「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス16巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
キッカーズは地区の新人戦サッカー大会に出場。
16チームが出場する大会で、キッカーズは新チームになって初めての勝利をあげると、次も勝利し準決勝まで進出する。
準決勝の相手は、一試合平均5点をたたき出す大会ナンバーワンストライカーの甲斐裕介が率いる城山S・S。
甲斐は、自身で突破する強引さだけでなく、周りを使ったチームプレーも持ち合わせたストライカーで、試合開始早々に1点をあげる。
キッカーズも負けじと翔、健太が得点をあげるも、甲斐はそれ以上に追加点をあげ、結果、2-5のスコアで城山S・Sに敗れる。
大会は、キッカーズを破った城山S・Sが優勝で幕を閉じる。
閉会式では、城山S・Sの表彰に続き、ベストイレブンが発表され、城山S・Sの甲斐らが選出、キッカーズからは翔が選ばれる。
閉会式の後、解散となるが、ベストイレブンの選手だけはグラウンドに残るように言われる。
ベストイレブンの選手の前には、全国大会優勝経験のある大島仙一監督が現れ、選出された11人で新チームを結成し、全国大会優勝を目指すことが告げられるのだった。
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地区の新人戦大会のベストイレブンで、選抜チームを結成、という展開なんだけど、11人だけでチームを作ったら、誰かがケガしたり、退場処分を喰らったりした時点でアウトになるから、11人プラスアルファで選ばないとダメだと思う。
さて、「がんばれ!キッカーズ」では主人公・大地翔くんがベストイレブンに選出されるが、「キャプテン翼」でも主人公・大空翼くんが大会優秀選手に選出される(小学生編)ので、その点は似ている。
しかし、翔くんがベストイレブンに選出されたのは、地区の新人戦という小規模の大会なのに対し、翼くんが優秀選手に選ばれたのは全国大会であり規模が違う。
さらに、「がんばれ!キッカーズ」は11名選出に対し、「キャプテン翼」の大会優秀選手は20名選出されている。
しかも、翼くんは大会優秀選手20名だけでなく、最優秀選手(MVP)、得点王も獲得しているので、そこは違う。
また、「キャプテン翼」の大会優秀選手には、主人公の翼くん以外に、若林くん、岬くんら、主人公のチームメイトが何人か選出されるけど、「がんばれ!キッカーズ」で選出されるのは、主人公の翔くん一人なのも違っている。
ここが似てるぞ!
・主人公は大会の優秀選手に選出される。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:選ばれたのは20名。
キッカーズ:選ばれたのは11名。
キャプテン翼:主人公は優秀選手以外に、最優秀選手(MVP)、得点王も獲得。
キッカーズ:主人公はベストイレブン選出のみ。
キャプテン翼:主人公以外にチームメイトも優秀選手に選出される。
キッカーズ:主人公だけがベストイレブンに選出される。
キャプテン翼:大会優秀選手に選ばれた大会は、全日本少年サッカー大会。
キッカーズ:ベストイレブンに選ばれた大会は、16チーム出場の地区の新人戦サッカー大会。
次回はコミックス17巻の「裏切り者キッカーズ!?の巻」。