【キャプテン翼】石崎くんはサッカー日本代表にふさわしい実力か?検証69 中学生編総括 - カワズまんが研究所
フランスで開催される第一回国際Jr.ユースに向け、以下のメンバーが選ばれた。
背番号順
1 若島津 健(東邦学園)
2 立花 政夫(花輪中)
3 立花 和夫(花輪中)
5 次藤 洋(比良戸中)
6 高杉 真吾(南葛中)
7 早田 誠(東一中)
8 井沢 守(南葛中)
9 日向 小次郎(東邦学園)
10 大空 翼(南葛中)
11 岬 太郎
12 松山 光(ふらの中)
14 石崎 了(南葛中)
15 沢田 タケシ(東邦学園)
16 佐野 満(比良戸中)
17 滝 一(南葛中)
18 新田 瞬(大友中)
19 反町 一樹(東邦学園)
20 来生 哲兵(南葛中)
21 森崎 有三(南葛中)
22 若林 源三(ハンブルグ)
24 三杉 淳(武蔵中)コーチ兼任
監督・コーチ
見上 辰夫
住友 三郎
片桐 宗正
さて、このブログ記事で言及したいのは以下の2点である。
1.メンバー選出の課程は適切だったか?
2.我らが石崎くんは、このメンバーでスタメンにふさわしいか?
1.メンバー選出の課程は適切だったか?
選出の課程について、まず、全国中学サッカー大会から24名の大会優秀選手を選出。
【キャプテン翼】石崎くんはサッカー日本代表にふさわしい実力か?検証68 中学生編 大会優秀選手 - カワズまんが研究所
大会優秀選手で全日本Jr.ユースチームを結成し、静岡県つま恋で合宿を開始。
合宿開始にあたって、翼くんは大会の負傷の治療のため、不参加。
代わりに、大友中の新田くんが追加招集。(この時点で24名)
合宿後に24名からヨーロッパ遠征に向かう17名をさらに選抜。(この時点で17名)
国際Jr.ユース開幕前のヨーロッパ遠征中、若林くん、翼くん、岬くんが合流。
三杉くんを選手としても登録。(結果、上記21名に)
以上が選出の課程なのだけど、まず最初の大会優秀選手24名の選出と発表が、南葛中vs東邦学園の決勝戦の最中に行われているのがおかしい。
それだと、決勝戦の結果は選出に反映されないことになる。
仮に、準決勝まであまり活躍していなかった南葛の岩見くんが、決勝で突如ハットトリックを決める活躍を見せても、選ばれないことになる。
あと、共同新報や東都スポーツといった中学サッカーを取材しているマスコミも、決勝戦の真っ最中に発表されたら、取材に困るだろう。
次に気になるのが、追加選出されたメンバーがいることに対し、合宿参加しながら落選したメンバーが納得するだろうか、という点だ。
この点は、西ドイツでのハンブルグとの親善試合で、遅れて合流し、試合に出ようとした翼くんに対し、日向くんと松山くんが、「合宿に参加していない翼に出る権利はない」と主張おり、作中でも問題視されている。
結局、石崎くんの土下座や、若林くんの「実力のある者が出られないのはおかしい」との主張により、翼くんと若林くんはメンバー入りすることになる。
翼くんと若林くんのチーム入りに関しては、上記のように、多少モメたのだけど、岬くんに関しては、見上監督と片桐さんのチョイスで波風立つことなく、すんなりチーム入り。
これは適切な選出なのだろうか?
中学サッカー大会優秀選手以外の追加メンバーの実績を、以下に記載する。
〇若林 源三
小学5年生時に、修哲小として全国制覇。
その際、全試合無失点。
6年生時には、南葛SCのメンバーとして全国制覇。
その後、西ドイツに渡り、ハンブルグJr.ユースの正GKとして、ヨーロッパの大会を総ナメ。
〇新田 瞬
小学6年生時に南葛SCとして、全国制覇。
中学2年生時には、県大会決勝で南葛中に敗れ、全国大会には出られなかったものの、つま恋合宿には参加。
〇三杉 淳
小学6年生時には武蔵FCのキャプテンとして、ベスト4。
中学1年、2年は心臓病のリハビリのため、実績なし。
中学3年時には、東京都大会決勝で東邦学園に敗れ、全国大会には出られなかったものの、コーチとしてつま恋合宿には参加。
〇岬 太郎
小学6年生時には、南葛SCのメンバーとして全国制覇。
その後、フランスに渡ってからは特定のチームには所属せず、中学での実績なし。
つま恋合宿にも不参加。
岬くんだけ、合宿不参加の上に実績も微妙じゃないか?
三年の間に実戦から遠ざかって、衰えている可能性も充分あるけど。
読者目線で見れば、岬くんはチームに入って欲しいところだけど、作中世界では、片桐んのエコひいきと見られても仕方がないような気がする。
2.我らが石崎くんは、このメンバーでスタメンにふさわしいか?
さて、本ブログの目的は、石崎くんが真に代表入りするのにふさわしいか検証することにある。
全国サッカー大会の優秀選手に選ばれたので、全日本入りするのは、充分な活躍ぶりといえる 。
そこで、さらに話を進め、全日本入りだけでなくスタメンとしてふさわしいかを考えてみた。
全日本に選ばれたメンバーで、DFは以下のメンバーである。
松山
次藤
早田
高杉
石崎
見上監督は4バックなので、上記5名から4名をスタメンに選ぶことになる。
中学No.1プレーヤー翼くんと渡り合い、DF陣のリーダーとして指示出し、強力なイーグルショットを持つ松山くんは当確、
同じく翼くんと渡り合い、南葛を追い詰めた実績があり、当たり負けしない強いフィジカルの次藤くんも当確、
翼くんを徹底マークした実績、鋭いカミソリシュート、カミソリタックルを持つ早田くんも当確と考えると、残るは高杉くんと石崎くんのどちらかになる。
高杉くんには、石崎くんにない体格、ロングスローインといった武器があるが、中学編での活躍は石崎くんの方が上である。
【キャプテン翼】石崎くんはサッカー日本代表にふさわしい実力か?検証69 中学生編総括 - カワズまんが研究所
また、松山くん、次藤くん、早田くんでディフェンスラインを作ると、大柄な次藤くんとDF陣を統率する松山くんがセンターバック、オーバーラップを仕掛けられる早田くんはサイドバックになる。
となると、残すは早田くんと反対のサイドである。
南葛中でのポジションはDFとしか表記されていないが、何度もオーバーラップし、サイドをドリブルで上がる描写のある石崎くんはサイドバックで、大柄な高杉くんはセンターバックと考えるのが自然である。
そのような理由から、残るサイドバックのポジションには石崎くんが適当と思われる。
何より、コンクリートを破壊するタイガーショットですら、ブロックする、鉄壁の「顔面イフェンス」があるから、石崎くんの方が高杉くんよりスタメンにふさわしいと考える。
しかし、その割には高杉くんの背番号は「6」、石崎くんは「14」。
見上監督は実際のところ、石崎くんをどのくらいと評価しているんだろう……?
【キャプテン翼】石崎くんはサッカー日本代表にふさわしい実力か?検証71 全日本Jr.vsハンブルグJr.1 - カワズまんが研究所