キャプテン翼は、世代トップクラスのスーパープレイが飛び交うマンガである。
小学生編、中学生編は全国優勝を目指し、国際Jr.ユース編、ワールドユース編、マドリッドオリンピック編では世界一を目指す物語。
主人公・翼はその中で、いずれもチームの中心として活躍し、大会MVPを何度も受賞し、トッププレイヤーと呼ばれることに異論のない実力である。
そして、ライバルたちも翼に近い能力を持つトッププレイヤーばかりだ。
さて、ここで問題なのは、第一話から登場する石崎くんの存在。
翼が転校してくるまでは弱小の南葛小サッカー部のキャプテンで、西が丘小との練習試合では、翼のセンタリングからヘディングシュートを決めたときに、
「こ……このおれが。ゴールをきめた」と自分でも驚くほど、得点から縁遠い存在であり、その後も下手の代名詞として名前を挙げられる。
そんな作中で下手の代名詞であり、凡人の石崎くんなのだが、市内の小学校から選抜された南葛SCの15人に選抜されている。
その後も、全日本Jr.ユース21人、全日本ユース22人、オリンピック代表23人といずれの年代別代表に選ばれている。
しかも、代表入りするだけでなく、先発出場することも多い。
下手の代名詞なのに、代表に入っているのは、単に作者の高橋先生の石崎くんびいきではなかろうか?
作中の手法として、オウンゴールしたり、敵のプレイヤーに抜かれたりする存在がいると、チームをピンチにすることが可能なので、その要員で高橋先生に選ばれているだけなのではなかろうか?
その疑問を解消するためは、石崎くんとそれ以外のキャラクターのプレーを評価し、石崎くんがチームにどれほど貢献しているのかを調べなければならないと考える。
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そこで、無印の南葛小vs修哲小戦から、ワールドユース決勝の日本vsブラジル戦までの試合の全プレーを評価していこうと思う。
一気に全部は評価できないので、ボチボチ進めていくことになるが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
【キャプテン翼】石崎くんはサッカー日本代表にふさわしい実力か?検証2 評価方法 - カワズまんが研究所