【試合概要】
準決勝のサウジアラビアユース戦で再び右足を負傷したエースストライカー・車仁天を欠く韓国ユースに対し、ベストメンバーの全日本ユース。
翼を中心に世界レベルのスピードとボール回しで全日本ユースが圧倒するのだった。
プレー | 選手名 | ポイント | 試合得点 |
詳細不明 | 日1-韓0 | ||
翼 単独でフィールド中央突破 | 翼 | 1 | |
翼 李のブロックに反応し岬にバックパス | 翼 | 1 | |
岬 ゴール前の翼にリターンパス | 岬 | 2 | |
翼 ローリングオーバーヘッドシュート。ゴール | 翼 | 2 | 日2-韓0 |
試合終了 |
まさかのサウジアラビアユースvs韓国ユースよりも短い、あっさりの試合描写。
準決勝でワールドユース進出は決まっていたし、韓国もエースの車がいなくてベストじゃないので、引っ張っても仕方がないんだけど。
連載していた1996年は、2002年ワールドカップが日韓共催に決まるかどうか、といった時期だったはずなので、もし一年くらい前に日韓共催が決まっていれば、韓国の扱いももっと変わっていたのかもしれない。
価格:3,360円 |
短いけど、一応、ポイントの集計
大空 翼 | 4 |
岬 太郎 | 2 |
若島津 健 | 0 |
石崎 了 | 0 |
早田 誠 | 0 |
次藤 洋 | 0 |
三杉 淳 | 0 |
葵 新伍 | 0 |
松山 光 | 0 |
日向 小次郎 | 0 |
新田 瞬 | 0 |
翼くんと岬くんしか活躍の描写がない……
しかも、無尽蔵のスタミナが売りのはずの葵新伍でさえバテているのに、ブラジルのプロ生活で鍛えられた翼だけは、大会終盤でもバテずに超人的な体力を持っているという内容。
後輩の唯一ともいって良い特長をつぶさないで欲しい……
フランス国際Jr.ユースのころは、日向くん、岬くん、三杉くんたちのレベルに比べ、翼くんは頭ひとつ分くらいわずかに上回っている印象だったけど、この頃以降の翼くんは他のメンバーより三馬身以上ぶっちぎった実力になっている印象。(若林くんを除く)
なので、ユース代表にドリームチーム感がなくなってしまっている。
主人公だけ強すぎるのも問題かなぁ……
価格:209円 |
「この屈辱は 絶対に忘れないぜ
日本……そして 大空翼
韓国チームの受けた
この借りは 絶対に
ワールドユースで返す」
と、雪辱を誓う車仁天だったけど、ワールドユースの本編で韓国ユースの試合描写はカケラもなく、ひっそりと敗退……
後のシリーズの「ライジングサン」の中のマドリッドオリンピックにも、韓国代表は出場しているものの、こちらも試合描写は1ミリもなく、対戦表が示されただけで、こちらも人知れず、グループリーグ敗退……
ここまで来ると、高橋陽一先生は韓国を意図的に描いていないのではないか、と疑わずにはいられない。
次回は大会優秀選手について。