「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス11巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
全国少年サッカー大会の地区予選の決勝戦を控えたキッカーズが練習に励んでいると、一台のバスが近くを通りかかる。
バスは、翔が転校前に所属していた日本一のサッカーチーム・清水が丘FCのバスだった。
清水が丘FCは翌日、南陽SCとの交流試合の予定で訪れていたのだ。
翔と久々の再会を喜ぶ志水が丘FCの面々。
思いもよらぬ再会だったが、キッカーズは清水が丘FCと合同練習に混ぜてもらうことに。
合同練習を終えた後、清水が丘FCの芝田監督からキッカーズに試合を提案される。
とはいっても、南陽SCと試合をする正レギュラーではなく、控えの四年生との試合だった。
控えの四年生チームとはいえ、日本一のチームと戦える機会に試合を受けるキッカーズ。
しかし、弱小のキッカーズを侮るコーチの指示で、四年生チームは全力でゴールを奪うよりも、コーナーキックのパターンの実戦練習を試してくる。
対するキッカーズは、日本一の清水が丘FCのネームバリューに萎縮し実力を発揮できず、2点差をつけられてしまう。
練習台に使われてしまったことと、自分たちが萎縮していたことを自覚したキッカーズは、いつも通りのガムシャラなプレーを取り戻し、次第に点差をつめていく。
キッカーズが勝ち越し点を奪ったところで、試合を見ていた清水が丘FCの正キーパー山辺が交代を申し出る。
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格上の日本一のチームと出会うエピソード。
「キャプテン翼」と比較すると、「小学生編」では前年に日本一となったチーム、修哲小は主人公の所属する南葛SCの母体となったチームであり、「中学生編」では、主人公のいる南葛中は三年間公式戦無敗のチームのため、どちらも前年日本一のチームは主人公の所属チームである。
なので、「キャプテン翼」では、前年のチャンピオンチームとして他チームから一目を置かれるのはどちらかといえば、主人公チームの方である。
さて、「がんばれ!キッカーズ」の清水が丘FCの日本一のキーパーとして登場するのが山辺先輩なのだが、山辺先輩のかぶる帽子は「アディダス」である。
「キャプテン翼」で、前年無失点優勝を果たした日本一のキーパー・若林くんの帽子も言わずと知れた「アディダス」なので、そこは似ている。
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ここが似てるぞ!
・日本一のキーパーがかぶる帽子は「アディダス」。(若林源三、山辺)
ここが違うぞ!
キャプテン翼:前年日本一は主人公チーム。
キッカーズ:前年日本一チームに試合でなめられる。
次回も、清水が丘FC戦。