「銀河英雄伝説」の自分用のあらすじの覚書。
黎明篇の第十章。
第十章 新たなる序章
アムリッツァ会戦は自由惑星同盟軍の全面的な敗退で決着。
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同盟の最高評議会メンバー十一名は敗戦により全員、辞表を提出。
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しかし、帝国侵攻作戦案に反対票を投じた国防委員長ヨブ・トリューニヒト、財政委員長ジョアン・レベロ、人的資源委員長ホワン・ルイは、その識見を称えられ、翌年の選挙までトリューニヒトが暫定政権首班の座につくことに。
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軍部では、統合作戦本部長シトレ元帥、宇宙艦隊司令長官ロボス元帥が辞任。
グリーンヒル大将、キャゼルヌ少将は左遷。
フォーク准将は療養の後、予備役編入を命ぜられた。
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アスターテ・アムリッツァに参加していなかったクブルスリーが中将から大将に昇進、統合作戦本部長に。
アスターテでの負傷で療養していたパエッタ中将が第一艦隊司令官に。
ビュコックが中将から大将に昇進、宇宙艦隊司令官に。
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ヤン・ウェンリー、中将から大将に昇進、イゼルローン要塞司令官・兼・イゼルローン駐留艦隊司令官・兼・同盟軍最高幕僚会議議員に。
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イゼルローン駐留艦隊は、旧第一〇・第一三艦隊の人員で構成されることに。
通称“ヤン艦隊”。
銀河帝国の皇帝フリードリヒ四世、心臓疾患で急死。
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帝位継承権があるのは皇帝の直系の孫三人。
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三人の背後には、それぞれ国務尚書リヒテンラーデ侯、ブラウンシュバイク公、リッテンハイム侯がついている。
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ブラウンシュバイク公とリッテンハイム侯は固有の武力を有しているため、ラインハルト・フォン・ローエングラムはリヒテンラーデ侯と組むことに。
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国務尚書リヒテンラーデ侯、五歳の皇孫エルウィン・ヨーゼフ二世を皇帝に即位させる。
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リヒテンラーデ、侯爵から公爵に。ラインハルト、伯爵から侯爵に。
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ラインハルト、ジークフリード・キルヒアイスを上級大将に昇進させ、宇宙艦隊副指令長官に。
オーベルシュタインを中将に昇進させ、宇宙艦隊総参謀長・兼・ローエングラム元帥府事務長に。
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一方、ともに娘を帝位につかすことができなかったブラウンシュバイク公とリッテンハイム侯は、ラインハルトとリヒテンラーデに対抗するための秘密の同盟を結ぶ。
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ラインハルト、ブラウンシュバイク公とリッテンハイム侯の率いる門閥貴族連合との戦争に備える。
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銀河帝国の皇帝死去、という展開を読んだ時、
「この物語って、ラインハルトが皇帝を倒す話じゃなかったっけ?」
と思ったものである。
でも、ラインハルトが皇帝を武力で撃ち滅ぼして帝位を簒奪すると、帝国内に火種を残しかねないので、物語としては幼帝から禅譲させる形をとったのだと推測する。
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次回は、野望篇の第一章、「嵐の前」。