「こちら葛飾区亀有公園前派出所」21巻の収録全話のあらすじを紹介していく。
(1982年4月発売)
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●両津将棋教室の巻
ストーリー
軍人将棋で中川に圧勝しまくる両さん。
悔しがる中川は、派出所に道を尋ねに偶然現れた将棋名人の桂 王手(かつら おうて)に正体を隠して、両さんと将棋を指してもらう。
二人の勝負は白熱。
ところが、対局中に地震が発生。それでも両さんは対局を続ける。
地震に続発した火事の対処もしながら、両さんは勝負を続行する。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、寺井洋一、本田速人、桂王手
将棋名人と対局する話。
中川と本将棋ではなく軍人将棋で勝負しているのは、中川が将棋を指せないため。(22巻「ああ青春!の巻」でも中川が将棋を指せないことに言及されている)
両さんの将棋の実力は、話によって設定の波が多少あるが、寺井や本田ら素人よりは強く、部長や檸檬のような本格的な相手には勝てないという描写が多い(6巻「カッパの両さんの巻」では両さんが寺井に負けそうになっているので、設定が変わっているっぽい)。
この回では、名人にスジを褒められ、子供たち相手の将棋教室を開くようになる。
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●よい子たちへ!!の巻
ストーリー
警視庁の刑事・星逃田は、映画の出演依頼が来たことに大喜び。
アクションありとのことから、アスレチッククラブで身体を作って、現場の亀有公園に向かうと、そこには派出所メンバーが。
実は、夏休みに子供たちに見せる8ミリ映画を派出所で撮る予定で、星の役は、ヒーローと戦う怪獣の役だった。
結局、ゴネて星がヒーロー、両さんが怪獣役で撮影開始。
ところが、撮影中、近くでひったくり事件が発生。ヒーロー姿と怪獣姿の二人は犯人を追う。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、寺井洋一、星逃田
子供向けの映画を撮影する話。
ハードボイルドに「おれのうしろに たつな」と語る星だが、警視庁内で簡単に背後を取られる上、タバコに火を点けようとしてカルチェのライターで鼻を焼くなど、イマイチ恰好がつかなかった。
両さんは、スピルバーグが監督、三船敏郎が共演とウソを吐いて、星を撮影に参加させた。
映画の内容は、悪いことをしているとやってくる不良怪獣に、正義のヒーロー・カイケツマンが現れ、怪獣をはねのけるという内容。
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●ボクたち強い子!?の巻
ストーリー
夏休み中の子供の夜遊びを注意してほしいと、住民に相談された両さんたち。
星逃田をお化け役にして、公園で子供たちを脅かせ、「夜遊びをしているとお化けが出る」と噂を流す作戦に。
メイクをして子供を脅かす星の作戦は、意外にも成功。
ところが、数日、続けていると間違って星は大人の女性を脅かしてしまう。女性から痴漢の通報を受けた部長は公園に向かう。
両さんは星を裏切り、痴漢容疑の星を追い詰める側に。星が銀行に逃げ込んだことから、銀行強盗騒ぎに発展する。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、寺井洋一、星逃田
星がお化け役になり子供を脅かす話。
前話「よい子たちへ!!の巻」に続き、星が子供相手に扮装することになる。
星のお化けの設定は、「人くい人間」という設定。野垂れ死にした男が、子供を食べているというキャラ。
暗くなった時間に子供を脅かしている星が、ラストに銀行に逃げ込むことになる。銀行の営業は銀行法で午後3時までのはずなので、リアルには銀行は開いている時間ではない。一応、銀行の入り口に「24時間営業 あいててよかった」「吉野矢銀行」と書かれていて、24時間営業の銀行となっている。
ラストは、大人が思っているよりも子供たちがクールでたくましいというオチになっている。
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●メンソーレの巻
ストーリー
(前半)
部長の知り合いの娘とお見合いの席を設けられ、札幌に住む女性に会うため、両さんは部長に北海道行きの飛行機の切符を渡される。
「志村けんが女装したような感じ」の女性と言われ、気乗りしない両さんだが、当日、中川に強引に羽田空港に連行されることに。
ところが、他の乗客とぶつかった際に、切符が入れ替わってしまう。係の人に誤った切符を見せ、案内を乞うと、そこは沖縄行きの飛行機だった。
(後半)
間違って沖縄に着いた両さん。帰りの切符もお金もないので、途方に暮れるが、開き直って沖縄のビーチを楽しみだす。
やがて、部長の命で本田が迎えに現れる。本田が持ってきたお金で、沖縄の旅を楽しんでいると、チンピラに絡まれている女性を見かける。
両さんは、バイクモードの本田とともに、チンピラたちと大立ち回りを演じる。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、本田速人
札幌でのお見合いのはずが、沖縄に間違って行ってしまう話。
単行本では1話扱いながら、ジャンプ掲載時には2週にわたっての掲載だったので、2話分のページ数。
冒頭、安売りで5万円分の花火を購入し、両さんは子供たちから見物料をとって花火を披露していた。もちろん、部長に叱られることになる。
札幌には部長は前日の飛行機で移動していたので、両さんとは別の便だった。
お見合い相手の「志村けん似」の女性の顔は出てこないが、ギリギリ見える角度の横顔にはヒゲダンスの時のヒゲらしきものがうかがえる。
両さんを迎えに来た本田は、いつもの白バイ、制服姿。バイクも飛行機に乗せてきたことになっている。
両さんと本田は、玉泉ハブ公園でコブラとマングースのショーを観ている。
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●本口リカ登場の巻
ストーリー
(前半)
本田が白バイでの取り締まり中、横から現れたバイクの女性に獲物を横取りされてしまう。
女性は17歳の特別交通機動隊隊員の本口リカ。サイドカーにボディーガードの愛犬・元五郎を乗せ、モトグッチのバイクを乗りこなしていた。
バイクの好みが国産派の本田と、外国車派のリカは言い争いに。
そんな中、近所で暴走族同士の抗争の一報が入り、リカと本田は現場に向かう。
(後半)
両さんは本田のバイクで、かつて勤務したことのある山奥村へ。
面白そうだからと、リカも二人について行く。
山奥村ではバイクがブームになっており、島流し署の署長を始め、老人たちはバイクを乗り回していた。
村は夏祭りを行っており、メインイベントに山奥村一周レースが行われる。両さんたちもレースに参戦する。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、本田速人、本口リカ、元五郎、派出所の犬、島流し署の署長
交機の本口リカの初登場回。
なお、実在の女性白バイ隊員は平成になってからの誕生となる。
前話「メンソーレの巻」と同じく、2週分の話が1話になっている。
リカの外見の好みは中川らしく、中川をツーリングに誘っていた。
本口リカは、この後、23巻「サバイバル新年の巻」に現れるが、それから出番がなくなる。84巻「本田くん 逆玉作戦の巻」で再登場したときは、ショートカットではなくロングヘアーにイメチェンし、17歳から22歳になっていた。
山奥村が以前に登場したのは10巻「適材適署!?の巻」「山奥村大戦争!!の巻」。
山奥村の住人は、夏祭りでタケノコを持って踊り、それを「ナウい」と言っている。流行の「竹の子族」はタケノコを持って踊ることではない。
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●うらしまポリス!?の巻
ストーリー
1980年モスクワオリンピック終了の中継を見ていた両さんは、今年が4年に1度の日暮巡査の出勤の年だと思い出す。
両さんが日暮を起こすためにニコニコ寮の日暮の部屋を訪ねると、ドアにはカビが生えて、室内にはクモの巣だらけと荒れていた。
目が覚めていても、寝転んだままで生活し、洗濯機を風呂替わりにするなど、ものぐさな日暮の生活に呆れながらも、日暮に愛車スバルを運転させて派出所に連れていく。
得意の念写で24時間以内の未来を写す日暮。そのうちの一枚は、両さんがトラックにはねられるものだった。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、日暮熟睡男
4年に1度登場する日暮の初登場回。
「こち亀」は1976年秋からの連載開始なので、モントリオールオリンピックの後だった。そのため、部長と両さんは作中では描かれていないが、前回も会っている設定。中川と麗子は日暮とこの回で初対面。
この回での日暮の能力は未来予知の念写となっている。
4年間寝ていた日暮のする話題は、ロッキード事件(1976年)、アグネス・ラムのブーム、アントニオ猪木対モハメド・アリ(1976年)、「およげ!たいやきくん」(1975年発売)。
なお、日暮はキャンディーズのファンだが1978年の解散を知らなかった。
モスクワオリンピックについて、両さんは「放送が少なかった」と語っている。政治的な理由で、日本は西側諸国とともに不参加だった。
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●のろいの車!?の巻
ストーリー
本田が自動車を買うので、値切り要員としてついてきて欲しいと言われた両さん。
しかし、予算は2万円とかなり厳しく、中古車センターで探すも予算内の車はなかなか見つからない。
ところが、中古車センターの隅で2,000円で立派なロールス・ロイスが売られているのを見て、両さんはこれを本田に勧める。
だが、このロールス・ロイスは、これまでのオーナーは事故で全て亡くなっているといういわくつきの事故車だった。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人
本田が事故車を購入する話。
17巻「スピード狂時代!の巻」で本田は四輪の免許取得に挑んでおり、無事に取れたらしい。
本田はバイクについては国産派なのだが、自動車については外国車が好みらしい。
また、本田はバイクではない自動車でも、スピードが出ればバイクモードのスイッチが入るらしい。
事故車については、厄払いをすることになる。神主っぽい人物は割とまともそうな厄払い(セリフはいい加減)をするが、霊媒者の談之新という人物の厄払いは、かなり怪しい。
この事故車がどうなったか、正確なところは不明(売却した?)で、その後に出てくることはなかった。
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●大江戸騒動!月光小僧参上の巻
ストーリー
江戸で評判の月光小僧は、盗んだお金を貧しい庶民に配るドロボウ。
庶民からの評判は良いが、奉行所には追われる身だった。
同心の大原(部長)と圭ノ介(中川)は、月光小僧の調査を進め、妻のお麗(麗子)と長屋に住む勘吉(両さん)が月光小僧なのではと目星を付ける。
勘吉は月光小僧として、悪徳商家に盗みに入るが、そこは大原たち奉行所の面々が周りを張り込んでいた商家だった。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、戸塚金次、寺井洋一、本田速人、星逃田、佐々木洋子、ポール中川、チャーリー小林
ねずみ小僧のような時代劇風の特別編。
江戸時代なのに、「ニュース」という言葉があったり、ゴミの日の曜日があったりと、時代に合わないという細かいギャグはあるが、全般的にギャグは少なめ。
本田は、ばか殿の役。「CB七五〇FX」と書かれた馬を乗り回しており、この殿がしっかり政治を行っていないので、庶民の暮らしが貧しいという設定。
勘吉の普段の暮らしは大工。元は葛飾藩の侍だったが、何等かの理由で藩を追われたという設定。月光小僧の正体であることは、妻のお麗も知らなかった。
次の22巻「スペース・ポリスの巻」でも、両さんたちが西暦3001年の宇宙で勤務する特別編が描かれる。
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日暮と本口リカが初登場。
両者とも「こち亀」全体での登場回数はそれほど多くないが、日暮は「こち亀」を代表するキャラとなっていく。
「メンソーレの巻」「本口リカ登場の巻」は、どちらも2話分がコミックスでは1話扱いとなっているので、見かけ上の話数が少なくみえるが、他の巻より特に少ないわけではない。
「大江戸騒動!月光小僧参上の巻」は、次巻の「スペース・ポリスの巻」と合わせて連載200回記念の特別編。