「北斗の拳」の断末魔を、どのキャラがどの話で発したか、また、登場した拳法・秘孔について調べやすいようにインデックスをつけていく。
【怒り天を衝く時!の巻】
荒野を旅するケンシロウとバット。
旅の途中、関東一円を制圧する組織KINGの集団に追われている老人を救い出す。
老人は半年間、探し回って入手した種モミを村に届ける途上で、KINGの配下スペードの一団に襲われていたのだった。
種モミを食べようとせず「今日より明日」と、将来の収穫を語る老人ミスミに、ケンシロウは「久しぶりに人間にあった気がする…」と感想を漏らす。
無事、目的の村に老人を送り届けたケンシロウたちだったが、スペードの一団が村を強襲。
スペードの蛮行に「てめえらに今日を生きる資格はねぇ‼」と、ケンシロウは激怒する。
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〇登場した断末魔
なし
〇名前が登場した拳法
・二指真空把(にししんくうは)
飛んできた矢を人差し指と中指の二指でつかみ、射た相手に投げ返す北斗神拳の技。
この技で、ケンシロウはスペードの放ったボウガンの矢を投げ返し、スペードの右目を射抜いた。
この技があるため、強敵でも遠隔からの狙撃で倒せるのでは? という読者からのツッコミを封じることができた。(銃は希少な世界ので、遠隔攻撃は矢になる)
とはいえ、何十本、何百本の矢と物量で押せば、さすがに二指真空把でも厳しそう。
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ケンシロウのインナーシャツ
アニメのイメージで、ケンシロウは赤いインナーシャツを着用している印象が強いが、マンガの第一話では、胸の七つの傷を強調するためか、インナーシャツは着用しておらず、ケンシロウがインナーシャツを着用するのはこの第二話からである。
(代わりに、なぜか第一話ラストであったはずのバットの荷物が無くなっている)
この第二話では、スペードへの怒りで筋肉を怒張させたケンシロウが、内側からインナシャツを破っている。
ケンシロウがインナーシャツを着用しているか否かは、物語の整合性よりも、作者の演出の都合でどうやら決まっているっぽい。
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物語の舞台は日本なのか?
バットがKINGについて「関東一円を制圧する狂暴な組織集団」と発言しているし、第一話では一万円札の札束が登場していたことから考えるに、どうやら本作の舞台は核戦争後の日本であるらしい。
現在からすると、199X年以降の世界であれば、1986年に発行停止した聖徳太子の一万円札というのは不自然な気がするが、1984年が連載当時であることを考えれば致し方ないところか。
一万円券 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)
しかし、核戦争後の日本人男性は、あんなに筋肉ムキムキなモヒカンばかりなんだろうか?
マッチョからほど遠い体型のブログ管理人は世紀末を生き延びれる気がしない。
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ところでこの第二話で、スペードの乗る車を運転している男の頭にあるマークは、スペードではなくクラブ。
スペードの部下はみんなスペード、クラブの部下はみんなクラブ、というふうにグループ分けしているのではないんだろうか?
単なる描き間違いなのか、この話を描いた時には設定を詰めていなかっただけなのか、それともスペードとクラブのチームの間に人事交流があったのか、真相は不明。