「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【死のブーメランの巻】
マッド軍曹の語った神の国(ゴッドランド)の首領・大佐(カーネル)の部屋にたどり着いたケンシロウ。
扉を開けると、そこには戦士の姿の巨像の群れがあった。
巨像に潜む警備兵を見抜いて倒すケンシロウだったが、カーネルはそのケンシロウにすら気配を悟らせないゲリラ戦の頂点を極めた男だった。
ケンシロウはカーネルに、ゴッドランドをなぜ作ろうとしているのか問う。
カーネルたちレッドベレーは国家に忠誠を誓う高潔な軍人だったが、政府の高官や大企業の重役たち、カーネルの上官の将軍といった国家を動かしている連中は、レッドベレーを軽んじ、酔態をさらす愚物に過ぎなかった。
そして愚か者たちは、己の利益確保のため核のボタンを押し、自らの手で滅んだのだった。
カーネルは、戦争により愚かな者は絶え、鍛えられた自分たちは生き残ったことから神に選別されたと信じ込み、優秀な民族・同じ思想で統一された民族が必要と考え、ゴッドランドの設立を目指すのだった。
カーネルの優生思想を聞き、
「すでに それが過ちであることに気づかないのか!?」
一旦は、ブーメランを避けるケンシロウだったが、避けた先はカーネルに先読みされ、ケンシロウの脚はブーメランで切られてしまう。
次のブーメラン攻撃を空極流舞でいなすケンシロウ。
どうして傷を負ってまで闘うのか、カーネルに問われたケンシロウは答える。
「おれには もう なにも目的はない
すべてを失った人間だ!!
ただ…
きさまらのような狂信者の犠牲になり
ながされる幼い子供たちの涙が……悲しみが…
おれをここに つれてきた……
きさまの野望はここまでだ!!」
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〇登場した断末魔
なし
〇名前が登場した拳法・秘孔
・空極流舞(くうきょくりゅうぶ)
ゆるりとした流れに逆らわない動きで、敵の攻撃をいなす北斗神拳の技。
カーネルの放った四本のブーメランをかわすのに使用。
顔面近くに迫るブーメランを、身体をかがめてかわし、その後は跳躍して避け、空中でブーメランを破壊した。
言及はされていないものの、
直線的に飛んでくる物 → 二指真空把
弧を描いて飛んでくる物 → 空極流舞
といった使い分けがあるのかもしれない。
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「かつて知らぬ間に これほど近くまで 獲物に接近を許したことはない」
息をひそめていた警備兵の気配を察するケンシロウ
↓
という、カーネルの気配を殺す技術の高さをうかがわせる演出なのだけど、
「よくぞ警備兵の潜んでいた像を見抜いたな」
と、カーネルは自らケンシロウに話しかけて、自分の存在をアピールしてしまう。
話しかけずに攻撃すれば良かったのに……
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核で崩壊する前の世界の軍隊
「北斗の拳」では、聖徳太子の一万円札らしき物が出てきたり、「関東」という地方名が出たりと、日本が舞台と考えられる描写がみられる。
しかし、現在の日本の自衛隊には、大佐、軍曹といった階級は存在しない。
(1佐、2曹などに相当)
どうやら核で滅びる前の世界では、日本に軍隊が存在した設定らしい。
どこの国とどういった戦争をしていたのか詳細は不明だが、レッドベレー部隊が出てきたコマでは、草むらを進軍する様子が描かれていたので、少なくとも陸戦が行われていたようである。