「銀河英雄伝説」の自分用のあらすじの覚書。
黎明篇の第三章。
第三章 帝国の残照
銀河帝国の宙域と自由惑星同盟の宙域の間にあるのがフェザーン回廊。
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フェザーン自治領は、宇宙歴682年(帝国歴373年)に初代自治領主レオポルド・ラープの元に成立。
表面上は帝国に従属しながら、帝国・同盟の交易路を支配することで、経済力では帝国・同盟を凌駕する。
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歴代のフェザーン自治領主は、軍事力ではなく経済力と術策で、帝国と同盟の勢力のバランスをとっている。
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現在の第五代フェザーン自治領主“フェザーンの黒狐”アドリアン・ルビンスキー、補佐官ニコラス・ボルテックより、アスターテ会戦の報告を受ける。
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ルビンスキー、ボルテックにヤン・ウェンリーの情報を集めるよう指示。
銀河帝国皇帝の居城、新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)で、ラインハルト・フォン・ローエングラムの帝国元帥杖の授与式が行われることに。
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ラインハルト、アスターテ会戦の功績により、皇帝フリードリヒ四世から帝国元帥(帝国内にはほかに4名しかいない)、帝国宇宙艦隊副司令官(宇宙艦隊の半数の9個艦隊を指揮下における)を20歳にして与えられる。
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授与式が行われている“黒真珠の間”の隣の“紫水晶の間”で、ジークフリード・キルヒアイス大佐、義眼の男・パウル・フォン・オーベルシュタイン大佐に話しかけられる。
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オーベルシュタイン、統帥本部の情報処理課からイゼルローン要塞駐留艦隊の幕僚に。
ラインハルトとキルヒアイス、ラインハルトの姉・アンネローゼに会いに行く。
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皇帝フリードリヒ四世は10年前に皇后を失って以降、皇后をたてておらず、アンネローゼにグリューネワルト伯爵夫人の称号を与え、事実上の妻とし、新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)の一隅に住まわせていた。
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アンネローゼ
「ジーク、お願いします。ラインハルトが断崖から足を踏みはずすことのないよう見まもってやって」
「けっしてアンネローゼさまのお心に背くようなことはいたしません」
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銀河帝国内でも指折りの権力者であり、皇帝の首を虎視眈々と狙っている野心家のラインハルトが、ケーキを用意する姉・アンネローゼに、
「手作りだからあなたがたの口にあうかどうかわからないけど」
と言われ、
「口をあわせますよ」
と答えるのがなんとも20歳の若者っぽい。
というより、ラインハルトがそんな軽口を叩くのが意外。
アンネローゼ、ラインハルト、キルヒアイスの三人が幸せそうなシーンが、後の展開を思うと切ない。
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次回は、黎明篇の第四章、「第一三艦隊誕生」。