「こちら葛飾区亀有公園前派出所」187巻の収録全話のあらすじを紹介していく。
(2013年10月発売）
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 187【電子書籍】[ 秋本治 ]
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●海へ行こうの巻
ストーリー
両さんは纏、早矢、檸檬、雪丸を連れ、千葉の海まで中川から借りた電気自動車のオープンカーでドライブに。纏と両さんは、海の中ではしゃぐが、砂浜で遊んでいた檸檬たちは、犬の雪丸の見つけた漆器を不思議がる。中川に調べてもらうと、1867年のパリ万博の展示品の一部の可能性が考えられるとのことだった。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都、擬宝珠蜜柑、雪丸、磯鷲早矢
ハデな展開のある回ではないが、両さんが離岸流について説明していたり、パリ万博の話題が出てきたりと、秋元先生の博識さが垣間見える回。
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音楽を展示する パリ万博1855-1900 [ 井上さつき ]
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●進化する監視カメラの巻
ストーリー
監視カメラの昨今の進化ぶりを話題にする両さんたち。一方、部長は警視庁に呼び出されていた。警視庁では指名手配の詐欺師・金田五郎の行方を23区内に設置された防犯カメラから追っていたのだが、詐欺師の近くにはいつも両さんの姿があった。さらに二人で一緒に居酒屋に入る様子まで防犯カメラに写っていた。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念（法条正義）
警官の制服で競馬場に行くと問題になるからと、非合法のノミ屋に行くため、競馬好きの指名手配犯と同じ行動パターンになってしまう回。部長にそのことを咎められた両さんは「国会図書館で超合金の歴史を調べてました」と言い訳するが、その言い訳はセーフなんだろうか？
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●富士登山駅伝競走の巻
ストーリー
警視庁代表として富士登山駅伝に参加することになった両さん。11区間の駅伝だが、警視庁からは両さん一人の参加。全区間を一人で走ることに。さらに今回は特別に外国選手の参加があり、米・独・仏の特殊部隊も参加することに。優勝しなければクビと言われ、両さんは特殊部隊や自衛隊を相手に奮闘する。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須（署長）、警視総監
富士登山駅伝は実在するレースだが、実際は外国人選手の参加はなく、当然ながら銃撃戦も発生しない。優勝か懲戒免職かの二択しかない上、全区間一人で踏破の条件が鬼畜すぎる。「他に出場する体力のある者はいない」との理由で両さんが一人で11区間を走ることになるわけだが、ボルボや左近寺の存在は無視される。
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●超小型モビリティの巻
ストーリー
世間では自転車が増えている風潮を受け、今後は軽自動車より小型の電気カー・超小型モビリティの時代になるのでは、と話す中川と両さん。両さんは中川自動車の協力で、新しい超小型モビリティを開発。ミニ四駆を実車大の大きさにしたような仕様の乗り物だった。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須（署長）、両津勘兵衛
両さんの開発した超小型モビリティは、プラスチックのシャシーに、モーターと電池（単100形ニッケル水素乾電池）を乗せ、タイヤを取り付けるだけの簡単設計。巨大なミニ四駆（巨大なミニという表現は矛盾しているが）みたいで、あったらちょっと乗ってみたい。
超小型モビリティ（超小型EV）とは？定義とメリット、市販されている車種を解説 | MOBY [モビー] (car-moby.jp)
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●新健康法の巻
ストーリー
朝の情報番組の健康情報を気にする部長は、毎日ヨーグルト、フルーツ、白ごまを食生活に取り入れていた。そんな部長は、駄菓子を食べている両さんの食生活を一喝する。頭にきた両さんは、中川に協力させ、部長の家のテレビと新聞をジャックし、駄菓子とジャンクフードこそが健康に良いというウソ情報を流しまくる。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、大原良子
テレビの健康情報を妄信する人たちを皮肉った回。作中の部長ほどではないにしろ、こんな人たちは珍しくない。しかし、両さんはともかく中川はどうしてこんな暴挙に協力したのか。
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●江戸ゴルフの巻
ストーリー
江戸時代の先祖が長崎の船員から教えてもらってゴルフ好きだと、ボルボ西郷の祖父の小金丸が主張するため、真偽を確かめに鹿児島のボルボの実家に。小金丸の忍者屋敷はなぜか西洋風のお城の観光地になっており、ゴルフができるようになっていた。小金丸はゴルフクラブについても「徳川家康が使っていた」「平賀源内が発明した」と強硬に主張する。中川の会社でも小金丸のアイデアを取り入れた外国人向けのゴルフコンペを行う。
主な登場人物
忍者の小金丸が、ゴルフは葛飾北斎の浮世絵にも描かれている、伊藤若冲の虎・兎津乃図（たいが・うっずのず）にも描かれていると怪しげな主張を繰り返す回。小金丸の主張するゴルフも怪しいが、物語の導入部でボルボのやっていた、ライフルをクラブに、手榴弾をボールに見立て、空母の上で行う「軍隊ゴルフ」もなかなかイカれている。
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●スカイツリー行きたいねんの巻
ストーリー
通天閣署の面々がスカイツリーに登りたいと要望するので、両さんが連れていくことに。強引な手段でチケットを買わずに通天閣署の連中をスカイツリーに入れる両さん。両さんが展望デッキで春たちを案内していると、ツリーの麓に両さんのインド人の友人・チャラオが現れる。
主な登場人物
スカイツリーを両さんが案内する回。この回で登場するインド人・チャラオは両さんがXboxの通信ゲームで「クリケット」をやっていて知り合った設定。連載初期の両さんは野球のルールさえ知らなかったのに、いつの頃からか日本ではマイナーなクリケットまでできるようになっている。
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●書はワールドワイドなりの巻
ストーリー
前回、訪れてからスカイツリーを気に入った春とレイは、再度スカイツリーに登る。そこにはスカイツリーの窓ふきのバイトをしている両さんがいた。両さんと合流した春とレイは、スカイツリーの近くに住んでいるインド人・チャラオの家を訪ねる。チャラオは日本の書道に興味があって来日しており、書道を勉強していた。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、御堂春、芦原レイ、チャラオ
インドからやってきて書道を学ぶチャラオの話。篆書を書けるようになっていたり、日本で小学生相手の書道塾の先生の助手をしていたりと、その実力は高そう。両さんに影響され、日本蕎麦の美味しさに目覚めたり、日本のアニメにも詳しくなったり、と東京人化している。
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●空蝉の巻
ストーリー
庭でセミの抜け殻を見つけた檸檬。セミが約七年間土の中で過ごし、地上で成虫になったら約一週間で死んでしまうと教えられた檸檬は、落ち込んでしまう。そんな檸檬は道端で、脱皮前のセミの幼虫を見つける。檸檬はその幼虫が無事に羽化できるか心配になる。
主な登場人物
両津勘吉、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠夏春都、擬宝珠桔梗、雪丸、三平
檸檬とセミの関わりが描かれる回。物語の冒頭には、オープニングおまけ漫画「両さんの夏休みセミ取り編」の1ページマンガが収録され、少年時代の両さんがセミ取りの工夫をする様子が描かれている。
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オススメは「進化する監視カメラの巻」。
非合法の競馬のノミ屋に行くために、着ぐるみを着たりと様々な手法でバレないようにするが、監視カメラのせいでバレバレだった。
