「がんばれ！キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス5巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
全日本少年サッカー大会の地区予選が開幕。
キッカーズの対戦相手は、去年地区予選3位の白鳳イレブン。
対戦経験のない白鳳イレブンの様子を偵察するために、片道5kmの山道をサッカーの練習をしながら向かうキッカーズ。
しかし、白鳳イレブンは対・南陽SCに向けた秘密特訓のため、体育館にこもって練習しており、白鳳の様子は分からずじまい。
白鳳の様子は分からないが、キッカーズは毎日、5kmの山道を通い続けるのだった。
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練習試合ばっかりのマンガだったけど、5巻にして公式戦の大会があることがようやく示される。
初戦で強豪と当たるのは、「キャプテン翼」の「小学生編」で明和FCに初戦で対戦することを思い起こさせるが、明和FCとの対戦は全国大会の初戦であり、「キャプテン翼」の県予選の初戦は格下チームとの対戦のため、地区予選の初戦で強豪と当たった「がんばれ！キッカーズ」とは流れが異なる。
また、大会前にキーパーの本郷キャプテンが足を痛めたことも、「キャプテン翼」の若林くんの足の負傷とダブる。
しかし、「キャプテン翼」の若林くんは全国大会では決勝戦しか出られなかったのに対し、「がんばれ！キッカーズ」の本郷キャプテンは初戦の白鳳イレブン戦から出場するので、まったく違う。
と、いうワケで、「がんばれ！キッカーズ」と「キャプテン翼」の大会の流れは、似ているようで全然違っている。
しかしながら、白鳳イレブンの偵察のために始めた山道往復10kmの練習について、
「グラウンドで練習していれば白鳳に勝てるとでもいうのか？」とか、
「偵察なんかもう どうでもいい！
この往復十キロの山道…みんなでボールを運ぶんだ！
それが おれたちの…、キッカーズの対 白鳳戦の練習だ‼」
とか、なぜか本郷キャプテンは山道特訓にナゾの絶対の自信をもっている。
偵察できないんだったら、普通にグラウンドで練習した方が、効率的な気がするけど……
しかも、山道ランニングだけならともかく、白鳳に着くと、白鳳のグラウンドで勝手に野良犬を相手に練習をするという、迷惑な練習をしてから帰るのだ。
白鳳イレブンが体育館で練習していて、グラウンドが空いているからって、勝手に他校のグラウンドで練習するなよ！
ここが似てるぞ！
・初戦で強豪と対戦。
・大会前に主人公チームのキーパーが足を負傷。
ここが違うぞ！
キャプテン翼：全国大会の初戦では強豪と対戦だが、県予選の初戦は格下と対戦。
キッカーズ：地区予選の初戦で強豪と対戦。
キッカーズ：負傷したキーパーは初戦から出場。
キッカーズ：対戦相手チームのグラウンドに不法侵入の上、野良犬を相手に練習。
次回は、白鳳イレブンとの試合。
