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【感想】小説「無限の王」真藤順丈 「野良犬イギー」乙一 「JOJO magazine 2022 SPRING」より

2022年3月19日に発売の「JOJO magazine 2022 SPRING」に掲載された2本の小説「無限の王」と「野良犬イギー」の内容紹介や感想など。

JOJO magazine 2022 SPRING【電子書籍】[ 荒木飛呂彦 ]

 

2作品ともに、「ジョジョの奇妙な冒険」の時系列としては、第2部「戦闘潮流」と第3部「スターダストクルセイダース」の間の話になる。

 

「無限の王」真藤順丈(29ページ)

 

舞台は1973年、中米グアテマラ

「スタンド」という概念をまだ知らない時代のスピードワゴン財団の調査員とリサリサが、波紋でも石仮面でもない謎の能力を追うというストーリー。

第2部終了から30年以上経っているので、この時代のリサリサは80代半ばのはずなんだけど、いまだに波紋能力も身体能力も健在。

「弓と矢」に貫かれたスタンド能力者が敵として登場するが、スタンドのビジョンがあるわけではなく、能力のルールだけがあるので、スタンドというよりかは「HUNTER×HUNTER」の念能力のような印象を受けた。

「スタンド」について知られていない時代の話なので、「スタンド」の概念やルールを提示せずに、能力を描かなければならないのだが、そこまで難解ではない。

 

著者の真藤順丈先生にとっては、ジョジョのスピンオフ小説は初めての試み。

過去には、「GANTZ/EXA」でGANTZのノベライズを書いたこともある。

代表作「宝島」は、直木賞山田風太郎賞を受賞している。

 

 

宝島(上)【電子書籍】[ 真藤順丈 ]

 

宝島(下)【電子書籍】[ 真藤順丈 ]

 

 

「野良犬イギー」乙一(39ページ)

 

第3部「スターダストクルセイダース」の少し前、スタンド使いを世界中から探しているDIOよりも先に、スタンド能力を持つ野良犬イギーを捕獲しようとアヴドゥルがニューヨークに来る。

アヴドゥルの「魔術師の赤」とイギーの「愚者」のスタンドバトルが描かれる。

既存のキャラクターと既存の能力が出てくるので、こちらの方がやや読みやすい。

アヴドゥルとイギーの出会いと戦いが物語の中心となっているが、回想シーンでアヴドゥルとジョセフの出会いについても描かれている。

 

乙一先生は、以前に第4部「ダイヤモンドは砕けない」を舞台にしたスピンオフ「The Book」を上梓している。

The Book jojo's bizarre adventure 4th another day【電子書籍】[ 乙一 ]

 

「野良犬イギー」については、2022年5月19日頃に書籍として発売予定となっているが、今回のジョジョマガジンの掲載作品と同じ内容が掲載されるだけなのかは情報が得られていない。

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