「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス9巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
コンピュータを駆使したエリートチーム弓が浜イレブンとの交流試合。
弓が浜イレブンのコンピュータの導き出したこの試合の最終予想スコアは0-16。
現実の試合の経過も、弓が浜イレブンが得点を重ね、スコアは0-5に。
しかし、コンピュータの裏を読む戦術で、徐々にキッカーズのペースに試合の流れは変わっていく。
一見、ムダともいえるキッカーズの懸命な動きから、コンピュータは予想スコアを0-16から0-12に修正。
前半を終える頃には、実際のスコアも2-5とキッカーズは追い上げを見せる。
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前回も書いた通り、データ偏重する対戦相手は「キャプテン翼」にいない。
しかし、あえて似ている点を探すと、フィールドの外に出そうになったボールが、コーナーフラッグに当たって戻ってくるシーンがどちらの作品にも共通している。
とはいえ、「がんばれ!キッカーズ」では、偶然コーナーフラッグにボールが当たったのに対し、「キャプテン翼」では、アルゼンチンの天才・ファン・ディアスが”コーナーフラッグ命中大作戦”と名付けた故意のプレーなので、シチュエーションは全く違う。
加えて、「キャプテン翼」の”コーナーフラッグ命中大作戦”は、「がんばれ!キッカーズ」連載終了してから約30年後に描かれたシーンなので、さすがにこのシーンを似ているというのは難癖に近い。
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ところで、「がんばれ!キッカーズ」には、アディダス帽をかぶったキーパーが多いが、弓が浜イレブンのキーパー花形くんのキャップは「プーマ」。
(本作品のキーパーでは、「アディダス」帽は通算6人、「プーマ」帽は通算2人目)
ここが似てるぞ!
・コーナーフラッグに当たったボールがフィールドに戻ってくるシーンがある。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:コーナーフラッグには作戦でワザと当てている。
キッカーズ:コーナーフラッグにはたまたま当たる。
次回も弓が浜イレブン戦。