「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス15巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
キッカーズは北原を離れ、菱浦杯少年サッカー大会に出場するため、菱浦市を訪れていた。
そこで、キッカーズは同じ大会に出場しているイギリス人留学生の少年、マイクに出会う。
試合は、城山スターズに1-2で逆転負けしてしまったキッカーズ。
キッカーズの試合を観戦していたマイクは、日本のサッカーのレベルはまだまだと評する。
マイクの評価に腹を立てたキッカーズは、口論の末、マイクのいる青風クラブと後日試合をすることに。
青風クラブは、マイク以外は日本人ばかりで、大会に出ると負ける弱小チームだったが、マイクの加入以降、本場ヨーロッパ仕込みのスピードあふれるサッカーを身につけ、急成長していたのだった。
後日、翔と健太が青風クラブの偵察に訪れると、青風クラブはフィールドプレーヤー全員がローラースケートを履いて練習することで、スピードあふれるプレーを身体に覚えさせる「ローラースケート特訓」をしていた。
翔と健太はキッカーズに戻ると、青風クラブのスピードサッカーに対抗するため、坂道を下りながらプレーをする「下り坂特訓」を取り入れるのだった。
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古くは「巨人の星」の大リーグボール養成ギプスのような、昔のスポ根マンガにありがちなトンデモ特訓。
ローラースケート履いてサッカーしたり、急な下り坂でサッカーをしたりしても、変なクセがついて、サッカーがむしろ下手になりそうな気がするけど……
サッカーの母国と言いつつ、マイクの出身国がイングランドではなく、イギリスとなっているのは、「がんばれ!キッカーズ」の読者層である小学生に合わせた表現なんだと思われる。
出会いがハンバーガーショップだったため、ブログ管理人的にはマイクはイギリス人というかアメリカ人っぽい印象を感じたが。
「キャプテン翼」でも、イングランドは登場するけど、フランス国際Jr.ユース大会で、フランスJr.ユースをちょっと手こずらせたくらいしか出番がない。
サッカーの母国という、他の強豪国にはない唯一無二の強烈な個性があるのに、なぜか影が薄い……
ちなみに「キャプテン翼」のイングランドの選手は、「ローラースケート特訓」はしていない。
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ここが似てるぞ!
・サッカーの母国、イギリス(イングランド)の選手(チーム)が登場する。
ここが違うぞ!
キッカーズ:本場のヨーロッパでは、ローラスケートを履いてサッカーの特訓をする。
キャプテン翼:ローラースケートでサッカーはしない。
次回は、青風クラブとの試合。