「こちら葛飾区亀有公園前派出所」188巻の収録全話のあらすじを紹介していく。
(2013年12月発売）
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 188【電子書籍】[ 秋本治 ]
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●がんばれバイト君の巻
ストーリー
日本純文学全集全200巻を買ってしまった残念は珍しく金欠になり、両さんと一緒に時給1500円のバイトをすることに。仕事は大手の食品会社で弁当の製造。オーブンで焼く前の豚肉を広げてベルトコンベアの上に乗せるだけの単純作業だが、コンベアのペースがとても速く、労働時間も長いため、意外に重労働。両さんと残念は仕事がキツいので、今度は中川食品のおにぎり工場の夜勤にバイトを変える。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念（法条正義）
弁当工場の流れ作業が過酷。一見、すごくシステマチックになっているが、ちょっとでも異常があると（コンベア上で肉が充分に広げられてないなど）、すぐにラインが停止してしまい、あまり効率的ではない。ラインが止まった後、業務再開すると、停止していた分を取り戻すべく、ベルトコンベアのスピードがアップする。
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●新世紀ミニ四駆の巻
ストーリー
ミニ四駆のセッティングについて両さんと本田が話していると、チョロＱとミニ四駆の違いすら分からない部長はおもちゃと一喝する。そんな部長だったが、孫の大介に頼まれ代理でミニ四駆の大会に出ることに。右も左も分からず途方に暮れる部長に、その場に居合わせた両さんが助け船を出す。両さんの助けで部長は入賞を果たすが、その後、孫にミニ四駆のアドバイスを求められ困ってしまう。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、大原良子、角田英男、角田大介
部長がミニ四駆の大会に出場する回。両さんと本田はガチ勢なのでやたら詳しい。最初はチョロＱとの区別もついていなかった部長だが、終盤はタミヤのTシャツに「MAX OOHARA」のキャップをかぶってノリノリに。
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●車ディーラー対決の巻
ストーリー
両さんと中川が千葉をドライブしていると、ひと気のないカーディーラー・TAMA自動車の店長が、首を吊ろうとしているところに行き会う。話を聞いた両さんは、ショピングモールの、高級車「Lex」の展示スペースのすぐ横でTAMA自動車を売り始める。モール内で、高級車のLexと大衆車のTAMA自販のディーラー対決が始まる。
主な登場人物
あの手この手で両さんが車を販売する回。新車20万円（ただし1年間に限る）とするなど、商売が上手い。ライバルディーラーが通称「大人店長」と呼ばれているのは、トヨタのCMの「こども店長」のパロディ。「女性は一生ボンネットは開けませんよ」というセリフは、今だとちょっと問題ありかも。
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●当選 台湾旅行の巻
ストーリー
残念が商店街の福引で特等のペア台湾旅行を当てる。両さんが残念にムリヤリ同行すると、行く先々でなぜか両さんが大人気。台湾で人気の双子コメディアン「台北88」と両さんがそっくりだったのだ。故宮博物院、九份、台北101と観光地で、観光客に囲まれる両さんは台北88のフリをして乗り切るのだった。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念（法条正義）
台湾のコメディアンのフリを両さんがする回。言葉が通じなくてもコミュニケーションを成立させてしまう相変わらずの両さんのコミュ力が見られる。いつの間にか本人のサインを完コピできるようになる器用さも驚愕。
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●何でもベスト本の巻
ストーリー
雑学好きの雑学（ざつまなぶ）は、マンガを読むのも趣味。趣味が高じて書店の企画するマンガの審査員をするほど。一方、両さんにも出版社から漫画賞の審査員の依頼がくる。ただし、それはエロマンガの審査だった。その審査が好評だったため、エロマンガベスト100を選ぶことに。さらにエロ以外にも企画は広がっていく。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、雑学、丸井ヤング館（寺井洋一）
エロマンガの出版社・鋼鉄出版社からの依頼で両さんが本を出版する回。せっかくの両さんの著作も、エロが前面に出過ぎていたため、100部しか印刷されなかった。その反省から、「日本のタワー100選」「二宮金次郎像ベスト100」「日本のダムベスト100」「転がり坂ベスト100」とエロ以外の企画本が出版される。物語の導入部での雑の私服にはなぜか「働いたら負け」の文字が入っている。
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●商店街バザーの巻
ストーリー
予算のつきた亀有商店街が両さんに相談に行き、バザーを行うことに。両さんは強引に、地元の銀行の支店長からゴルフクラブを、カーディーラーから新車をバザー品として徴収。さらに中川と麗子の高級車も勝手に出品。高級な品物が出品される上、アイドルのコンサートまで開催され、バザーは大盛況。そこに来日した世界的スターのレゲェカカが現れる。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、乙姫菜々、麻里愛、早乙女リカ
商店街のバザーとは思えない規模のイベントを実施する回。中古のパトカーや警察官の制服も出品し、「これらはグレーゾーン」と両さんは言い張るが、普通に犯罪。
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●平和サンタの巻
ストーリー
警視総監の命令でサンタをやることになった両さん。商店街のサンタかと思ったら、向かう先はアフリカの内戦地域。武器も持たずに平和の使者として戦争を収めろと言うのだ。国連のヘリで内戦地帯に単身放り込まれた両さんは、文字通り身体を張って、平和を訴える。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人
内戦地帯に両さんがサンタの恰好で降り立つ回。国連が毎年やっているイベントで今年は日本の番という設定だが、それでどうして警視庁に要請が来たのかは謎。まさかの「ともだ〇んこ」（おぼっちゃまくんが元ネタ）が休戦に導く。下ネタは万国共通。
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●レモンのサンタクロースの巻
ストーリー
クリスマスの日に幼稚園で海外の子供たちを迎えるイベントがあり、檸檬が親善サンタの役に選ばれる。町会でも町内のお年寄りにサンタの恰好でプレゼントを届ける行事があり、そちらでも檸檬がサンタをすることに。イメージでは、サンタは太っているので、テンションの下がる檸檬。雪丸と一緒にいやいや近所の家を回っていくが、偶然空き巣と鉢合わせしてしまう。
主な登場人物
両津勘吉、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、擬宝珠蜜柑、擬宝珠桔梗、擬宝珠夜婁紫喰、雪丸、三平
サンタ姿の檸檬が空き巣に説教する回。幼稚園に招待された外国の子供たちは裕福でない環境。家族が、ケータイやパソコンの部品に使われているレアアースを採掘する仕事をしているが、安い賃金で働かされているという社会問題も取り上げている。
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●メリーおめの巻
ストーリー
クリスマスが終わりケーキの売れ残ったケーキ屋の嘆きを聞いて、両さんは、日付が変わったとたんに正月モードに変わる日本人の生真面目さに憤る。両さんの働きかけで、亀有の商店街では、一年中サンタをPRすることになり、「サンタの街」として葛飾区は有名に。サンタの発祥は葛飾区、日本のサンタは紺のスーツにハナメガネと、デタラメながら口八丁な両さんの手腕でサンタをPRしていく。
主な登場人物
日本の習慣に両さんが憤る回。クリスマスから正月への変わり身の早さについても憤るが、死者がこの世に帰る風習ならハロウィンより盆踊りをやるべきとも主張し、中川から「ゴーマンかましすぎです‼」と制止される。
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「平和サンタの巻」「レモンのサンタクロースの巻」「メリーおめの巻」と、なぜかサンタネタが三連発される。
「ともだ〇んこ」「ゴーマンかましすぎです‼」と、小林よしのりネタが使われている巻でもあるが、サンタと小林よしのりの関連性は不明。
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