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ゴールポストはよじ登るもの! 「がんばれ!キッカーズ」は「キャプテン翼」のパクリマンガではない!検証74

 

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 「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス19巻の中から、具体的に指摘していく。

 

【ストーリー概要】

全日本少年サッカー大会の地区予選で優勝候補の帝和FCと対戦するキッカーズ。

”帝和の黒ヒョウ”の異名をとる俊敏なキーパー高見沢のセービングと、高校生さえも吹き飛ばす大型ストライカー天童のラフプレーに大苦戦。

前半で天童の豪球シュートを何発も喰らったキーパーの金時の体調が回復するまで、ストライカーの翔がキーパーを一時的に務め、10人で後半に挑む作戦に出たキッカーズ。

数的不利のキッカーズだが、全員で懸命の守備で食い下がる。

天童のパワフルな突破を学、守、信介の三人がかりで止めるも、天童はラフプレーで応戦、次に天童を止めようとした太一の脚の上にワザと膝を落とし、太一を負傷させる。

キッカーズのバックス陣をラフプレーで突破した天童は豪球シュートを撃つも、翔のキック力で阻まれる。

引き続き、帝和FCのコーナーキックでキッカーズのピンチが続く。

コーナーから長身の天童に合わせたハイボールのセンタリングが上がるが、キーパーの翔はゴールポストをよじ登り、高いボールをクリアしピンチを脱する。

翔のクリア直後、カウンターで健太が同点のシュートを放つも、惜しくもボールはゴールの枠を外してしまう。

キッカーズのコーナーキックからのリスタートで、帝和FCのゴール前で混戦となるが、そこで抜け出したのは、意外にもキーパーの位置からオーバーラップしてきた翔。

キッカーズのシュートをセーブした直後で、キーパーの高見沢の体勢が整っていないうちにロングシュートをゴールに叩き込むも、FWの健太がオフサイド位置にいたため、シュートはノーゴールの判定を受けてしまうのだった。

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コーナーキックからのハイボールを防ぐためにゴールをよじ登るシーンといえば、「キャプテン翼」で立花兄弟のスカイラブ・ハリケーンを封じるために、南葛中の滝くんと来生くんがゴールバーの上に乗って待機していたシーンを思い起こさせる。

 

しかし、「キャプテン翼」では予想に反し、低空飛行のスカイラブ・ハリケーン低いボールをコーナーキックで出されてしまったため、ゴールバーの上にいた二人はまったく役に立たなかったのに対し、「がんばれ!キッカーズ」の翔くんはちゃんと相手のセンタリングをクリアできているので、そこは違っている。

 

なお、ゴールをよじ登るのは反則な上、ゴールが倒れて危険なため、絶対に登ろうとしてはいけない。

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 このキッカーズvs帝和FC戦では、主人公チームで2本のシュートが審判の判定でノーゴール判定になっている。

キャプテン翼」では、フランスJr.ユース戦で主人公チームのシュートが複数本ノーゴール判定になっているが、こちらは審判の判定でノーゴールになったのは4本なので、本数が違う。

(日向くんのシュートがオフサイド、翼くんのシュートが危険プレーの判定、翼くんのシュートが前半終了の笛の後の判定、日向くんのシュートが延長前半終了の笛の後の判定)

 

また、フランスJr.ユース戦では、主人公チームだけでなく対戦相手のルイ・ナポレオンのシュートも反則があったとしてノーゴールの判定になっていて、主人公チームだけが不利な判定の「がんばれ!キッカーズ」とは違っている。

 

がんばれ!キッカーズ」の方は、天童くんがモロに相手に蹴りや頭突きを入れているのに、なぜか審判はスルー……

 

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ところで、ノーゴールとなったキッカーズの2本のシュートの経緯だけど、

 

1本目:

翔くんのシュートをキーパーの直前でダイビングヘッドした健太くんのプレーがチャージングととられた。

 

2本目:

翔くんがセンターライン付近でボールを奪取し、少しドリブルをしてからロングシュートをしたが、ゴール前に健太くんがいたためオフサイドの判定。

 

キャラの位置関係の俯瞰図がないので、何ともいえないけど、1本目の方がゴール前の健太くんへのパスととられるので、こっちの方がオフサイドっぽい気がするような……

 

ここが似てるぞ!

・相手のコーナーキックからのハイボール対策で、主人公チームがゴールをよじ登る。

・主人公チームのシュートが複数本ノーゴールの判定を受ける。

 

ここが違うぞ!

キャプテン翼:ゴールをよじ登ったがムダに終わる。

キッカーズ:ゴールをよじ登って無事に相手ボールをクリア。

 

キャプテン翼:主人公チームのノーゴール判定は4本。

キッカーズ:主人公チームのノーゴール判定は2本。

 

キャプテン翼:主人公チームだけでなく、相手チームもノーゴール判定を受ける。

キッカーズ:主人公チームはノーゴール判定2回の上、PKを相手に献上することになるが、対戦相手チームのラフプレーは完全スルーされる。

 

次回は、帝和FCとの決着。

 

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