「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス9巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
”汚れたエースストライカー”兵藤俊を新たに入部させたキッカーズ。
翔に敵対心をむき出しの俊は、エースストライカーの座をめぐって勝負を挑むが、勝利できずに終わる。
勝負が終わっても納得のいかない俊は、新たなサッカーチーム・ジャッカルズを結成し、キッカーズに試合で決着をつけることを強要。
俊の度重なる挑発に業を煮やしたキッカーズは、試合を受ける。
しかし、ジャッカルズは強引なラフプレーで、試合を有利にしようとするのだった。
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「キャプテン翼」には、チームのメンバーが反旗をあげたり(若島津くんのチーム離脱はあるが)、暴力的なチームとの対戦したりすることもないので、このエピソードは似ているところはない。
ところで、翔くんと俊くんのエースナンバーをめぐっての一対一の勝負なんだけど、本郷キャプテンの提案した勝負方法は、デコくんのあげたセンタリングを、どちらか早い者勝ちでゴールした方が勝利という、ちょっと釈然としないモヤっとした決着方法。
先攻・後攻に分かれて、デコくんのセンタリングを一方がシュート、他方が守備をし、次は攻守逆にして対戦するという方が、納得いくように思うんだけど。
そして、俊くんの連れてきたジャッカルズのバックスは、土煙の中で周りから見えないのを良いことに、明らかな暴力プレーでキッカーズを打ちのめす。
土煙で視界が塞がれるって、キッカーズのグラウンドは砂漠なの?
それにそもそも審判のいない非公式試合で、土煙に紛れる必要性はあったんだろうか?
ここが違うぞ!
キャプテン翼:監督の方針にあわないと考えた若島津くんはチームを去る。
キッカーズ:キャプテンの方針にあわないと考えた俊くんは、別チームを作って試合を挑んでくる。
次回はコミックス10巻のジャッカルズとの試合の決着。