「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス11巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
キッカーズのメンバーの一人、健太が、東京のサッカーチームに所属するいとこの健介とリフティング勝負をすることに。
回数が100回を超えるとプレッシャーで健太の動きが悪くなるが、翔の機転で百の単位を飛ばした数え方をすることで、プレッシャーから解放。
結局、健太と健介のリフティング勝負は決着がつかずじまいの引き分けに終わった。
健太との勝負はつかなかったが、健介はさらに翔にシュート勝負を挑む。
シュート勝負は健介の勝利に終わるものの、健介の勝負の見届け人としてついてきた小田が、翔のキック力に興味を抱いたことから、東京の健介・小田の所属するチームと試合をすることになった。
試合のために上京したキッカーズ。
東京タワーや東京の人の多さにはしゃぐキッカーズだったが、ビル街の中、屋上の人工芝の練習場に驚くのだった。
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地方民の主人公チームが上京して、都会のチームと試合をする展開は「キャプテン翼」にはまったくない展開。
というか、翼くんは静岡県の南葛市に転校してくる前に、弥生と同じ学校だったのだから、むしろ主人公が東京から地方に来ていることになる。
ところで、キッカーズの地元の北原は何県にあるんだろうか?
小学生が東京と行き来しているところを見ると、せいぜい関東地方の中ではないかと想像できる。
さらに、これまでキッカーズは浜辺で色んな人たちと出会っているのだから、海なし県ではあり得ない。
とすると、茨城県、千葉県、神奈川県に絞られる。
その中だと、千葉県っぽい気がしないでもないが、特に理由はない。
しかし、健太くんと健介くんのリフティング勝負は引き分けに終わったのだけど、リフティングに引き分けって、何時間も続いた場合以外、普通はないのではなかろうか。
どちらかがサッカー辞める、というサッカー人生がかかった勝負の割に、決着があっさり過ぎた気がする。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:主人公が東京から地方のチームに来る。
キッカーズ:主人公チームが試合をしに上京する。
次回は、東京の清心学園SCとの試合。