「がんばれ!キッカーズ」と「キャプテン翼」の似ているところと違うところを、コミックス2巻の中から、具体的に指摘していく。
【ストーリー概要】
デコくんのお父さんに連れられ、人里離れた山奥にある山中小学校に合宿に向かったキッカーズ。
山中小学校の一員でサッカーをしている一平は、都会から来たキッカーズに反発。
一平は、ふもとの町からだいぶ上の山小屋で、おじいさんと二人で暮らしており、まともなサッカーボールも手に入らない暮らしをしていたのだった。
サッカーで仲良くなろうと一平の山小屋を一人訪ねた翔だったが、一平のおじいさんの体調が急変。
山小屋には電話もなく、病院までは13kmの道のり。
一平は病院まで走って助けを呼ぼうとするも、町までは2時間以上かかる見込み。
翔はイチかバチか、一平の手作りボールに助けを求めるメッセージを書くと、電話のある山中小学校まで、ボールを蹴るのだった。
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デコくんのお父さん運転のマイクロバスで、山奥の合宿地に向かうキッカーズ。
車中では、
「♪大地をかけてゴールをめざせ!
ゆけゆけ ぼくらはキッカーズ‼♬」と歌っているけど、
監督もコーチもいなくて、公式戦未勝利なのに、テーマソングはあるのか、キッカーズ。
地元の少年・一平くんに「都会もん」呼ばわりされたキッカーズなんだけど、キッカーズのいる北原という町は都会なんだろうか……?
後のエピソードで、キッカーズは東京の人の多さに驚いていたけど。
さて、倒れた一平くんのおじいさんの助けを呼ぶために、メッセージつきのボールを蹴って仲間に伝えた翔くん。
高いところからメッセージつきのボールを蹴るやり方は、「キャプテン翼」の翼くんが挑戦状を書いて若林くんの屋敷に蹴り込んだシーンを彷彿とさせる。
しかし、「キャプテン翼」のメッセージは挑戦状であり、「がんばれ!キッカーズ」はSOSの救難要請で、内容が違う。
蹴ったのも「キャプテン翼」は普通のサッカーボールにメッセージを書いたものだったけど、「がんばれ!キッカーズ」は松ぼっくりに布を巻き付けた手作りボールで、翔くんが蹴った後に布がほどけていた。
おじいさんの一件(おじいさんは結局無事)から、キッカーズを見直した一平くん。
一平くんの仲間たちとキッカーズで、最後はサッカーを通じて打ち解け合う結末。
打ち解け合った一平くんの仲間から
「つまらんもんだが……、
これ、みやげだ……。」と土産の箱を渡されるのだけど、その中身がとても気になる。
土産の中身
・野イチゴ ← 分かる
・バッタ ← ……まぁ、小学生の男の子だったらうれしいか。
・ヘビ ← ???
キッカーズの中に、無類の爬虫類好きがいるのなら話は別だが、土産の箱の中にヘビが入っていたら、普通は嫌がらせじゃなかろうか?
昔話でも、欲張りじいさんの選んだ大きいツヅラには、ヘビが入っていたと記憶しているけど。
ここが似てるぞ!
・主人公が高いところからメッセージつきボールを蹴り込む。
・主人公のシュートがゴールネットを突き破る。
ここが違うぞ!
キャプテン翼:メッセージは挑戦状
キッカーズ:メッセージは救難要請
キャプテン翼:蹴ったのはサッカーボール
キッカーズ:蹴ったのは手作りボール
キッカーズ:山奥のサッカー少年と仲良くなる。
キッカーズ:裸足で試合をする。
次回はコミックス2巻のブラジルチームとのエピソード。