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【こち亀】184巻の全話あらすじ紹介 オタクが他界するとコレクションはどうなるのか? 男女マニア同士の合コン

こちら葛飾区亀有公園前派出所」184巻の収録全話のあらすじを紹介していく。

(2013年2月発売)

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●両津さんにおすすめしますの巻

 

ストーリー

両さんのアカウントに、ネットショップの履歴データからくる「おすすめ」の一覧はエロ関連のものばかり。真面目な教養関連の本や文学書を買っているのになぜ? と訝しむ両さんだったが、真面目な本をカモフラージュにエロを忍ばせるサンドイッチ法をしているからだと中川に看破されてしまう。以降、両さんは残念のPCでエロ関連の注文を行い、着払いで届く方式を取り始める。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、凄苦残念(法条正義)

 

エロ関連での購入履歴から、よりエロい商品がおすすめされることを「エロスパイラル」、そのエロスパイラルを受けている人物のことを「エロスパ野郎」と名付ける中川。長年の仕事上の先輩を「エロスパ野郎」呼ばわりはいくらなんでも……

 

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●下町娘、麗子の巻

 

ストーリー

日本通な米国のIT会社社長との接待のために、ベーゴマの回し方を教えてほしいと両さんに頼む麗子。日頃のうっぷんを麗子にぶつけるチャンスと思い、スパルタ指導を目論む両さんだったが、大金を動かす社長業をしている麗子の金持ちオーラに気おされてしまう。麗子からバイト料をもらうことも期待していたが、下町の遊びについて纏が教えるようになってしまい……

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、丸井ヤング館(寺井洋一)、擬宝珠纏

 

ベーゴマの巻き方の紹介、両さんと纏のベーゴマ対決が見られる回。下町の遊び勝負はたいてい纏が勝つことが多い。チンコ巻き、マン〇巻きとのベーゴマ用語が連呼される。麗子にベーゴマ指導をするときの両さんの恰好は「あしたのジョー」の丹下段平スタイル。

 

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●雪の日の巻

 

ストーリー

東京に雪が積もった。一面の銀世界にはしゃぐ纏と檸檬檸檬神田明神まで出かけると、そこで子犬に出会う。檸檬になつく子犬を連れ帰るが、飲食店で動物を飼うわけにはいかないと夏春都らに断られる。断腸の思いで子犬と別れる檸檬。そんな折、近所で大型の野犬に噛まれた通報があり、保健所が犬の捕獲に乗り出す騒ぎが起こる。

 

主な登場人物

両津勘吉、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都、擬宝珠夜婁紫喰、擬宝珠桔梗、擬宝珠蜜柑、雪丸、三平

 

檸檬の愛犬となる雪丸初登場の回。雪の朝、雀が空を漂ってから超神田寿司の庭に下り立つまでを2ページじっくり描いている。真っ白になった世界の描写を丁寧に描いている回。ストーリーとしては人情回。

 

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葛飾区キャラの巻

 

ストーリー

東京スカイツリーが開業となる2012年。それに伴い下町を盛り上げる計画の中、下町5区の中で区のマスコットキャラが唯一ない葛飾区のキャラを考えることに。両さんは変身戦隊ヒーロー「スカイ3」を提案。中川をスカイブルー、麗子をスカイレッド、部長をスカイイエローに、中川と麗子の会社のバックアップで100億円の製作費、ハリウッドでの本格撮影で、20分のプロモーションビデオを作製。スカイ3は世界的ヒットを果たす。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)

 

両さんが出した「スカイ3」以外のアイデアは、葛飾区にかつて水田が多かったことから「コメっ子くん」。「コメっ子くん」は炊かれて合体し「おにぎりっ子」となる。他には、マッカチンやもんじゃを使った個性的なアイデアが出されていた。

葛飾区以外の下町4区のキャラは、墨田区おしなりくん台東区台東くん、江戸川区えどちゃん、足立区ビュー坊。

 

◆おしなりくんプロフィール:おしなり商店街振興組合 oshinari.jp

 

台東区のまもり神 [台東くん] 公式サイト (taitokun.com)

 

えどがわ農業応援団長「えどちゃん」 江戸川区ホームページ (city.edogawa.tokyo.jp)

 

足立キャラクター図鑑「ビュー坊」の巻|足立区 (city.adachi.tokyo.jp)

 

おしなりくん・祭り手ぬぐい[地紋・赤]

 

●スイッチ警官の巻

 

ストーリー

新人警官・山田中武太郎は、常に悲しげな顔をしている男だったが、実は笑顔で有名な東京ポン太郎(芸名)として知られた元タレントだった。地元のケーブルテレビが新葛飾署に警察活動の取材で訪れ、警察官へのインタビューを要求。元タレントの山田中が取材を受ける。暗い顔の山田中だが、カメラが回るとスイッチが入り、にこやかに話しだすのだった。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一屯田五目須(署長)、山田中武太郎(東京ポン太郎)

 

編集点の作り方など、テレビのインタビューに必要な要素が分かる回。元タレントで食えなくて警察官に転職は実際にありそう。山田中武太郎はその後、出番がなく、キャラとしても一発屋で終わった。

 

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●暴走教室の巻

 

ストーリー

麗子が休暇のため纏と一緒に両さんが巡回をしていると、落ち込んだ高校教師に遭遇。聞けば学校で不良グループが暴れていて怖いとのこと。両さんは、校内で暴れる不良たちを力づくで叩きのめすと、その後は不良たちの性根を叩き直すため、両さんの指導するクラブ活動をさせる。

 

主な登場人物

両津勘吉、擬宝珠纏

 

不良たちをワイルドな暴走部に入れた後、華道部など女子度の高いクラブ活動をさせて厚生させていく話。相手がエアガンを撃ちまくって暴れる不良とはいえ、45口径フルオート2丁拳銃(本物)で撃ち返して「話し合いに来た!」はないだろう。

 

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●コレクターお見合いの巻

 

ストーリー

コレクター仲間の松方が急死。しかし、両さんらコレクター仲間の関心は、その死よりもコレクションの行方。貴重なコレクションが奥さんにより全て処分されたことにショックを受ける。”コレクター”と”家庭”の選択に悩むコレクターたちに、同好の女性を見つけることを両さんは提案。警視庁女子プラモ部と戦車プラモコレクターたちの合コンの場をセッティングする。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、長谷川亜里衣、田宮不二実

 

178巻「女子プラモ部の巻」で登場した警視庁女子プラモ部が再登場。戦車好きのモデラー同士の合コン回。ティガー1戦車とロシア戦車T35の音マネでアピールする男性陣に「まるでバルバロッサ作戦の独ソ戦みたいだわ…」と女性陣がうっとりするというカオスな合コンの光景が繰り広げられる。

 

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●亀有アフリカ村の巻

 

ストーリー

本田に付き合って新大久保を訪れた両さんは、韓国関連の店で盛り上がる街に新大久保が変わっていたことに驚く。そこでひらめいた両さんは、町会長に町おこしのため「亀有アフリカ村」を提案。動物グッズを展開、葛飾ケーブルテレビで着ぐるみの番組を作るなどプロデュースする。

 

主な登場人物

両津勘吉大原大次郎(部長)、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、早乙女リカ

 

ピカチュウガンダムっぽい着ぐるみをまとったパンダなど、既存の人気キャラの雰囲気をまとった版権ギリギリの動物グッズで荒稼ぎをする両さんが見られる回。「アメリカ村」や「オランダ村」はあるが、「アフリカ村」はまだないという理由でアフリカが選ばれていた。結局、町おこしが成功したかはよく分からないまま終わる。

 

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●署員食堂の巻

 

ストーリー

葛飾署の男子署員で体調不良者が続出。原因は両さんに感化されて、激安の肉ばかり食べている者が多いためだった。署員の健康を気遣って、署長は署員用の食堂を開設。ヘルシー過ぎる定食しかない食堂に、両さんは抗議し、ジャンクなB定食を創設。次第に、署長や中川の推すヘルシーA定食と両さんのジャンクB定食の争いに。

 

主な登場人物

両津勘吉中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須(署長)

 

ヘルシーな定食に不満な両さんに対し「買い食いしたら意味がない」「衛星のカメラで見張ってますよ」と忠告する中川。それを聞いて「見てんじゃねーよ!」と中川の会社の衛星に文句をつける両さんだったが、3万6000km上空の衛星を肉眼で捉える両さんの視力が驚異的過ぎる。

 

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オススメは「コレクターお見合いの巻」

本人やマニアにとっては貴重なコレクションも、奥さんには無常に処分されてしまうというオタクの末路が描かれる。

『コレクターが死んだら ただのゴミ』というコレクターの高齢化問題についても語られる。

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