「こちら葛飾区亀有公園前派出所」195巻の収録全話のあらすじを紹介していく。
(2015年6月発売）
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 195【電子書籍】[ 秋本治 ]
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●３Ｄプリンター戦車の巻
ストーリー
両さんと仲間たちは、３Ｄプリンターで実物大のタイガー戦車のプラモデルを製作。カーボン素材で駆動用のモーター2基を搭載し、重量は本物の1/10ながら見た目は本物そのもの。200両製作して世界中で販売。富士山サーキットで３Ｄプリンター戦車100両を集める大イベントを開催する。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、御堂春
３Ｄプリンターで実物大のタイガー戦車を作る回。1両45万円で一人でも10日間で組み立てが可能。車両ではなくプラモデルのパーツなので、自動車税はかからない上、いったん分解して外国に運んでから現地で組み立てることも可能。
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【AFM ミリタリーブロックシリーズ/パンツァ】AFM ドイツ軍 Tiger 995Blocks◆タイガー戦車/ティーガー/重戦車/LEGO互換
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●リボーンサイの巻
ストーリー
リフレッシュ休暇で部長が東北旅行に行っている間、松の盆栽を両さんが預かっていたが、水をやらずに枯らしてしまう。動物を飼うなら分かるが、反応のない植物を育てても面白くないと語る両さんに、中川は植物にも反応があると説明。両さんは植物の微弱な電波に反応して、話したり動いたりする装置を中川の研究所と開発する。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、大原良子
動いたり話したりできる植物の装置で、新しい盆栽・リボーンサイを作る回。植物の反応の例としてハエトリグサの生態について4ページも紙面を割いている。
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育て方がよくわかる 世界の食虫植物図鑑【電子書籍】[ 田辺直樹 ]
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●初めての試合の巻
ストーリー
纏が野球部だった高校生の頃、米国のハイスクールのチームと親善試合を行うことになった。当時、一年生の纏はベンチだったが、米国の選手はけた違いのパワーで圧倒。打球が当たり負傷した投手に代わり、纏が登板。捕手の小夜子のリードにより、打たせて取るピッチングで纏は米国チームを抑える。纏のチームは最終回に逆転するが、九回裏、球筋を覚えられた纏の投球は米国チームにつかまってしまう。
主な登場人物
両津勘吉、擬宝珠纏、瞳小夜子
136巻「熱球の友情」で登場した纏と小夜子のバッテリーの高校時代の話。笑いはなく、青春スポーツマンガになっている。
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●本庁配置係の巻
ストーリー
警視庁広報課配置係に出向となった両さん。「配置係」という聞きなれない部署名に何をするのか分からない両さんだったが、窃盗事件の発生から配置係が出動。マスコミの取材用に、体育館で窃盗犯の盗品を配置するのが、仕事だった。レアな盗品を中央に並べる、ブランドのコピー商品はニセ物の「グレている感」を出させるなど、配置の世界は奥深いものだった。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念（法条正義）、屯田五目須（署長）、屯出茂坂
配置係でこの道30年の「並べ師」屯出茂坂（とんでもざか）係長による職人芸がさく裂する回。現実のニュース映像で、盗品が並べられているのはよくある光景だから、確かに並べる仕事をしている人はいるはず、と思ってしまう。
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知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと【電子書籍】[ 江崎 道朗 ]
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●男２人の夏休みの巻
ストーリー
警察官の仕事以外に社長業をこなす中川は、2日間で33か国を飛び回って仕事するなど多忙を極めていた。同じように社長をしていても、休むときは休む麗子と異なり、まったく休みを取らない中川にバカンスを取らせることに。マリアナ諸島で、サイフもスマホもない状態で両さんと中川は過ごすが、中川は人脈を使って、豪華な食事を入手してしまう。地位も名誉も捨ててリセットするため、二人は無人島に移動する。
主な登場人物
仕事や肩書を忘れて、南の島のバカンスに向かう話だが、バカンスというよりサバイバルに近い生活になってしまう。「角刈り どこへ行ったの！」「角刈り野郎どこまで買い物に行ってんだよ！」「ふざけるな 角刈り！」と中川が両さんのいないところで角刈り呼ばわりを連発する。
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せとうち暮らし（vol．16（Summer 2） 島で過ごす大人の夏休み
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●500万円争奪戦の巻
ストーリー
カード会社の手違いで両さんの口座に500万円が振り込まれる。返金しなければならないが、一時的に借りてガチガチの馬券に賭けようとする。馬券を買いに行く途上、会社の金を紛失して自殺しようとした男を助けるため、500万円を渡してしまう。後日、署に男性が500万円を返しに来て、部長が受け取るが、部長は出来心で骨董品の購入に使ってしまう。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、凄苦残念（法条正義）
あぶく銭の500万円を手にしたところ、両さんは人助けに使うが、部長が私欲に使ってしまうという、いつもと逆になる話。2022年には現実に自治体による大金の誤振込が発生し世間を騒がせたので、この話が注目されることになった。
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防げ！現場のヒューマンエラー 事故を防ぐ3つの力【電子書籍】[ 中田亨 ]
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●プラスと王妃の巻
ストーリー
電極プラスにはリアルでの友達は少ないが、ネットでの友達は多い。ある日、ネットゲームの友人の一人がモコモコ王国のモモ王妃だということが判明。来日したモモ王妃が日本を観光する際、プラスも友人として帯同するが、Ａ国の工作員たちがモモ王妃とプラスを誘拐。プラスは自身の開発した子供の護身用スマホケース「アクティブガード」を使って、王妃を守る。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠纏、擬宝珠檸檬、電極＋
プラスの開発した「アクティブガード」は、催涙ガスが出るほか、ワンタッチで警備会社に通報ができるスマホのプロテクトカバーを兼ねた装置。それ以外に子供の靴に取り付けるGPS付きのリボンも開発。そのリボンを万が一のためにと檸檬に渡そうとするが、ストーカーの手口みたいで少し怖い。
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●ＥＶ新世代の巻
ストーリー
トヨタのMIRAIが世界初のFCVとして発売。次世代EVとして注目の集まるFCVに、中川自工もFCVをPRすることに。新幹線のぞみと並んで、両さんの運転する中川自工のFCVと、電極スパークの運転するスーパー電子工業のFCVが競争を開始。途中、豪雨に見舞われるが2台とも安定した走行を見せる。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人、電極スパーク
水素を燃料に、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を発生させて走るFCV（燃料電池車）の話。2014年の時点では、夢のEVと言われていた。
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ニューモデル速報 第502弾 トヨタMIRAIのすべて【電子書籍】[ 三栄書房 ]
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●2014イコカ大阪の巻
ストーリー
幼稚園の宿題で旅行の日記を書くことになり、檸檬は春と一緒に大阪へ行く。両さんも同行し、通天閣、あべのハルカスと観光していると、ハインケル刑事が悪党の「3人組」ハインケルを追跡しているところに遭遇。さらに装甲車を使った新手の強盗団に対しては、通天閣署の戦車が迎撃する。
主な登場人物
両津勘吉、秋本カトリーヌ麗子、擬宝珠檸檬、御堂春、擬宝珠纏、擬宝珠夏春都、擬宝珠蜜柑、擬宝珠桔梗、灰無蹴流刑事
通天閣署には、武装ヘリのフグ太郎、戦車、イージス艦と、陸海空全体を守れる兵器を持っていることが判明。大阪府警とは関係なく、通天閣署の装備らしい。しかし、署長をはじめ、署員が大量に東京に出向しているのに、大阪でも派手に活動している通天閣署の予算と人員はどこから来ているんだろうか？
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●スパイ大作戦の巻
ストーリー
有栖川京華は任侠が大好きな大学生で、ヤクザの親分の内縁の妻。しかし、近年のヤクザは暴対法のため、分かりやすいヤクザの姿をしておらず、「組」ではなく「会社」、「親分」ではなく「社長」となっていた。社長（親分）の頼みで、京華は卒業と同時に警察官採用試験を受け、警察への潜入スパイとなる。京華は新葛飾署に配属早々、手柄をあげ、その功績から闇金の組織に潜入捜査を任じられる。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須（署長）、本田速人、風波峻、有栖川京華、一文字翔
警察の署員からはヤクザへの潜入捜査中と見られ、ヤクザの仲間からは警察への潜入スパイと思われる二重生活の有栖川京華の回。これ以降は準レギュラーとなる。京華がメインの回は、両さんたちレギュラーメンバーの出番が少ない。
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●京都七尾伝説の巻
ストーリー
両さんたちは、京都の稲荷神社を観光。その夜、江戸創業の老舗旅館に泊まると、部屋にあった掛け軸から狐の絵が消えてしまう。七つの尾を持つ狐が絵に封じ込められていたのが、解き放たれたのだ。七尾の狐は人間の女の子の姿になり、京都の街に繰り出す。
主な登場人物
掛け軸の狐が絵から抜け出すという話だが、ホラーではなくロマンチックな話。狐が掛け軸を修復してくれたイケメンの表具師に一目ぼれして会いに行くという内容。
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●商店街再利用の巻
ストーリー
署長から商店街の町おこしを命じられた両さん。その対象の「さいはて商店街」は、商店街の住人同士が互いの店を訪れるだけで、よそから客がまったく来ていない。両さんは商店街の古い建物と雰囲気を利用し、お化け屋敷のような「ゾンビ商店街」としてプロデュースする。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、屯田五目須（署長）
地元の亀有商店街ではなく、別の商店街を活性化する話。このパターンの話はこれまでも何回かあったが、そもそも地域の活性化は警察より役所の仕事の気がする。
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商店街再生の罠 ─ー売りたいモノから、顧客がしたいコトへ【電子書籍】[ 久繁哲之介 ]
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●秋のツーリングの巻
ストーリー
新葛飾署の交通課で温泉ツーリング。交通課ではないが、両さん、中川、ジョディーらも含めて南伊豆に向かう。温泉に着くと、地元の暴走族が騒ぎを起こしていた。元・暴走族の総長の本田が締めに行くと、本田の昔の悪名は知れ渡っており、一撃で暴走族を鎮めるのだった。
主な登場人物
両津勘吉、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、風波峻、本田速人、乙姫菜々、ジョディー・爆竜・カレン
久々にバイク状態の本田が現れる回。現役時代、関西大決戦で300人の敵と戦い、相手のバイクをすべて焼き払い、九州決戦では1000人の暴走族を全滅させて「伝説の悪魔」「レジェンド オブ ダークネス」と呼ばれたとの武勇伝が語られる。南伊豆の暴走族の持っているバールにはなぜか「バールのようなもの」と書かれている。
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SK11 セフティーバール 300mm 釘抜き 平バール 30cm 片手 鉄梃 かなてこ 大工工具
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●ロボット時代の巻
ストーリー
ロボットのペッパーの発売が予定され、本格的なロボット時代の到来を予感させた。両さんは、知り合いの工場で、話好きの中年に向けた「うなずきチーママ」「うなずき部下」ロボを製作。さらに受付接待できるロボもラインナップに加え、両津ロボット社の製品は大ヒット。ロボの生産が追い付かなくなったところで、ロボットを製造するためのロボットを使い、ロボットを大量生産する。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人
両さんの開発アイデアの中では、サラリーマン型のロボットとしては、不祥事の謝罪会見で生身の人間に変わって頭を下げる「申し訳ないロボ」が出てくる。確かに単にカメラの前で頭を下げるだけならロボットで良いかもしれない。
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Pepperの衝撃！ パーソナルロボットが変える社会とビジネス【電子書籍】[ 神崎洋治 ]
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●アルコール抜きすぎよ！の巻
ストーリー
飲みの席で大暴れした両さんに、部長から禁酒令が出される。アルコール検知器を内蔵したネクタイをつけさせられ、酒を飲めない両さんはノンアルコール飲料を飲むようになる。ノンアルコール飲料に対する飲料メーカーの姿勢に憤る両さんは、自らノンアルコールビールを作成する。
主な登場人物
両津勘吉、大原大次郎（部長）、中川圭一、秋本カトリーヌ麗子、本田速人
ノンアルコール飲料で清涼飲料水なのだから、昼間から公共の場で飲んでも問題ないだろうと両さんが憤る回。オチの「とりあえず危ないので社長を逮捕」が強引すぎる。
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●農業ロボット化の巻
ストーリー
中川の会社で、農作業用のロボットを開発していたところ、途中から両さんも開発に参加。農家の意見をまったく聞かず、勝手に開発したロボットは「トランスファーマー」と名付けられる。アニメに出てくるような巨大ロボだが、高速で田植えをするなど機能面は充実。両さんは、アニメ化、コミック化、フィギュア化とグッズ展開していく。
主な登場人物
人型の農作業用巨大ロボ開発の話。TAUE（田植え）の際には、人型ロボットが人間のような動きで苗を植えていくという、効率的なのか非効率なのかよくわからない機能を有している。しかし、動きは正確で田植えをわずか9分で完了できる。
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スマート農業の大研究 ICT・ロボット技術でどう変わる？ [ 海津 裕 ]
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この巻のオススメは、「本庁配置係の巻」と「男２人の夏休みの巻」。
「本庁配置係の巻」のマニアックなレア制服の並べ方は、本当にそういうプロがいそうに思えてしまう。
「男２人の夏休みの巻」は両さんのことを「角刈り！」と連呼する中川が見れる回。
中川がブチギレする回に外れ回はない印象。
