カワズまんが研究所

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【キャプテン翼】まるで恋人同士の愛の軌跡! キャプ翼は翼とロベルト本郷のラブストーリーだ!

 

 

キャプテン翼の小学生編で疑問がある。

 

主人公・翼の家庭は両親と翼の三人家族。

しかし、父は外国船の船長で、家を長期間不在にしているので、実質母子家庭の状態である。

 

そこに翼の父に自殺しようとしたところを助けられた元・ブラジル代表の日系ブラジル人ロベルト本郷が翼の家庭に居候し、翼のサッカーのコーチになるのである。

 

子どものころに読んだときは、特に疑問に思わなかったが、夫の不在の家庭にブラジル人の男を住まわせるのは、色々問題があるのではなかろうか?

 

「この間、引っ越してきた大空さんところの奥さん、旦那さんが居ないのを良いことにブラジル人の男を引きずり込んでいるいるのよ! いやらしい!」

「大空さんのところのブラジル人、まるで夫婦気取りで翼くんのサッカー大会に二人で見に行っていたそうよ!」

とか、近所の口さがない奥サマ方に噂されてしまうのではないだろうか?

 

世間の目はともかくとしても、翼のママは、小学生編の数年後に大地を生んでいるわけなので、まだ若い。

うら若い人妻が、何か月も夫と離れ離れ。子どもはサッカーに夢中で、相手にしてくれない。

そんな中、心に傷を負った元・ブラジル代表のスポーツマンがひとつ屋根の下にいるのである。

しかも、翼ママは特に働いている様子はない。
ロベルトも翼たちのサッカーのコーチをしているが、学校の授業中の間はヒマなはず。

授業中の時間はおそらく、翼ママとロベルトは二人きりと推測される。

安っぽい官能小説なら、確実に何か間違いが起こってしまうシチュエーションだ。

 

だが、おそらく二人の間に間違いは起きなかったとブログ管理人は思う。

というのも、ロベルトは女性に関心がない可能性があるからだ。

 

キャプテン翼は、翼が小学生時代から始まり、現在は大人のプロサッカー選手となっている。

翼は小学生時代の同級生・早苗と結婚するが、ロベルトには浮いた噂の一つもない。

 

良い年して独身というだけでなく、ロベルトは自身が所属していたFCサンパウロジョアン監督に以下の内容の手紙を送っている。

 

「恋人を……

 母国・日本で恋人をみつけたんです。

 その恋人の名は大空 翼――

 おれの目には もうあいつしかみえない」

 

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ブログ管理人が子どものころのこのシーンを読んだときには、翼の才能に惚れ込んでいるとしか思えなかったが、大人になって読み返すとそれ以上の意味を感じてしまう。

 

しかし、男同士で愛し合うのは、今の時代には問題がないけど、大人が小学生に手を出すのはアウトだ、ロベルト。

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さて、翼に惚れたロベルトは、次に翼の両親に、

「翼をブラジルにつれていかせてください‼」と直訴する。

 

もはや、「お嬢さんを僕にください」と恋人の両親に結婚の了承を得るのと同じである。

 

両親とロベルトがこの話をしているところに出くわした翼は、

「ロベルト。おれ ブラジルにいくよ!」と応じる。

プロポーズが成立したようなものだ。

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翼とロベルトはお互いの気持ちを確認し合い、翼の両親からの承諾も得られた。

しかし、ロベルトは「ホントによかったんだろうか」と苦悩する。

苦悩の理由の一つ目は、大空家から翼を引き離すと翼ママが一人になってしまい家族を壊してしまうこと、もう一つは、途中でサッカーを諦めた自分は翼にふさわしくないのではないか、というもの。

これを「マリッジ・ブルー」と呼ばずにいられるだろうか。

 

結局、ロベルトは翼に手紙とサッカーのことを記したノートを残し、翼に黙ってブラジルに帰ってしまう。

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まるで恋愛ドラマのような展開。

こうして、相思相愛の翼とロベルトは別れてしまうのだ。

 

別れた後も翼はロベルトが残したノートに従って練習を続け、ポジションのFWからMFに転向する。

翼は一途にロベルトを思い続けるのである。

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そして、別れてから4年が経過し、翼はフランス国際Jr.ユース大会に出場する。

 

翼は対戦相手のアルゼンチンのディアスから、ロベルトが大会の会場近くまで来ていることを聞かされ動揺する。

ロベルトの方も、サッカー協会の片桐から翼がロベルトのノートの努力を続けていることを聞かされ、翼をブラジルに連れて行ってやって欲しいと頼まれる。

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そして、フランス国際Jr.ユース大会の決勝、西ドイツ戦。

ロベルトは片桐を通じ、翼にアドバイスをし、翼はそのアドバイスを受け、見事に優勝を果たす。

試合後、互いの気持ちを確かめ合うロベルトと翼。

二人はひしと抱き合い、フランス国際Jr.ユース大会は幕を閉じるのだ。

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紆余曲折を経て、二人が結ばれるラスト。

もう完全にラブストーリーと言わざるを得ない。

 

ここで無印「キャプテン翼」は終了となるのだが、続編でも二人のその後は描かれている。

 

まず、翼の中学卒業後、翼とロベルトはブラジルに渡り、ロベルトの古巣のサンパウロに向かう。

翼はFCサンパウロに入団。コーチのロベルトと同居生活を始める。

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しかし、二人の蜜月の日々は長くは続かない。

ブラジルで三年に渡り同居を続ける二人であったが、ワールドユースに向け、翼は全日本ユースに、ロベルトはFCサンパウロのコーチを退任し、ブラジルユースの監督に就任

二人は敵同士となる。

 

そして、ワールドユース決勝。

ロベルトは、特定のゲームメイカーを置かず、背番号10を使わない(後にナトゥレーザつけるが)という、元カレ・翼に未練タラタラのブラジルユース・チームを作り上げる。

翼はブラジルユースと死闘の末、勝利する。

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ロベルトと翼の戦いは終わるのだが、翼はロベルトと元サヤに戻ることはなく、早苗と結婚してしまう。

 

以降は、翼はサンパウロからバルセロナに移籍。

早苗と二人でスペインに渡るのであった。

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翼とロベルトのラブストーリーとして見ると、ワールドユース編以降はその要素が薄い。

 

なので、結論としては

キャプテン翼大空翼ロベルト本郷のラブストーリーである(ただし、無印まで)」