「こちら葛飾区亀有公園前派出所」13巻の収録全話のあらすじを紹介していく。
(1980年6月発売)
|
こちら葛飾区亀有公園前派出所 13【電子書籍】[ 秋本治 ] 価格:460円 |
![]()
●ホワイト・カメアリの巻
ストーリー
大雪の後、一夜明けたらそこは銀世界。両さんは子供たちと雪の中でハシャぐのだった。
道路も雪で埋まり、交通もマヒしていたので、麗子はスポーツ店から借りたスノーモービルで派出所にやって来る。
両さんは面白がってスノーモービルに乗りたがるが、免許がないので上手く運転できず、麗子の運転に引っ張ってもらい雪上スキーをするのだった。
そんな折、宝石店強盗がスノーモービルで逃走してくる。両さんたちもスノーモービルで追跡。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子
大雪の朝、スノーモービルに乗る話。
この回では両さんは普通免許がないため、スノーモービルでの公道走行ができないと麗子に言われている。
中川の運転の後ろに乗っている時でも、カーブの際に体重をかける方向を間違えたりと、乗り物の運転経験がない設定になっている。
96巻「両さんの免許証の巻」では、両さんは普通免許どころか、大型、二種、けん引など、取得できる免許はすべて制覇しているという設定になっている。
44巻「白い朝!の巻」では、大雪で派出所が雪で完全に埋まっているが、今回はそこまでではない。
|
【USA在庫あり】 ニューレイ New Ray 模型 1:18スケール スノーモービル ポラリス PRO-X 800 青 nrt57783B JP店 価格:5756円 |
![]()
|
トランペッター 1/35 ソビエト軍 NKL-26 装甲スノーモービル プラモデル 価格:3460円 |
![]()
●歳末サバイバルの巻
ストーリー
派出所は年末の大掃除。隠していた両さんの始末書が出てきたり、ツケのたまった商店街の人たちが押しかけてきたりと問題が続出するが、当の両さんは喫茶店でサボってインベーダーゲームをしていた。
麗子に連れ戻された両さんは、お金がないので、近所に配るおせち料理を作る麗子の手伝いのアルバイトや、モチつきの手伝いに駆り出される。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、戸塚金次
歳末に年越しの準備をする話。
タイトルの「サバイバル」は、金欠の両さんが年末年始のサバイバルに挑むことを指している。
12月にボーナスは支給されているのだが、有馬記念にツッコむなど、3日間で両さんは使い切ったとのこと。この頃は商店街の借金取りたちも、まだボーナス支給日に署に張り込むことはしていないらしい。
浅草の実家には「勘当の身」だから帰れないとのことを語っている。
部長は正月は「いなかへ帰る予定」とのこと。だが、55巻「部長の「我が人生」の巻」では、部長は東京都大田区出身の設定になっている。ただ、戦時中に疎開をしているので、疎開先を「いなか」と言った可能性もある。
連れ戻しに来た麗子の気を引くため、両さんは愛の告白めいたことを麗子に告げる。言われた麗子もまんざらではなさそう。
|
掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA) [ そえだ 信 ] 価格:1078円 |
![]()
●年ごろ!?の巻
ストーリー
昭和54年(1979年)の元旦、両さんは中川、麗子と和装をして浅草寺に初詣にやって来ていた。
警視庁のパトカーで移動する両さんたちだが、正月の混雑で移動は困難。上野の寛永寺に向かう途中、喫茶店で休憩する。
喫茶店を出たところ、出会いがしらにぶつかった酔っぱらいと両さんはケンカになりそうになるが、中川に止められる。
その酔っ払いが、今度はヤクザ者の一団にぶつかって騒ぎを起こす。両さんは先程のことがあるので放置しようとするが、麗子は一人、ヤクザの一団を止めようとする。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子
元日の夜に初詣をして回る話。
柴又の帝釈天から始まり、明治神宮、靖国神社、湯島天神、本門寺、浅草寺と初詣を巡っている。名前の挙げられた順と位置関係がバラバラなように思えるので、両さんの気まぐれで回る順を決めたのかもしれない。
タイトルの「年ごろ」というのは、麗子が今年成人式の19歳だと聞き「娘十八 番茶も出花」と両さんが麗子を年頃になったと評していたことから。
55巻「部長の「我が人生」の巻」や69巻「麗子メモリアル」では、麗子は国立大卒の設定になっているが、この頃は高卒で警察官になった設定。
マリアや纏についても、今年成人式と言われている回があり、「こち亀」のヒロインは登場後しばらくすると、成人式を迎えるのが定番らしい。
|
ももいろクローバーZ / MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM 「桃も十、番茶も出花」(初回限定モノノフパック盤/3CD+2Blu-ray) [CD] 価格:10658円 |
![]()
●挑戦ギネスブック!?の巻
ストーリー
麗子が正月明け5日ぶりに派出所に出勤すると、室内は荒れ放題、両さん、中川、寺井、戸塚の四人がコタツに入って倒れていた。
集団ガス自殺が頭をよぎる麗子だったが、実は麻雀の徹夜記録を作ってギネスブックに載ろうと元日の夜からずっと徹夜で飲まず食わず麻雀をし続けていたのだった。
呆れた麗子は、それでも食事を作って四人に食べさせる。
食事をして人心地ついた両さんたちだったが、懲りずに麻雀を再開。
麻雀をしながら、麗子に酒やツマミを用意するように頼むが…
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、戸塚金次、寺井洋一
正月から徹夜麻雀をし続ける話。
派出所には両さんたち以外に交代勤務の要員が来ているはずなのだが、ギネス挑戦のためにみんな買収して帰らせていた。
ギネスに挑戦とのことだが、ギネスの認定員のいないところでやっても認定されるはずもない。四人は誰もそのことに気づかず5日間(4日間までは意識あり)麻雀を続けていたのだった。
ギネスブックについては175巻「みんなでギネスの巻」で、ギネスへの様々な挑戦をしている。
ちなみに「こち亀」自体が「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」として2016年に認定されている。(後に「ゴルゴ13」に記録を抜かれた)
この回は、麻雀を続ける男四人の世話を女性の麗子が甲斐甲斐しくしていたり、両さんが麗子にセクハラ行為(スカートを覗く、胸を触る)していたりと、現代だと女性蔑視と問題になりかねない内容。
|
価格:3960円 |
![]()
|
【中古】ギネス世界記録 2016/角川アスキ-総合研究所/クレイグ・グレンディ(単行本) 価格:548円 |
![]()
|
【中古】 ギネス世界記録(2017)/クレイグ・グレンディ(編者) 価格:220円 |
![]()
●人間適性検査!?の巻
ストーリー
お祭り好きの両さんは、節分の豆まきのため、豆を大量に炒ったり、衣装の裃を用意したりと張り切っていた。
そんな中、ホノルル市警のポールが派出所を訪れる。ポールの出現により、画面が少女マンガ風になることで、両さんと一悶着。
両さんはポールのバイクに乗って、近所に豆まきをしまくる。
一方、中川は飛行機を使って大々的に豆をまいていく。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、戸塚金次、ポール
大々的に豆まきをする話。
クリスマスと正月は「こち亀」に良く出てくるが、節分は少ない。派出所で豆まきをする8巻「鬼は内…!?の巻」、檸檬の幼稚園のイベントに参加する135巻「泣いた赤鬼の巻」くらいか。
豆を炒りながら両さんが歌っているのは、春日八郎の「あん時ゃどしゃぶり」。
ポールは2巻「撃ちぞめの巻」に登場したキャラ。ポールのいるコマでは、花が咲き乱れて少女マンガの雰囲気になる。両さんは「竹宮恵子の漫画じゃあるまいし!」と言うが、その両さんはポールに言わせると「榊まさるの作品からぬけでたような顔」らしい。
タイトルに関しては、豆まきで荒ぶる両さんに「あいつには人間適正検査が必要だ!」と部長が言い放ったことから。
オチは結構、力業の強引な展開。
|
価格:2200円 |
![]()
●拳銃無宿!?の巻
ストーリー
河川敷で両さん、中川、麗子の三人は、本物の拳銃を使った射撃で遊んでいた。
そこへ同じように拳銃を持っている二人組を見つけ、モデルガンで遊んでいるものと思って近づくと、彼らは極道組の二人で密輸された銃を用いて練習していたのだった。
両さんたちに見つかったので、二人は車で逃走。両さんたちも近くを通ったパトカーを使い追跡。
極道組の二人と銃撃戦をしながらのカーチェイスとなる。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、派出所の犬
拳銃を持ったヤクザと撃ち合いになる話。
両さんと中川は、空き缶を拳銃で狙っていたが、麗子は機関銃で射撃をしていた。
後年、中川と麗子は両さんをいさめる常識人ポジションになるが、この当時は二人も両さん並みにぶっ飛んでいた。
この回の麗子の服装はいつもの通りだが、パンプスではなくブーツを着用している。
ラストのドラム缶には「お正月 小林君の所へあそびに行きました 帰りのキップがとれず とうとう4日間いました」と貼り紙がされている。
|
小銃・拳銃・機関銃入門 幕末・明治・大正篇 (光人社NF文庫) [ 佐山二郎 ] 価格:1595円 |
![]()
●ぼくら少年剣士!の巻
ストーリー
署を訪れた両さんは、指導する人が休んでいるからと、少年剣道のコーチを頼まれる。
気乗りしない両さんだったが、中川を相手に一本見せたところ、少年剣士たちにはやし立てられ、調子に乗って行く。
稽古は熱を帯び、メチャクチャな理論の指導で中川を叩きのめすのだった。
派出所に戻ってからも、少年たちとチャンバラをすることになり、両さんvs少年たち+中川+麗子でチャンバラ勝負をすることに。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子
少年たちと剣道をする話。
少年剣士たちの前で見本を見せる際には、中川を相手にしているが、二人とも防具なしでやっている。防具なしなのに、ボコボコにされる中川が哀れ。
両さんと中川は車で派出所に戻るが、すぐに先ほどの少年剣士たちが訪ねてくる。彼らは一体、どのくらいの速度で移動していたのだろうか?
オチを見ると、どうやら「こち亀」の世界にも銃刀法という法律が存在するらしい。前話「拳銃無宿!?の巻」では拳銃や機関銃をぶっ放しまくっているので、説得力はないが。
|
価格:2970円 |
![]()
|
マンガでよくわかる 少年剣道 道場で習うけいこのすべてがわかる! (012ジュニアスポーツ) [ 「東松舘道場」3代目舘長 榎本 松雄 ] 価格:1320円 |
![]()
●馬の目をみろ!の巻
ストーリー
派出所を訪ねてきた魚屋の女性は、競馬にのめり込んでいる夫を叱って欲しいと部長に依頼してくる。
話を聞いた部長は、この日も中山競馬場にいるであろう夫を探すべく、競馬場に詳しい両さんを派遣する。
しかし、両さん一人では競馬で遊んでしまうと懸念され、中川も同行。途中で合流した麗子も含めて中山を訪れる。
三人で夫の捜索を始めるが、両さんは中川と麗子をまいて馬券を買いに行ってしまう。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子
競馬好きの男を探しに行く話。
魚屋の男は息子の名前を勝馬(かつま)と名付けるほどの競馬好き。子供と上野動物園に行く約束もすっぽかして中山競馬場に来ていた。
この話から3話続けて、扉絵にキャラの愛車が紹介されている。
第一弾の今回は「麗子ちゃんの愛車」。1977年型のミニクーパー1300。
しかし、後年のお金持ち設定ができてからの麗子の愛車は、個人的にはポルシェのイメージが強い。
また、個人的には麗子のデザインはこの頃が一番かわいい気がする。
|
1/34 オールド ミニクーパー 1300 白 MINI ミニカー ミスタービーン ミニミニ大作戦 ローバー オースチン イノチェンティ ウェリー WELLY 価格:1290円 |
![]()
|
ミニクーパー 1300 1970 1/34 MINI COOPER 1300 WELLY/ウィリー(ウェリー) ミニカー プルバックカー 完成品 (K-06) 価格:1980円 |
![]()
●かめありエンジェルス!?の巻
ストーリー
途中にトラック運転手と揉めたりしながらも両さんが派出所に出勤すると、部長と中川は休み。麗子と犬だけしかいなかった。
ささいなことで、両さんはポータブルテレビを観ている麗子と口論になる。
その後、10mほどしか泳げない麗子を指導するため、両さんはプールに連れていくが、美人の麗子は男たちの視線を集め、チンピラたちに絡まれる。
主な登場人物
両津勘吉、秋本カトリーヌ麗子、派出所の犬
麗子とプールに行く話。
通勤途中に両さんが歌っているのは春日八郎の「お富さん」。また、看板「BAR ボボ・ブラジル」の名前の元ネタはプロレスラーのボボ・ブラジル。
麗子がテレビで観ていたのは料理番組。ブイヤベースを料理のレパートリーに加えようとしていた。
この回では麗子は完全には泳げるようにはならない。泳げるようになるのは、16巻「亀有村塾!?の巻」以降。
扉絵シリーズは第二弾「圭ちゃんの愛車」。カウンタックLP400。しかし、個人的には中川の愛車は後年のフェラーリF40のイメージ。
|
価格:1166円 |
![]()
|
アオシマ 1/32 ザ・スナップキット No.20-A ランボルギーニ カウンタック LP400(レッド)【65334】 プラモデル 価格:1680円 |
![]()
●夢一夜!?の巻
ストーリー
両さんの買ったジャンボ宝くじが大当たり。一等2000万円を手にする。
一夜にして成金となった両さんは、秘書つきのキャデラックで派出所に現れ、お金を湯水のごとく使い始める。
さらに金持ちの余裕で一番不人気の馬に100万円賭けると、その大穴の馬が二等に入り、150倍の配当で一億5000万円が手に入ってしまう。
あまりの大金に両さんだけでなく、部長も一緒になってハシャいでしまう。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、戸塚金次
両さんが宝くじに大当たりして大金を手にする話。
億単位の現在からすると、一等2000万円は少なく感じる賞金額。
ただ1979年当時の大卒初任給が11万円ほどであり、物価は現在と異なっている。
お金持ちになった両さんは、100万円単位のお金をポンポン使う。元が2000万円だとそのペースではすぐに無くなりそうだが、作中そうはならず、競馬で増えてしまう。
新聞少年が「末吉にいちゃん」「オリエねえちゃん」と言っている元ネタはテレビドラマ「若者たち」。
他に宝くじの話はだと、83巻「史上最大の宝クジ!の巻」では両さんが155億円を当て、159巻「夢の宝くじの巻」では部長が一兆円を当てている。
扉絵シリーズ第三弾は「両ちゃんの愛車」。スイフト自転車製「千鳥」。何度も大破する描写はあるも、作中ずっと乗り続けることになる。
|
価格:150467円 |
![]()
|
宝くじを何回も当てた人、億を当てた人の手相 [ けんたろう ] 価格:1650円 |
![]()
「年ごろ!?の巻」「かめありエンジェルス!?の巻」と前々巻から登場の麗子中心の話もいくつかあり、麗子がレギュラーとして定着し出した頃。
一方、寺井と戸塚の出番は減っていくことになる。
なお、コミックスの表紙は本田だが、本田の初登場は次の14巻から。
13巻の本編に本田は登場しない。