アジアユース選手権の予選リーグの3戦目。
組織的なアリ地獄ディフェンスで、今大会No.1守備力を誇るサウジアラビアユースとの試合は、岬のブーメランシュート、日向の雷獣シュートが、堅守のサウジアラビアユースを粉砕。
4-1で快勝し、予選リーグを3連勝で最終戦に挑むこととなった。
ポイントの集計。
全日本ユース
| 大空 翼 | 15 |
| 岬 太郎 | 10 |
| 日向 小次郎 | 7 |
| 若林 源三 | 6 |
| 葵 新伍 | 4 |
| 石崎 了 | 2 |
| 佐野 満 | 2 |
| 新田 瞬 | 1 |
| 松山 光 | 0 |
| 三杉 淳 | 0 |
| 次藤 洋 | 0 |
| 早田 誠 | 0 |
サウジアラビアユース
| マーク・オワイラン | 15 |
| バルカン | 3 |
| ディアイエ | -2 |
葵の直角フェイント、岬くんのブーメランシュート、日向くんの雷獣シュートと、新技お披露目の場と化したサウジアラビアユース戦。
守備が自慢のチームが、主人公チームや新規のライバルチームの攻撃力を示す試金石になってしまうのは、スポーツマンガの宿命か。
アルゼンチンから招へいしたホセ・ペレス監督自慢のアリ地獄ディフェンスも、途中から関係なくなっちゃったしなぁ。
 |
うまれたよ！アリジゴク （よみきかせいきものしゃしんえほん） [ 安田守 ] 価格:2,420円 |
ポイントを見ると、日向くんはハットトリックを決めた割には、雷獣シュート3連発以外の活躍以外がなく、あまりポイントは伸びなかった。
1得点ながら、中盤での活躍が目立った岬くんの方が上だった。
我らが石崎くんは、顔面ブロックが2度、届かなかったことがあったが、1発は顔面ブロックに成功、他にも1回ボールクリアし、DF陣の中では上々の活躍ぶり。
ところで、そのDF陣なんだけど、次藤くんは魔神バルカンのマンマークにつく賀茂監督の策が当たったと、作中で言及されてるけど、具体的なプレー描写はなかった。
むしろバルカンは、サウジゴール前で雷獣シュートのブロックに入ったり、終盤は全日本ゴール前でダイビングヘッドに跳びこんだり、と結構フリーに動いていたような気がする。
そして、三杉くん。
松山くんと二人でセンターバックのポジションに入り、後半の守りの要として機能していたと言及されているが、こちらも具体的なプレー描写はなかったので、ポイントはつけなかった。
三杉くん（試合序盤）
「どっちがすぐれたリベロかは この試合で証明してみせるぜ」
三杉くん（試合終了後）
「同じリベロとしてみならう点が多かった相手だ」
でも、具体的なプレー描写は、オワイランの個人技で、むざむざ2回抜かれたシーンしかなかった三杉くん。
どうした？ かつての天才少年！
 |
価格:1,650円 |
更に存在感がなかったのが、早田くん。
カミソリシュートより変化の激しい岬くんのブーメランシュートに感心するシーンくらいしか出番がなかった。
合宿を離脱してまで、磨きをかけたカミソリプレーはどこへやら……
 |
木製 ブーメラン スペース アート How to 本付き ■ アウトドア スポーツ 宇宙 おもちゃ トイ 価格:10,200円 |
次回は、予選リーグ最終戦。
全勝対決の中国ユース戦。
