「銀河英雄伝説」の自分用のあらすじの覚書。
黎明篇の第九章。
銀河英雄伝説(1) 黎明編 (MAG Garden NOVELS) [ 田中芳樹 ] 価格:1,507円 |
第九章 アムリッツァ
自由惑星同盟軍はイゼルローン回廊出口の恒星アムリッツァ付近に集結、銀河帝国軍と激突。
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銀河帝国軍、ロイエンタール、ミッターマイヤー、ケンプ、ビッテンフェルトらの艦隊を密集隊形で突進。
その間、キルヒアイスが別動隊で同盟軍の後背に回り込む作戦。
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ヤンの第一三艦隊、ミッターマイヤー艦隊に迎撃を加える。
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ビッテンフェルト艦隊が同盟軍第八艦隊に襲い掛かる。
ビッテンフェルト
「進め! 進め! 勝利の女神はお前らに下着をちらつかせているんだぞ!」
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同盟軍は分断された形に。
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ラインハルト
「どうやら勝ったな」
ヤン
「どうも負けたらしいな」
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ビッテンフェルト、戦闘艇ワルキューレ部隊を発艦させ、格闘戦(ドッグ・ファイト)に移行しようとするが、艦砲射撃から格闘戦への移行の隙をヤンに突かれ、形勢逆転。
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ビッテンフェルト、ラインハルトに援軍を乞うも、全戦線のバランスが崩れると断られる。
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同盟軍の後背は、四〇〇〇万個の核融合機雷で守っていたが、回り込んだキルヒアイス艦隊は、指向性ゼッフル粒子の放出で機雷原を突破する。
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キルヒアイス、後背から同盟軍への奇襲に成功。同盟軍の戦線は崩壊。
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パニックに陥った同盟軍の戦艦が、周囲に艦隊があるにも関わらず亜空間(サブ・スペース)へのワープを決行してしまう。
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無計画なワープでキルヒアイスを含む周囲の艦隊は混乱。
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ヤン、混乱に乗じ、残存戦力のすべてをビッテンフェルト艦隊にぶつけ、退路を開く。
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同盟軍、三〇〇〇万人の兵力を一〇〇〇万人以下に減らしながらも、イゼルローン要塞に帰還。
ヤン
「私はぜんたい、流した血の量に値するだけのなにかをやれるんだろうか」
ラインハルト、同盟軍を撃退させた提督陣をねぎらうが、失態を犯したビッテンフェルトのみを叱責。
ラインハルト
「帝国首都(オーディン)に帰還ししだい、卿の責任を問うことにする」
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キルヒアイス、ラインハルトにビッテンフェルトへの処罰を考え直すよう懇願。
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ラインハルト
「罰されて当然ではないか!」
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キルヒアイス、ラインハルトの怒りはビッテンフェルトに向けられたものではなく、アスターテ・アムリッツァと二度もヤンに完全な勝利を阻まれた自身に対しての怒りであると看破。
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ラインハルト
「奴はなぜ、いつもおれが完全に勝とうというときにあらわれて、おれの邪魔をするのだ⁉」
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「覇道の障害となるのはヤン提督だけではありません。それをおひとりで排除できると、そうお考えですか」
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ラインハルト、ビッテンフェルトへの処罰を取りやめることを決める。
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ラインハルト
……おれは宇宙を手にいれることができると思うか?」
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「ラインハルトさま以外の何者に、それがかないましょう」
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前回のアスターテ会戦のときには
ラインハルト「どうやら勝ったな」
ヤン「どうやら、うまくいきそうだな」
だったのが、今回のアムリッツァ会戦では、
ラインハルト「どうやら勝ったな」
ヤン「どうも負けたらしいな」
と、繰り返しになっているのが、ライバル感を醸し出していて、個人的には好きなシーン。
ビッテンフェルトの「勝利の女神は~」のセリフも下品ながら、人柄を表していて好きなセリフ。
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次回は、黎明篇の第十章、「新たなる序章」。