【キャプテン翼】石崎くんはサッカー日本代表にふさわしい実力か?検証60 南葛中vsふらの中3 - カワズまんが研究所
【「涙のエアポート」ストーリー概要】
ふらの中学サッカー部のマネージャー藤沢美子は、父の仕事の関係でアメリカに行くことになっていた。
周囲にはアメリカに行くのは、2学期になってからと説明していたが、本当は両親から1日でも早く渡米するように言われており、ふらの中学サッカー部が勝ち続けている間は、日本でマネージャーを続ける約束としていた。
南葛中学との激闘の末、惜しくもふらの中は敗れ、美子はすぐに空港に向かう。
松山は、美子が部員に作ったハチマキのうち、松山用に作ったハチマキだけには、目立たない白い糸で「I LOVE YOU YOSHIKO」と縫い付けてあることから、美子の気持ちに気づき、急ぎ追いかけるが、美子はタクシーで大宮サッカー場を去った後であった。
支度を整え、空港に到着した美子。
そこには、タクシーを飛ばし、先についていた松山の姿が。
美子はアメリカに旅立つが、出発までの束の間、二人は互いの想いを確かめ合うのだった。
さて、このストーリーにいくつかツッコミたい。
昔、この話を読んだときには、サッカー場から空港まで、車で2、30分くらいの距離と勝手にイメージして読んでいた。
しかし、よく読んでみれば、サッカー場は、埼玉県の大宮サッカー場(さいたま市大宮公園サッカー場、NACK5スタジアム大宮)、空港は千葉県の成田空港である。
Google MAP調べだと、約100kmの距離。
タクシー料金をタクシーサイトで調べてみると、
高速道路を利用しないと、概算料金36,200円、所要時間約170分。
高速道路を利用した場合、概算料金38,700円、所要時間約80分。
(2020年6月時点)
連載していた1984年当時とは、道路事情もタクシーの料金体系も異なるだろうが、それにしたって、遠距離で高額なタクシー代がかかることは間違いない。
松山は、試合直後のユニフォーム姿のまま、取るものも取り敢えず、タクシーを飛ばした様子からすると、財布は持ってなかっただろうし、持ってたとしても中学生が3万円以上の現金を所持していたとは考え難い。
結局、美子に借金してタクシーで大宮の宿舎に帰るのだが、問題は行きのタクシー代をどうしたのだろうか?
考えられるのが、行きのタクシーにそのまま待ってもらい、美子と合流、金を借り同じタクシーで大宮に戻ったというのが、自然である。
タクシーの運転手さんは、一体中学生のワガママで何時間待たされたんだろう……?
金もなく、美子と合流できなければ、借金できるアテもないのに、感情のままにタクシーで100kmを飛ばす。
美子は一旦ホテルに戻って支度を整えてから空港に向かったので、松山が追い越す形になってしまい、松山が空港で先に美子を待つことになった。
しかし、美子のフライトは何時間後か不明な上、下手をすれば翌日のフライトだったかもしれない。
それでも、自分は空港でひたすら待つし、タクシーの運転手も待たせてしまう。
北海道民の松山は、羽田空港の国内線は何度か利用しているだろうが、成田空港の国際線は来たことがないと思われる。
初めて訪れた空港で、美子を見つけられない可能性は大いにあった。
それでも、ひたすら待つし、タクシーの運転手も何時間でも待たす。
ブログ管理人が美子の親だったら、こんな計画性もなく感情で動き、タクシー運転手に無理強いする男が娘の彼氏だったらイヤだと思いそうだけどなぁ……
ちなみに、2018年版のアニメではタクシーでなく、サッカー協会の片桐さんに送ってもらっている。
あと、ふらの中のもう一人のメガネをかけたマネージャーは、美子からは「町子」と呼ばれ、松山からは「町田」と呼ばれ、フルネームが「町田 町子」になっているんだけど、ネーミングが適当すぎやしないですかね、高橋先生。
次回は本筋の企画に戻して、決勝戦。
南葛中学vs東邦学園。
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