおよそ小学生らしくない行動が目に付くけど、みんな、保護者はどうした?
親が何日も漁に出ているといっても、子どもを置いて両親ともそろって漁に出ていることはないだろうと思うんだが。
ここが似てるぞ!
・巨漢の対戦相手の名前は海にちなんでいる。
・巨漢プレーヤーのチームは大会初出場のダークホース。
・強力シュートが大波を突き破るシーンがある。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:巨漢プレーヤーのポジションはスイーパー。
キッカーズ:巨漢プレーヤーのポジションはストライカー。
キャプテン翼:巨漢プレーヤーのチームは守備が強い。
キッカーズ:巨漢プレーヤーのチームは攻撃が強い。
キャプテン翼:巨漢プレーヤーのチームと主人公チームはなれ合わない。
キッカーズ:巨漢プレーヤーのチームと主人公チームは仲良くなる。
次回は、由良崎SCとの試合。