「銀河英雄伝説」の自分用のあらすじの覚書。
黎明篇の第四章。
第四章 第一三艦隊誕生
自由惑星同盟の惑星ハイネセンで、アスターテ会戦戦没者の慰霊祭が行われる。
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ヤンの士官学校の先輩アレックス・キャゼルヌ少将
「同盟軍は敗れた。よって英雄をぜひとも必要とするんだ」
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ヨブ・トリューニヒト国防委員長、登壇して演説。
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トリューニヒト
「市民諸君、私はあえて問う。一五〇万の将兵はなぜ死んだのか?」
ヤン
「首脳部の作戦指揮がまずかったからさ」
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トリューニヒトの演説に熱狂する民衆、ただ、その中でヤンは起立せず。
ヤン
「この国は自由の国です。(中略)私はその自由を行使しているだけです」
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民衆の中からジェシカ・エドワーズが演壇のトリューニヒトに近づく。
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ジェシカ
「アスターテ会戦で戦死した第六艦隊幕僚ジャン・ロベール・ラップの婚約者です。(中略)
委員長、あなたはどこにいます? 死を賛美なさるあなたはどこにいます?」
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ジェシカの問いに答えられないトリューニヒト。
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ジェシカが警備兵に連行されそうになるところを、旧友のヤンが連れ出し、ジェシカを宇宙港に送る。
ヤン・ウェンリーは、二年前に親族のいない戦災孤児を軍人の家庭で養育する“軍人子女福祉戦時特例法(トラバース法)”で、ユリアン・ミンツを引き取り、以降、同居。
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14歳となったユリアン、卒業後は軍人になる意向をヤンに伝えるも、ヤンは反対。
ヤン
「生意気いうな、子供のくせに。子供ってのはな、おとなを喰物にして成長するものだ」
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ヤンとユリアンの食事後、過激な国家主義者の集団、憂国騎士団四四人が慰霊祭で一人起立しなかったヤンを糾弾しにヤン宅を強襲。
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憂国騎士団、ヤン宅に小規模家屋破壊弾を撃ち込み、実力行使に出る。
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ヤン、散水器で憂国騎士団を撃退。
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ヤン宅にキャゼルヌ少将が電話。シトレ本部長命令で統合作戦本部に出頭するよう伝える。
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自由惑星同盟軍統合作戦本部長シドニー・シトレ元帥、ヤンに准将から少将への昇進の内示を伝える。
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シトレ元帥、次いで、アスターテ会戦で敗れた第四・第六艦隊の残存部隊に新規兵力を加え、第一三艦隊が創設予定、ヤンがその初代司令官に任命されることを伝える。
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第一三艦隊の兵力は通常の艦隊の約半分(艦艇六四〇〇、兵員七〇万人)で、最初の任務予定はイゼルローン要塞の攻略。
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イゼルローン要塞は同盟軍が過去六回攻略を試みるも、すべて撃退されている。
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ヤン
「微力をつくします」
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アスターテ会戦では、司令官の負傷で代理の指揮をとっていたヤンが、ついに正式な艦隊司令官に。
しかし、艦隊は通常の半分、さらに最初の任務は過去六回煮え湯を飲まされた難攻不落のイゼルローン要塞攻略。
このムチャぶり任務を、ヤンがどう達成するのか、というところで第五章に続く。
ところで、この第四章でのヤンは、演説を聞きながら、
「首脳部の作戦指揮がまずかったからさ」とつぶやいたり、
ユリアンに
「なぜ、軍人におなりになったんです?」と問われ
「決まってる。ほかに能がなかったからだ」と答えたりと
(シャアは、ギレン・ザビの演説をテレビで観ながら
「坊やだからさ」とつぶやいたり、
「大尉はなぜ、軍人なんです?」と問われ、
「ほかに食べる方法を知らんからさ。だからいまだに嫁さんももらえん」と
答えたりしている)
その割に、全体的にはヤンにシャアっぽい印象はまったくないんだけど。
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次回は、黎明篇の第五章、「イゼルローン攻略」。