カワズまんが研究所

マンガ読むだけで生きていきたい。

 本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

1980年代のコンピュータは現代より高性能? それともアホ? 「がんばれ!キッカーズ」は「キャプテン翼」のパクリマンガではない!検証34

 

www.kawazumanga.com

 

がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス9巻の中から、具体的に指摘していく。

 

【ストーリー概要】

コンピュータを駆使したエリートチーム弓が浜イレブンとの交流試合。

序盤は、予想に反しキッカーズのペースで進み、拍子抜けするが、それは無名のキッカーズのデータを収集するための”D作戦”だった。

データを集めると、"D作戦"を解除し弓が浜イレブンの逆襲が開始。

流れるようなパスワークからキーパーの逆をつかれ、難なく先制点を決める。

そして、コンピュータの導き出したこの試合の最終予想スコアは0-16。

コンピュータの算出した結果を覆すべく、キッカーズは奮闘するが、0-5に点差を広げられてしまう。

がんばれ!キッカーズ(9)【電子書籍】[ ながいのりあき ]

価格:462円
(2021/2/7 16:42時点)
感想(0件)

前回も書いた通り、データ偏重する対戦相手は「キャプテン翼」にいないため、このエピソードは全然似ていない。

 

しかし、このマンガの連載していた1980年代なのだけど、今見るとコンピュータの描き方がさすがに古い。

 

壁一面に配置された装置には、磁気テープみたいなのがついているし、何よりデータの出力方法が規則的な穴をパンチで開けた紙テープというのが時代を感じさせる。

Computer Punch Card Coffee or Tea Mug

価格:4,094円
(2021/2/7 16:59時点)
感想(0件)

しかし、そんな古臭いコンピュータを使っている弓が浜イレブンは、いったいどうやって、データを入力しているのだろうか?

 

弓が浜イレブンのマネージャー湯川くんが、コンピュータを扱っているようだけど、キッカーズのプレーを見ながら、特にキーボード入力している素振りはない

 

画像から両チームの選手の動きを自動認識して、データとして取り込む技術は、2020年代の現在なら普通にある技術だと思うが、1980年代にあるのはオーバースペックではなかろうか?

 

さらに、2つのチームのデータから勝敗とスコアを予想するという技術も高すぎる気がする。

チェス専用のスーパー・コンピュータ、ディープ・ブルーがチェス王者に勝つのは1997年で、それよりも10年前の人工知能は、そんなに能力が高くなかったように思えるのだけど。

 

そんなハイスペックの弓が浜イレブンのコンピュータだが、いつもと違う戦法を使ったり、キーパーの逆を突く相手に対抗するため、逆サイドに選手を配置するだけで防げたりと、キッカーズにあっさり破られてしまう

 

結局、弓が浜イレブンのコンピュータは、現代よりもハイスペックなのか、実用には向かないかなりアホなスペックなのか、よく分からない。

 

ここが違うぞ!

キャプテン翼:コンピュータは登場しない。

キッカーズ:ナゾのスペックのコンピュータが登場する。

 

次回も弓が浜イレブン戦。

 

www.kawazumanga.com