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【こち亀】167巻の全話あらすじ紹介 正月は部長と署長と三人で豪華客船の天国と地獄ツアー

こちら葛飾区亀有公園前派出所」167巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2009年11月発売)

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●どっきり旅行の巻

 

ストーリー

テレビ製作会社の友人から、おもしろ動画の大会に出す動画の撮影の相談を受けた両さん。新葛飾署のスキー旅行の幹事を買って出ると、製作会社の作ったニセの旅館に署員を引き入れる。階段が急に斜面に変わったり、畳が抜けたりと署員は仕掛けの餌食に。さらには、スキー場のリフトがジェットコースターのようになったり、露天風呂が宿から街中に飛び出たりとトラップ満載。この映像で大賞には輝くが、後日、中川らが両さんに仕返しをすることに。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、麻里愛、早乙女リカ、爆竜大佐

 

テレビのどっきり番組のような仕掛けを両さんが署員にする話。スキーで滑った先が、滑り台になっていて、巨大なカップ麺風のセットに飛び込む仕掛けを喰らいながら、「なにか知らないけどアクシデントが多いわ」と麗子が感想を漏らすのだが、もはやアクシデントではないだろう。

 

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●忍者になりたいの巻

 

ストーリー

時代劇好きで忍者に憧れる部長は、中川の会社のゲームソフト「忍びの者」を両さんと一緒にプレイする。忍者の道具や武家屋敷などについては詳しいが、ゲーム初心者の部長は操作方法やゲームのルールが分からず大苦戦。孫の大介にゲームについて教わると、自宅で特訓。後日、素知らぬ顔で両さんに再びゲームを教えてくれるよう頼むが、部長は猛特訓の結果、両さん以上の凄腕ゲーマーになっていた。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、大原良子、角田(大原)ひろみ、角田英男、角田大介

 

部長が忍者ゲームに挑む話。部長とゲームというと、孫の大介からゲームのことを訊かれたり、預けられたりの末、両さんに教えを乞うのがパターンなのだが、今回は自発的にやりたいと言い出す。忍者のように隠れ進むステルスゲームの例として、中川が「メタルギア」「天誅」を出してくるが、ゲームの知識がない部長は無反応だった。

 

天誅 (ゲーム) - Wikipedia

 

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●監視カメラ時代の巻

 

ストーリー

自動車に付けて事故の様子などを録画する車載カメラ。同じようなカメラが外国の警察で実験的に使われていることから、警察官が装着して勤務中の様子を撮影できるカメラを、中川は署に提案しようとする。署に提案する前に、派出所メンバーでモニターすることに。本屋に立ち寄った両さんは、目線カメラが付いていることを忘れてエロ本を買おうとするが、本田の機転で部長たちに映像を見られていることを教えられ、司馬遼太郎美術書を手に取る。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人

 

警察官の目線カメラのモニターになる話。見かけた不審者の情報を他の警察官に共有したり、証拠として残せる他、職務質問の相手に撮影していることで威圧感を与えることもできる。
両さんは、本屋で小説などを手に取って部長たちを驚かせるが、どんなに高尚な本であっても、勤務中に立ち読みしてたらサボりではないかと思う。

 

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●次世代電気自動車の巻

 

ストーリー

EVパトカーが、警視庁管轄下の101警察署に1台ずつモニターで提供された。マスコミにPRするため、101台のEVパトカーがパレードを行うことに。新葛飾署のEVパトカーには両さんとマリアが乗り込む。パレードの最中、詐欺団の車の逃走事件が発生。高速道路に乗って逃げる犯人だったが、EVパトカーはバッテリー切れで追跡できない。両さんたちの乗るEVパトカーだけは、何とか電源を確保し、執念で追跡を続ける。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、麻里愛、屯田五目須(署長)

 

電気自動車(EV)の話。物語の序盤では、路面に電磁帯を敷き非接地で路面から電気を取る仕組みや、タイヤをインホイールモーターに換えるだけで従来の自動車をEVにする機構、水素燃料車などの話題を中川が語っている。

 

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●悲観的巡査の巻

 

ストーリー

葛飾署に中川に匹敵するエリート警察官が配属される。199cm、80kgのスポーツマンの上、IQ180の秀才・根画手部不吉(ねがてぶふきち)。仕事はバリバリできるのだが、極度の心配性で、署の旅行先を決めるのにも、飛行機・船は危険、ホテルは耐震建築基準に合格しているのか、海・火山帯が近いと危ない、と行く先を決めることができない。中川が理論的に説得するも5時間を要する始末。署長たちは、根画手部を変えるべく、世界一楽観的な警官・両さんに教育を任せることにする。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一屯田五目須(署長)、根画手部不吉

 

極度にネガティブな警官・根画手部の登場回。ガード下の安居酒屋で、何の肉か知らなくても気にせず口にする両さんと行動を共にすることで、根画手部が変わっていく。ラストはなぜか「おはヨーグルト」と、おぼっちゃまくん茶魔語を使うようになっている。

 

ネガティブでも開運する神社参拝【電子書籍】[ MACO ]

 

フェルメール全点鑑賞道中記

 

ストーリー

フェルメールが好きと麗子に思われている両さんは、江崎教授とフェルメールの絵画33点全点観賞する旅行に行くことに。美術の出版社がスポンサーのツアーなのだが、美術評論家が急用でキャンセルになったため、両さんと本田に白羽の矢が立ったのだった。本田は割と美術が好きで知識も多少はあるものの、両さんはまったく興味なし。それでも江崎教授にステーキのおごりをエサにされ、両さんは何とか観賞を続ける。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、江崎コロ助

 

「監視カメラ時代の巻」でフェルメール美術書を買ったことから、両さんフェルメール好きなのだと麗子に思い違いをされ、フェルメールを見に行く話。8か国、13都市を巡るツアーとなった。作中でフェルメールは全33点とされているが、正確な数は不明。そのことは作中でも触れられている。

最初のオランダに渡航する際は、普通の旅客機だったのだが、それ以降の移動のイメージカットはなぜか戦闘機やスペースシャトルのような飛行機だった。

 

フェルメールの作品 - Wikipedia

 

知識ゼロからのフェルメール鑑賞術【電子書籍】[ 森村泰昌 ]

 

●天国からのスナイパーの巻

 

ストーリー

天国警察の素本(すっぽん)は、仕事のいい加減さで花山理香から叱られる。素本は下界の日本人が几帳面すぎるのが原因で、天国の仕事も几帳面さが求められると考え、世直しのためと下界に下りる。自身が開発した「面倒になる弾」を派出所の部長、中川、麗子に撃ち込む。両さんに説教中の部長も、米国最大のファンド会社の倒産に伴い、自分の会社の対応をしている中川・麗子も、急に無気力になってしまう。最後に素本は両さんにも「面倒になる弾」を撃とうとするが、撃つ前に両さんは無気力な中川たちの世話を「めんどうくさい」と放り投げてしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)、花山理香、素本

 

天国から来た素本が、人格が変わる弾丸をライフルで撃ち込む話。両さんには、「ネガティブ弾」「人生どん底弾」「人間失格弾」が撃ち込まれるも、効果はなかった。無気力になって寝転んでいる中川だったが、麗子・両さんに介抱される途中で「面倒くさい」と放り投げられて、二度も頭を床に強打するはめになる。
米国最大のファンド会社として出てくるのは「マリコ・ブラザーズ」という某ゲームのような名前の会社だった。

 

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●要注意振込め詐欺の巻

 

ストーリー

振込め詐欺防止月間の活動に「被害者が真面目すぎる。相手にしなければいい」と言い切る両さん。そんな折、部長の元に娘婿の英男から今日中に50万円が必要になったと電話がかかってくる。部長はお金を振り込むが、そこでばったり英男と遭遇し、自分が詐欺にあったと気付く。一方、両さんはパチンコ中に、隣の席から高配当の先物取引の話を耳にする。両さんはその話をしていた人たちに話かけ、信販会社でカードを作り、投資をするが、利殖詐欺にあったと気付く。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)、御堂春、角田(大原)ひろみ、角田英男、角田桜

 

両さんと部長が詐欺にあってしまう話。両さんは騙される方にスキがある、という論調だったのに、自分が詐欺にあったと気付くや否や、「騙す方が悪いに決まってるだろ」と宗旨替えし、部長と意気投合する。詐欺集団が近くにいるとの情報を受けると「両津いくぞ‼ 逮捕だぁ」と部長と両さんは、いつも以上の気合の入りようだった。
後に191巻「サクラサイトの巻」でも似たような被害に遭う。

 

なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?【電子書籍】[ 多田文明 ]

 

●初夢の正月クルーズの巻

 

ストーリー

妻子が別の旅行に行くため、正月は独りぼっちだとなげく部長と署長。両さんは二人を豪華客船の旅に誘う。といっても乗客としてではなく、アトラクションスタッフとしての乗船だった。豪華客船の最下層で過ごしていた三人だったが、欠員を埋めるためアイスショーに出るようになると少し上の階層で過ごせるようになる。さらにカジノで大儲けすると、豪華なセミスイートで贅沢ができるように。しかし、ショーが飽きられてギャラが減り、博打で散財すると、再び船底暮らしになってしまう。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)、寺井洋一

 

両さんが部長、署長と豪華客船の旅に出る話。部長と両さんがコンビでどこかに行く話は割とあるが、署長も含めたトリオというのは珍しいパターン。船内のショーで人気を博し、お金を手にする度に階層社会の客船内で上層に上っていくが、お金を失うと下層に落ちていく。当初の三人は、部長は盆栽家、署長は空手ヨガ指導員、両さんはあんこ玉占い師のカルチャースクールの講師としての乗船だった。

 

おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズ、ハマりました!【電子書籍】[ くぼこまき ]

 

「監視カメラ時代の巻」「フェルメール全点鑑賞道中記」とフェルメールの話題が出てくるのは、2008年に東京都美術館フェルメール展があったことの影響と思われる。

TBS「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」

 

この巻での個人的オススメ回は、部長と両さんが詐欺撲滅に張り切る「要注意振込め詐欺の巻」と、

署長も加えたトリオで、豪華客船の天国と地獄を味わう「初夢の正月クルーズの巻」。

 

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